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[情報技術協会_draft_伊藤_R.1.doc](https://mdr.nims.go.jp/filesets/f470cb1d-08d0-4646-80f5-8c4ed44bf64e/download)

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[伊藤 椎真](https://orcid.org/0000-0002-3233-617X), [西口 昭広](https://orcid.org/0000-0002-3160-6385), [田口 哲志](https://orcid.org/0000-0003-2541-2530)

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[穿孔閉鎖能と癒着防止能を有する創傷被覆粒子の開発](https://mdr.nims.go.jp/datasets/29d48085-7ab0-48ad-a046-81c0c567bf4c)

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第２章　ああああああああ第●章 第●節「穿孔閉鎖能と癒着防止能を有する創傷被覆粒子の開発」伊藤椎真1,2・西口昭広1・田口哲志1,21国立研究開発法人物質・材料研究機構　高分子・バイオ材料研究センター2筑波大学大学院　理工情報生命学術院　数理物質系はじめに創傷被覆材は、生体組織表面の創部（切り傷、擦り傷、熱傷など）を覆う材料のことであり、創部を物理的なバリアで覆うことにより、外部からの物理的な刺激やウイルス・細菌による感染リスクから保護する役割を担っている。外科手術後には、創部の止血、保護、癒着防止を目的とした創傷被覆材が用いられている。また、消化器内視鏡による処置においても材料を被覆することで消化液や体液による刺激から創部を保護することができる。一方、生体内の臓器（心臓・肺・肝臓・消化管など）表面および管腔内は湿潤環境にある。特に、消化管内には水分を多く含んだ内容物が対流し、消化管内粘膜表面は高度に湿潤した状態にある。そのため、皮膚に適用する創傷被覆材は使用できず、湿潤環境における生体組織への接着性や水中での安定性を被覆材に付与する必要がある。また、生体内に適用後の創傷被覆材は創傷の治癒に伴って分解・吸収されることが望ましい。さらに、消化管内のような空間的に制限された環境において材料を創部まで効率良く送達する特性も求められる。本稿では、消化器内視鏡による処置後における創部の閉鎖および消化器外科手術後における創部の被覆と癒着防止に貢献する疎水化タラゼラチン粒子についてこれまで得られている成果を紹介する。１．疎水化タラゼラチン粒子の消化管内穿孔閉鎖材としての応用1.1  内視鏡的粘膜下層剥離術(Endoscopic submucosal dissection: ESD)の特徴と課題ESDは、消化管内に形成した早期がんを開腹することなく除去できる低侵襲療法である。従来法の内視鏡的粘膜剥離術（EMR）は、内視鏡に付属しているスネア（環状の電熱線）を用いてがん組織を粘膜層ごと焼き切る方法であるため、2 cm以上の腫瘍の一括摘出は困難であった。一方、内視鏡に付属しているITナイフ（電気メス）によってがん組織を粘膜・粘膜下層ごと切除する方法であるESDが考案されたことにより、組織の切除範囲に制限がなくなり、EMRと比較して広範囲にわたる腫瘍の摘出が可能となった。このような利点から、内視鏡的処置においてESDを適用する割合は食道で86%、胃では92%と非常に高くなっている。一方、ESDによって広範な組織の摘出ができるようになった反面、手術中・術後においては出血や穿孔（消化管にできる穴）、狭窄などの合併症が報告されている。中でもESD後の消化管穿孔は激しい痛みを伴うことに加え、消化管の内容物が腹腔内に漏出し、腹膜炎などの命に係わる2次的な疾患を引き起こす恐れがあるため危険性が高い。