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10eV - 30 keVにおける固体中の電子阻止能の計算

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固体中における電子の阻止能(SP)は,非弾性散乱を記述する基本的なパラメータの一つであり,表面電子分光法において電子輸送をシミュレートする場合に不可欠な物理量である.また,放射線計量における基本的物理量でもある。SPの値は10keV以上ではいわゆる相対論的Betheの式が一般に用いられている。しかし,10keV以下が表面電子分光では重要である。そこで,講演者らはPennの単極近似(SPA) を用いて,元素固体のSPを計算してきた。今回は 低エネルギー領域へ拡張するためにLindhardの複素誘電関数と実測したELFを用いるFull Penn Algorithmを用いて41元素固体について10 eV - 30 keVの範囲で計算した。同時に,相対論補正もおこなった。

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