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有機アンチ・アンバイポーラトランジスタを用いた多機能論理回路

MDR Open Deposited

 有機集積回路は、電子タグやヘルスケアーセンサーと組み合わせてリアルタイムの信号を処理するA/Dコンバーターとしての応用が期待されている。しかしながら、単体トランジスタのサイズは未だサブmm程度で集積密度は依然として低い。そのため、素子の微細化だけに依存しない有機集積回路の高性能化が求められている。
 我々は、有機アンチ・アンバイポーラトランジスタが示す特異な伝導特性を利用して様々な論理回路へ応用してきた。3値・4値インバータに代表される多値論理回路、有機不揮発性メモリと3値ロジック回路を融合した多値ロジックインメモリ、さらにはデュアルゲート型AATを用いた再構成可能な2入力論理回路など革新的な論理演算素子を実証してきた。本稿では、上記演算素子の現状と今後の課題について解説する。

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  • 26/01/2024
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  • © 2024 材料表面研究会
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