特に十二指腸や大腸など薄い組織におけるESDでは、術中・術後穿孔発生率が食道や胃と比較して高いことが報告されている（表1）。＜表１挿入箇所ESDの処置中に穿孔が発生した場合には、「エンドクリップ」と呼ばれる金属製のクリップを用いて穿孔を閉鎖する方法が用いられている。この方法は簡便であり、穿孔部を強固に閉鎖可能であるという利点がある。しかしながら、硬い金属製の材料で閉鎖するため、周辺の軟組織を傷つけてしまい、2次的な出血や穿孔を誘発するという課題がある。さらにエンドクリップは非吸収性であるため、再処置による抜去が必要となる。一方、処置後数日中に発症する穿孔（遅発性穿孔）を未然に予防するために、吸収性の創傷被覆材を用いる方法が報告されている。例えば、ポリグリコール酸シートを血清成分であるトロンビンとフィブリノーゲンを主成分とするフィブリン糊とともに貼付することでESD後の遅発性穿孔の発症を抑制することができる。しかしながら、フィブリン系接着剤は生体分子と積極的に相互作用するような分子構造を持つような設計がされていないため、消化管内のような湿潤軟組織に対しての接着性が低く、適用した部位から剥離してしまうことが課題となっている。また、2成分を混合することにより硬化するフィブリン糊は、創傷部への送達が困難であるという課題もある。このように、消化管内に穿孔が発生した際に簡便に患部まで送達可能であり、消化管内の湿潤環境内でも安定して組織に接着し、最終的には創傷治癒後に分解される材料が臨床現場において必要とされている。1.2  タラゼラチンを用いた組織接着性粒子の設計以上のような背景から、ESD術後に消化管内において発生した穿孔に対して、消化器内視鏡を用いて噴霧可能であり、水和のみで穿孔を閉鎖可能な組織接着性粒子を設計した。基盤となる材料としてスケソウダラ由来ゼラチン（Alaska pollock gelatin; ApGltn）を採用した。ゼラチンは、皮膚などの生体組織を構成する細胞外マトリックス（ECM）中に含まれるコラーゲンが変性することによって得られる生体親和性に優れた高分子である。一般に生体材料として用いられるブタ由来ゼラチンは、分子内・分子間水素結合の形成に起因するイミノ酸（プロリン・ヒドロキシプロリン）の含有量が多く（223残基/1000アミノ酸残基）、水素結合が多く形成されるため、乾燥状態の材料が水和速度が遅く、適用が困難であるという課題があった。そこで、本研究ではブタ由来のゼラチンと比較してイミノ酸量が低く（150残基/1000アミノ酸残基）[1]、常温での水和特性に優れたApGltnを用いた。このApGltnを用いることにより、創部に適用後、速やかに水和して創傷を被覆する材料の設計が可能であると考えた（表2）。＜図1挿入箇所一方、生体組織は細胞と細胞外基質（ECM）によって構成されている。ECMにはコラーゲン、エラスチン、フィブロネクチンと呼ばれる水溶性の低い部位（疎水性部位）を有するタンパク質が多く含まれており、この疎水性分子群との相互作用を利用することで、湿潤環境における組織接着性および水中安定性を得ることができると考えられる。そこで、水溶性の高いApGltnに疎水基のデシル基（炭素数10個のアルキル基）を化学修飾した疎水化タラゼラチン（C10-ApGltn）を合成した[2]（図2a）。さらに、消化器内視鏡を用いて材料を創部まで送達するため、合成したC10-ApGltnの水溶液中に貧溶媒のエタノールを添加することで生じるコアセルベーション現象を利用して、マイクロ粒子（C10-MPs）を調製した ADDIN EN.CITE [3-6]。調製したC10-MPsは真球に近い形状および2-3 µmの平均粒子径を示した。また、消化器内視鏡用の噴霧デバイスを用いた実験では、C10-MPsがデバイスから安定に噴霧可能であることが明らかとなった（図2b）。＜図2挿入箇所1.3  C10MPsコロイドゲルの穿孔閉鎖能評価調製したC10-MPsの穿孔閉鎖能を評価するために、ASTM規格に準拠した耐圧試験により評価を行った。