Article 放電プラズマ焼結と粒径が小さな窒化物セラミックス作製への適用

西村 聡之 (構造材料研究センター/運営室, 物質・材料研究機構) ; 森田 孝治 SAMURAI ORCID (電子・光機能材料研究センター/光学材料分野/多結晶光学材料グループ, 物質・材料研究機構)

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Citation
西村 聡之, 森田 孝治. 放電プラズマ焼結と粒径が小さな窒化物セラミックス作製への適用. 耐火物. , 76 (12), 613-619. https://doi.org/10.48505/nims.5072
SAMURAI

Description:

(abstract)

放電プラズマ焼結について概説し、その急速加熱の窒化物ナノセラミックスの焼結に活用について、窒化ケイ素と窒化アルミニウムを例に解説した。この材料はいずれも液相焼結により高密度化させるため、気孔が残留せずに高密度化を達成するためには、液相生成を考慮した加熱が必要であることを窒化ケイ素の場合について示した。また、窒化アルミニウムに関しては、窒化アルミニウム粒子中の不純物酸素は熱伝導低下の一因であり、液相焼結で粒界に結晶相を結晶化させると材料の熱伝導率が向上することが知られている。これは粒界の結晶相が不純物酸素を吸収するからと考えられており、放電プラズマ焼結で焼結時間が5分であってもこのメカニズムで熱伝導率が向上することが報告されていることを指摘した。

Rights:

Keyword: spark plasma sinteirng, fine-grained ceramics, rapid heating

Date published: [2024年12月]

Publisher: 耐火物技術協会

Journal:

  • 耐火物 (ISSN: 00398993) vol. 76 issue. 12 p. 613-619

Funding:

Manuscript type: Author's version (Accepted manuscript)

MDR DOI: https://doi.org/10.48505/nims.5072

First published URL: https://tarj.org/blogs/blog_entries/view/28/a773c08656819fef454c6cdec5ddb576?page_id=41&lang=en

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Updated at: 2024-12-05 08:30:39 +0900

Published on MDR: 2024-12-05 08:30:39 +0900

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