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耐熱鋼の亜臨界水・超臨界水酸化挙動

MDR Open Deposited

9Crフェライト耐熱鋼と18Cr-8Niオーステナイト(SUS304)鋼,耐酸化性と高温強度向上を図って開発された15Crフェライト鋼を,650℃の水蒸気(圧力0.5MPa),亜臨界水(同10.2MPa),超臨界水(同22.7MPa)に種々の時間曝し,酸化に伴う重量変化から各材料のそれぞれの圧力における酸化速度定数を算出した。圧力の上昇に伴い,9Cr鋼とSUS304鋼の酸化速度定数は小さくなり,15Cr鋼はいずれの圧力も低い値のままであった。これより,耐熱鋼の常圧水蒸気における酸化挙動に基づいてボイラ・圧力容器を設計すれば,同じ温度でより高圧の水蒸気を使用して安全に操業できることが示唆された。

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  • 01/12/2023
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