穿孔発生率の高いブタ十二指腸に1 mmの穴（穿孔）を開け、その穴を塞ぐようにC10-MPsを噴霧した後、生理食塩水によって水和させた。同量のブタ由来ゼラチン粒子を用いた場合には、水和に60分以上かかるのに対し、C10-MPsは30分以内に水和・膨潤が完了し、穿孔を形成した組織表面にC10-MPsが凝集して一層となったコロイドゲル層を形成した。このコロイドゲルの形成は、水環境による疎水性官能基の自己組織化によるものであり、粒子が水和して一層となることにより迅速に穿孔閉鎖が可能となることが期待できる。そこで、穿孔部にC10-MPsを適用後の耐圧強度測定を行った。図3aは、ブタ十二指腸組織に形成した穿孔に対するC10-MPsコロイドゲルの耐圧強度測定方法を示している。C10-MPsコロイドゲルを形成させたブタ十二指腸組織を耐圧試験装置に固定し、シリンジポンプを用いて空気を装置下部から流し続けることで、耐圧強度を測定した。C10-MPsの耐圧強度は、未修飾のApGltnを用いて調製した粒子（Org-MPs）と比較して2.5倍の51 mmHgとなり、高い穿孔閉鎖能を有することが明らかとなった。十二指腸における平均内圧は3.5-4.5 mmHg [7]であることから、C10-MPsコロイドゲルは十二指腸穿孔を十分に被覆可能であることが明らかとなった。(図3b)さらに、ApGltnに修飾する疎水基の炭素鎖長・導入率を変化させることで粒子表面の疎水性を分子レベルで制御し、穿孔閉鎖能の最適化を行った。図3cのように、耐圧強度の炭素数依存性については、炭素数が10個のデシル基を修飾したC10-MPsが最大値を示した。炭素鎖長が短いC6やC8は粒子表面の疎水性が低くなるため粒子同士の相互作用が低下し、耐圧強度が低下したと考えられた。一方、炭素数が最大のC12については、C10と比較して大幅に耐圧強度が低下した。C12はC10と比較して疎水性が高いため、C10と同様の水和時間では十分に水和が完了せず、均一なコロイドゲルを形成できなかったことに起因すると考えられる。従って、高い耐圧強度を得るためには、高い疎水性を付与し粒子間疎水性相互作用を増強させるだけでなく、粒子がいち早く水分を吸収して均質なコロイドゲルを形成することが重要なパラメータであることが示唆された。一方、耐圧強度が最大であったデシル基(C10)の導入率をApGltnのアミノ基に対して9～47 mol%に制御に制御して疎水性の更なる最適化を行った。図3dに示すように、耐圧強度は導入率依存的に増加し、導入率が47 mol%の条件で最大値となった。これらの結果から、炭素数10のアルキル基で、かつApGltnへの導入率47 mol％の条件が高い穿孔閉鎖能を示すことが明らかとなった。一方、消化器内視鏡による処置では、1 mmを超える穿孔が形成される場合もある。そこで、穿孔径と粒子噴霧量が耐圧強度に与える影響を評価した。図3eのように、粒子被覆密度が高い条件（96 mg/cm2, 127 mg/cm2）では、厚いコロイドゲル層を形成し、耐圧強度の向上が観察された。一方、穿孔径が大きくなると、耐圧強度が低下する傾向が認められたが、1～3 mmの穿孔径に対しては64 mg/cm2以上の粒子を適用することで十二指腸内圧（3.5～4.5 mmHg）に対して十分な閉鎖が可能であることが明らかとなった。＜図3挿入箇所1.4  C10MPsコロイドゲルの水中安定性測定C10-MPsを十二指腸などの消化管穿孔閉鎖に適用する際には、形成されるコロイドゲル層は消化液の曝露に加え、せん断応力、蠕動運動（組織が伸縮する運動）の影響を受けるため、コロイドゲルには水中での被覆安定性が求められる。そこで、十二指腸組織上に形成したOrg-MPsおよびC10-MPsコロイドゲルを37℃の生理食塩水に浸漬し、水中安定性を評価した。図4上段には、コロイドゲル形成直後のOrgとC10-MPsと十二指腸組織のヘマトキシリンエオジン染色の結果を示している。どちらの粒子を用いた場合にもコロイドゲルの形成が認められ、違いは認められなかった。