寺田 典樹
(磁性・スピントロニクス材料研究センター/グリーン磁性材料グループ, 物質・材料研究機構)
説明:
(abstract)本研究では,レアアースを使わない蓄冷材の開発を目指し,遷移金属磁性体をターゲットとした.遷移金属化合物では一般的に交換相互作用が数100 Kと大きいため,蓄冷材応用として必要な極低温度での大きな比熱が期待できない.一方,正三角格子上で反強磁性相互作用を受けるスピンがどの向きにも定まらないフラストレーションにより,交換相互作用が数100 K程度であっても,磁気相転移温度を10 K付近まで大幅に低下するという効果を利用した.モデル材料CuFeO₂は,この効果で相転移温度が約10 Kとなり, Feサイトの2 %をAlで置換したCuFe0.98Al0.02O₂(CFAO)では極低温での比熱が一層増大した.実際にGM冷凍機にCFAOを充填して評価したところ,3.5 K以下までの冷却に成功した.
権利情報:
刊行年月日: [2026年5月]
出版者: 公益社団法人 日本セラミックス協会
掲載誌:
研究助成金:
原稿種別: 著者最終稿 (Accepted manuscript)
MDR DOI: https://doi.org/10.48505/nims.6294
公開URL: https://member.ceramic.or.jp/journal/current.html
関連資料:
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連絡先:
更新時刻: 2026-05-14 10:11:33 +0900
MDRでの公開時刻: 2026-05-14 14:26:37 +0900
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