御手洗 容子
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井上 恭史
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黒田 知暉
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松永 紗英
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戸田 佳明
(National Institute for Materials Science)
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松永 哲也
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伊藤 勉
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小笹 良輔
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石本 卓也
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中野 貴由
説明:
(abstract)600℃以上の耐酸化性を向上させため、near-α合金にNbとZrを添加して開発したTi-6Al-4Nb-4Zr (wt%) 合金を、レーザービームを用いた粉末床溶融結合法(PBF-LB)で造形した。熱処理によるPBF-LB試料の組織変化を、β+α相での熱処理時間、冷却速度、β相での熱処理について調べた。等軸α相は溶融池境界に沿って熱処理中に形成された。高い体積分率のα相やβ相中の高いNb含有率は、急冷(空冷)に比べて徐冷(炉冷)で得られた。熱処理によりβ相領域では、溶融池境界に大きさが100μmのβ/αラメラ構造が形成され、境界に沿って等軸α相は形成されなかった。600℃、137MPaでのクリープ寿命は、空冷試料と炉冷試料で同程度であったが、炉冷試料の方がわずかに遅い変形が得られた。β相領域で熱処理した試料のクリープ寿命は、等軸α相が存在しないために劇的に延長した。クリープ変形の主な変形機構は粒界すべりであった。小さな等軸α相は粒界すべりを加速した。
権利情報:
キーワード: 選択的レーザー溶融, 耐熱チタン合金, 熱処理, クリープ, 変形機構
刊行年月日: 2024-09-01
出版者: Japan Institute of Metals
掲載誌:
研究助成金:
原稿種別: 出版者版 (Version of record)
MDR DOI:
公開URL: https://doi.org/10.2320/jinstmet.ja202406
関連資料:
その他の識別子:
連絡先:
更新時刻: 2024-09-09 16:30:34 +0900
MDRでの公開時刻: 2024-09-09 16:30:34 +0900
ファイル名 | サイズ | |||
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ファイル名 |
2024御手洗-金属学会誌.pdf
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