一方、図4下段のように、生理食塩水中に2日間浸漬するとOrg-MPsコロイドゲルは組織からほぼ完全に剥離したのに対し、C10-MPsコロイドゲルは組織上に残存し、被覆層が維持されていた。以上の結果より、C10-MPsコロイドゲル層は疎水性相互作用によって高い水中安定性を獲得し、消化管内の創傷部を少なくとも2日間以上にわたって被覆が維持されることが明らかとなった。＜図4挿入箇所1.5  C10MPsコロイドゲルの穿孔閉鎖メカニズムC10-MPsの消化管組織に対する穿孔閉鎖・接着メカニズムを明らかにするため、粒子を水和した後に形成するコロイドゲルの弾性率を評価した。図5に示すようにC10-MPsコロイドゲルの弾性率はOrg-MPsによるコロイドゲルと比較して58倍上昇していることが明らかとなった。また、水中におけるOrg-MPsおよびC10-MPsを顕微鏡で観察した。Org-MPsは水和後30分においてOrg-MPsは粒子が単独で分離しているのに対し、C10-MPsは粒子同士が凝集している様子が認められた。これは、C10-MPs表面のデシル基が粒子間で生じる疎水性相互作用によって物理架橋を形成し、粒子が凝集したことに起因すると考えられた。また、消化管粘膜下層組織は、疎水性部位を有するコラーゲン・エラスチンが存在するため、C10-MPs表面のデシル基がこれらの疎水性部位と疎水性相互作用を形成することにより、界面強度が上昇する[2]。さらに、アルキル基は細胞の脂質二重層とも疎水性相互作用を形成することが明らかとなっており[8]、粒子-細胞間の相互作用も界面強度の向上に起因していると考えられる。以上のことから、C10-MPsを水環境において組織表面の適用することにより、疎水性相互作用を駆動力とした組織接着とコロイドゲルが形成されると共にバルクの弾性率が向上した結果、十二指腸粘膜下層組織に対する耐圧強度および水中での被覆安定性が向上したと考えられる。２．疎水化タラゼラチン粒子の術後癒着防止材としての応用2.1  従来の術後癒着の予防と課題外科手術後において、術部の治癒過程や感染症によって臓器が腹壁に接着する術後癒着が高頻度で生じる。その発生率は67～93％と高く、再手術を要するものは15～18％であるとされている。術後癒着が発生すると、痛みや腸閉塞、不妊症などの深刻な合併症を引き起こすため、術後癒着を防止するための新しい戦略が必要とされている。術後癒着は、創傷部の激しい炎症反応によりフィブリンが過剰に腹膜と臓器間に沈着し、その後3～5日で線維芽細胞やマクロファージを含む炎症細胞が遊走することで引き起こされる。従って、術後癒着を防ぐには、フィブリン沈着と他の創傷部位からの炎症細胞の遊走を防ぐ物理的バリア材の導入が解決方法の一つである。報告されている癒着防止材としては、溶液型、フィルム型、ハイドロゲル型の3種類に分類される。ヒアルロン酸溶液をはじめとする溶液型癒着防止剤は、腹膜への臓器の癒着防止効果を示すが、組織上での安定性が低く、素早く吸収されてしまう。一方、フィルム型癒着防止剤は臨床の現場で広く使用され、腹腔内癒着の形成を有意に減少させることが明らかとなっている。例えば、カルボキシメチルセルロース/ヒアルロン酸ナトリウム（HA/CMC）からなるフィルムは術後の癒着防止に用いられるが、柔軟性に欠け、手術グローブに張り付いてしまうという課題がある。特に腹腔鏡手術ではこの操作性における課題から腹腔内への導入は困難であることが報告されている。また、ハイドロゲル型癒着防止剤は、プレ溶液をシリンジから吐出しすることでin situで迅速にゲル化可能であることが特徴である。しかし、ハイドロゲル型癒着防止剤は、2つの溶液をin situで混合するための専用のデュアルシリンジを用いる必要があるため、ゲルの調製方法がやや複雑になってしまう。そのため、組織接着性、水中接着安定性、操作性の観点で優れた、1成分系の癒着防止材料が求められている。一方、我々が設計したC10-MPsはスプレー噴霧によって材料の塗布が可能であり、水和することのみでコロイドゲルを形成し、組織接着性および水中安定性を発現する材料である。