論文 セラミックス製の原子炉を目指した防食被覆技術の開発

近藤 創介 (東北大学金属材料研究所) ; 且井 宏和 (産業技術総合研究所) ; 下田 一哉 SAMURAI ORCID (構造材料研究センター/材料創製分野/セラミックス基複合材料グループ, 物質・材料研究機構ROR)

コレクション

引用
近藤 創介, 且井 宏和, 下田 一哉. セラミックス製の原子炉を目指した防食被覆技術の開発. Journal of The Surface Finishing Society of Japan. 2023, 74 (12), 666-672. https://doi.org/10.4139/sfj.74.666
SAMURAI

代替タイトル: Development of Corrosion-Resistant Coating Technology for Ceramic-Based Nuclear Reactors

説明:

(abstract)

2011 年の福島第一原子力発電所事故では,全交流電源喪失および最終ヒートシンクの喪失が致命的となり,ジルコニウム合金製被覆管と水との酸化発熱反応が,さらなる燃料温度の急上昇を誘引し,炉心損傷を引き起こしたと考えられている。廃炉作業は現在も続いており,それらがうまく進んだとしても広範囲に拡散した放射性物質が社会に与えた影響の深刻さは言うまでもない。このことから,事故時にも炉心溶融を免れるような耐熱セラミックス材料で軽水炉の炉心構造体を構成することや,より抜本的に安全対策がなされた先進原子炉に適用可能なセラミックス材料の開発が待たれる。近年,炭化ケイ素(SiC)複合材(SiC/SiC)は,高温で強度が低下しないことや水蒸気と反応しにくいこと等から事故耐性燃料構造体をはじめとした炉心周りの構造材料として注目され,長期的に照射による材料特性変化が調査されている。その中で防食技術は必須と考えられており,本稿では材料がおかれる環境についてはじめに概説し,始まったばかりではあるが現在我々が取り組んでいる被覆技術の開発状況について紹介させていただこうと思う。

権利情報:

キーワード: SiC/SiC, CVD, NUclear Materials, Ceramics, Corrosion

刊行年月日: 2023-12-01

出版者: 表面技術協会

掲載誌:

  • Journal of The Surface Finishing Society of Japan (ISSN: 09151869) vol. 74 issue. 12 p. 666-672

研究助成金:

  • 文部科学省原子力システム研究開発事業 JPMXD0220354314
  • 文部科学省原子力システム研究開発事業 JPMXD0222682488

原稿種別: 出版者版 (Version of record)

MDR DOI:

公開URL: https://doi.org/10.4139/sfj.74.666

関連資料:

その他の識別子:

連絡先:

更新時刻: 2024-12-01 16:30:23 +0900

MDRでの公開時刻: 2024-12-01 16:30:24 +0900

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サイズ 6.1MB 詳細