そこで我々は、C10-MPsを癒着防止材として応用することで、以上の癒着防止材における課題を解決できるのではないかと考えた。本節ではまず、C10-MPs を用いて、水和時間に対する組織接着強度の影響を評価し、in vitro でのコロイドゲルの接着性の変化を観察した。また、in vivoラット腹膜癒着モデルを用いることでC10-MPsコロイドゲルの術後癒着防止能を評価した[5]。2.1  C10-MPsの水和時間に伴う他組織への非接着化一般的に使用されている癒着防止材は、術後癒着を防止するために損傷した組織を隔てるための物理的バリアとなり得るが、湿潤状態では軟組織に対する接着性が低いため、癒着を防止したい部位から容易に剥離してしまう。従って、効果的に癒着を防止するためには、癒着を防止したい部位に対する組織接着性と他の組織に対する非接着性が求められる。そこで、C10-およびOrg-MPsコロイドゲルの胃漿膜組織への接着強度に及ぼす水和時間の影響を評価した。C10-MPsおよびOrg-MPsを水分環境下において漿膜組織上で水和（1〜30分間）させた後、接着強度を測定した（図5a）。漿膜組織上のOrg-MPsおよびC10-MPsの画像（図 5b）から、30分間の水和によってC10-MPsが漿膜組織上で透明なコロイドゲルを形成することが確認された。C10-MPsコロイドゲルの接着強度は水和時間と共に5.24 kPaから2.41 kPaに減少した（図 5c）。一方、Org-MPsは水和時間の増大によって接着強度は大きく変化しなかった（最大強度：2.73 kPa、最小強度：1.48 kPa）。さらに、C10-MPsコロイドゲルの接着強度は30分間の水和によってOrg-MPsコロイドゲルの接着強度付近まで低下した。また、ヘマトキシリンエオジン染色の観察から1分および3分間の水和では、C10-MPsコロイドゲルは上部と下部の双方の組織表面に接着していた。一方、30分間の水和後では、上部組織表面に接着しているC10-MPsコロイドゲル量は1分後と比較して減少することが明らかとなった（図 5d）。この結果は、C10-MPsが水和後30分で十分に水和しコロイドゲルを形成すると同時に他の漿膜組織に対して非接着性となることを示している。粒子が水和する過程では、C10-MPsは組織表面の水分を吸収するとともに粒子-組織間で疎水性相互作用を形成し接着することができる。しかし、完全に水和した後は、コロイドゲル表面および組織表面の水分の存在によりコロイドゲル層は接着性を示さなくなると考えられた（図 5e）。＜図5挿入箇所2.3  C10-MPsコロイドゲルの術後癒着防止能評価C10-MPsコロイドゲルの癒着防止能を、盲腸擦過傷および腹膜欠損によるラット癒着モデルで評価した。腹膜に重度の癒着を形成するため、盲腸表面をガーゼにより擦過傷を形成させ、さらに腹膜上の中皮組織を切除した腹膜欠損を作製した（図6a）。次に、C10-MPsを各欠陥部に散布し、生理食塩水で水和させることにより欠損上にコロイドゲル層を形成させた。同様に、Org-MPsコロイドゲルと市販のHA/CMCシートもコントロール材料として用いた。2週間後に再度開腹し、5段階の癒着スコアに従って癒着の有無を確認した。2週間後、未処置群では重度の癒着（平均スコア：3.8（最大4））が観察され（図 6b）、盲腸と腹壁の間には癒着層が形成していた。これは欠損した組織間に物理的バリアがないことから、過剰なフィブリン沈着およびマクロファージや線維芽細胞の遊走を引き起こし、盲腸と腹膜間に線維組織が形成したためだと考えられる。一方、コロイドゲル（Org-MPs, C10-MPs）およびHA/CMCシートを用いた他の群では、癒着は認められなかった（平均スコア：Org-MPs：0.4、C10-MPs：0.2、HA/CMCシート：0.6）。この結果は、コロイドゲルやシートがフィブリンや炎症細胞の組織間での遊走を効果的に防いだことに起因すると考えられる。ヘマトキシリンエオジン染色の結果より、Org-MPsコロイドゲルは術後1週間後に盲腸組織上に残存していたが、C10-MPsは7日以内に完全に分解された。この現象を明らかにするために、マクロファージ様細胞株であるRAW264.7 細胞をOrg-MPsとC10-MPs懸濁培地中で培養し、マクロファージから生成されるプロテアーゼの一つであるマトリックスメタロプロテアーゼ-2（MMP-2）の生成量を測定した。その結果、C10-MPsはOrg-MPsと比較して、RAW264.7細胞からのMMP-2産生を有意に増大させた。また、疎水鎖が比較的短い分子（C6-C8）を用いた先行研究では、疎水鎖がNF-κB経路の活性を制御し、RAW264.7細胞におけるMMP-2の産生を増加させることが報告されている。これらの結果から、C10-ApGltn 分子のデシル基（C10）はマクロファージ様細胞を刺激し、C10-MPs コロイドゲルを切断するMMP-2の産生を促進することが示唆された。このMMP-2産生の亢進により、線維芽細胞が産生するコラーゲン繊維の分解が促進され、癒着防止につながったとも考えられる。また、C10-MPsコロイドゲルは1週間以内に分解されるが、C10-MPs処理群では癒着が見られないことから、C10-MPsコロイドゲルは少なくともフィブリン形成が完了する5日目までの組織間でのフィブリン沈着と炎症性細胞の遊走を防止していることが示唆された。また、マッソントリクローム染色の結果から、C10-MPs処理群の繊維組織はHA/CMC群より薄く、さらにメソセリン染色の結果から、C10-MPs処置群は組織が完全に再上皮化していた。以上の結果から、C10-MPsコロイドゲルは癒着防止機能を有することに加え、創傷治癒を促進することが明らかとなった。＜図6挿入箇所おわりに本稿では、イミノ酸含量が低く、水和速度が早いスケソウダラ由来ゼラチン(ApGltn)を基盤材料とした組織接着性粒子を設計し、ESD後の合併症の一つである穿孔の閉鎖能を評価した。疎水基を導入したC10-ApGltnを用いて組織接着性粒子を調製し、十二指腸組織上に形成した穿孔上に適用し水和させると、未修飾粒子と比較して穿孔閉鎖能および水中での被覆安定性が向上した。また、設計した組織接着性粒子は生体内で分解・吸収されることも明らかとなり、材料を抜去するための再手術を必要としない低侵襲な穿孔治療が可能になると予想される。さらに、ミニブタのESDモデルにおいて粘膜下層組織を2日間にわたって被覆可能であり、消化液からの創部の曝露を防ぐことにより効果的に炎症を抑制できるという結果も得られている[9]。近い将来、開発した組織接着性粒子の噴霧により、ESD後の合併症を低減する治療法として適用されることが期待される。また、組織接着性粒子が水和したのちのコロイドゲル表面が組織非接着性を示す点に着目し、この性質を利用して組織接着粒子の術後癒着防止材としての応用を紹介した。ラット腹腔内の癒着モデルにおいては、C10-MPsコロイドゲルが創傷間の物理的バリアとして作用することで癒着を効果的に防止すること、およびC10-MPsコロイドゲルが創傷被覆材として作用し、腹腔内組織の創傷治癒を促進することも明らかとなった。本組織接着性粒子はスプレー噴霧した後に組織上の水分で水和することでゲルを形成するため、消化管に形成した穿孔の閉鎖能に加え、臓器―腹膜間の癒着を効果的に抑制できる。単一成分で噴霧のみにより癒着防止や穿孔閉鎖を示す本組織接着性粒子は、内科外科領域に幅広い適用ができると考えられる。参考文献1.A. A. Karim, et al., Food Hydrocolloids, 2009, 23 (3), 563-576.2.Y. Mizuno, et al., Biomaterials Science, 2017, 5 (5), 982–989.3.A. Nishiguchi, et al., Acta Biomaterialia, 2019, 99, 387–396.4.S. Ito, et al., Mater. Sci. Eng. C, 2021, 123, 111993.5.S. Ito, et al., Acta Biomaterialia, 2022, 149, 139-149.6.S. Ito, et al., Acta Biomaterialia, 2023, 159, 83-94.7.N. Filipovic, et al., World J. Gastroenterol., 2009, 15 (16), 1990-1998.8.R. Mizuta, et al., Macromolecular Bioscience, 2017, 17 (4), 1600349.9.A. Nishiguchi, et al., Small, 2019, 15 (35), 1901566.10.M. Fujishiro, et al., Clinical Gastroenterology and Hepatology, 2007, 5 (6), 678-683.11.J. Wen, et al., Gastroenterology Research and Practice, 2014, 2014, 457101.12.I. Oda, et al., Dig. Endosc., 2013, 25 (S1), 71-78.13.S. Minami, et al., Gastroint. Endosc., 2006, 63 (4), 596-601.14.J. H. Jung, et al., Endoscopy, 2013, 45 (2), 133-135.15.Y. Miura, et al., Endoscopy, 2017, 49 (1), 8-14.16.H. Isomoto, et al., Endoscopy, 2009, 41, 679-683.17.M. Fujishiro, et al., Clin. Gastroenterol. Hepatol., 2006, 4 (6), 688-694.18.N. Yoshida, et al., World Journal of Gastroenterology, 2010, 16 (14), 1688-1695.表1 種々の消化管における内視鏡的がん除去後の穿孔発生率 組織 食道 ADDIN EN.CITE [10, 11] 胃 ADDIN EN.CITE [12, 13] 十二指腸 ADDIN EN.CITE [14, 15] 大腸 ADDIN EN.CITE [16-18] 穿孔発生率（％） 4.0-6.9 1.2-5.2 29-35.5 1.4-10.4表2 ブタゼラチンとタラゼラチンの比較図1 (a) 疎水化タラゼラチン（C10-ApGltn）の合成　(b) 疎水化タラゼラチンマイクロ粒子（C10-MPs）の作製方法図2 C10-MPsの穿孔閉鎖能の検討結果　(a) 耐圧強度測定試験の方法　(b) コロイドゲルが破断した際の画像　(c) Org-とC10-MPsの穿孔閉鎖能の比較　(d) 異なる炭素鎖長(C6～C12)を有する疎水化タラゼラチン粒子の穿孔閉鎖能の比較　(e) 異なる導入率(9～47 mol%)を有する疎水化タラゼラチン粒子の穿孔閉鎖能の比較　(f) 異なる穿孔径に対する疎水化ゼラチン粒子の穿孔閉鎖能の比較と粒子量の影響図3 Org-とC10-MPsからなるコロイドゲルの動的粘弾性とコロイドゲルの顕微鏡観察　(a) コロイドゲルの貯蔵弾性率（G’; 塗潰し）および損失弾性率（G”; 白抜き）のせん断歪み依存性　(b) Org-とC10-MPsからなるコロイドゲルの顕微鏡観察結果図4 Org-およびC10-MPsコロイドゲルの水中安定性評図5 (a) 接着試験の操作方法　(b) Org-およびC10-MPsの胃漿膜組織上での水和挙動　(c) C10-MPsコロイドゲルの水和時間依存的な接着強度の推移　(d) コロイドゲルの非接着化メカニズム図6 (a) ラット盲腸-腹膜欠損癒着モデルの作製とC10-MPsの癒着防止効果を示した画像　(b) C10-MPコロイドゲル群と比較群との癒着スコアの比較（0: 癒着形成なし、1: 軽い癒着、2: 局所的な軽い癒着、3: 穏やかで広範囲の癒着、4: 剥がすことができない激しい癒着）***p < 0.0011