# Fileset

[61_1.pdf](https://mdr.nims.go.jp/filesets/aaf2778c-a371-41d2-a339-c87dce45de8e/download)

## Creator

[武田 泰明](https://orcid.org/0000-0001-7217-9853)

## Rights

[In Copyright](http://rightsstatements.org/vocab/InC/1.0/)

## Other metadata

[「若手の会」会長に就任して](https://mdr.nims.go.jp/datasets/5f6220b1-dc2a-4969-a7a0-9d5fa6b86f1f)

## Fulltext

1低温工学　61巻 1号　2026年元木貴則前会長の後任として，2024年度より若手の会の2代目会長を務めております。若手の会は 2014年に基盤強化WGの中で立ち上げられ，有志組織として活動してきましたが，2020年に基盤強化委員会の下部組織として正式に位置付けられました。この組織化以降，若手の会では HPや研究発表会などを通じて広くメンバーを募集しており，現在では大学・企業・国研等から 70名を超える方 （々うち学生 24名）が名簿に登録されています。若手の会は，学生を含む 30歳代以下の若手世代の交流促進や活性化を主な目的として活動しています。若手会員と学生会員に相互交流や情報交換ができる場を提供して学会の横のつながりを強化すること，ひいては学会全体の活性化や基盤強化に貢献することを目指しています。そこで現在最も力を入れている活動は，年 2回の「若手の会勉強会」の開催です。各地方支部ではその地域の若手向けの活動が行われていますが，全国の若手や学生を対象としたセミナー活動はこの勉強会のみではないかと思います。2019年から 2025年までに計 12回（現地のみが 2回，オンラインが 6回，現地とオンラインのハイブリッド開催が 4回）の勉強会を開催してきました。若手の会勉強会では，主として若手や学生の方に講師を務めていただいております。普段の研究発表会よりも長い20～40分程度の講演をお願いして，若いうちから招待講演のような経験を積んでいただく機会を提供しています。勉強会のテーマには，低温工学および超電導の基礎から応用まで，幅広い分野を取り上げてきました。参加者はほぼ若手のみですので，研究発表会では憚られるような基礎的な質問だけでなく，見当外れのようで本質を突いた異分野からの質疑や議論も毎回活発に行われています。若いうちから様々な現場や研究環境を見られるように，現地開催の際には研究室などの見学ツアーも行ってきました。このように若手の会勉強会は，若手や学生にとって広く相互交流や情報交換ができる場，そして今後の成長やさらなる活躍につながる機会となっています。2023年までは現地会場は関東のみでしたが，2024年 6月には東北大学，2025年 8月には九州大学で開催し，全国にその活動の幅を広げつつあります。若手の交流促進の新たな試みとして，2025年度秋季第110回研究発表会の 1日目に「学生・若手交流会」セッションを若手の会と東北・北海道支部学生研究交流会で開催する予定です。学生同士や学生と若手が広く交流することができる場になるよう，鋭意準備を進めています。原稿執筆時点では開催前ですが，この巻頭言が掲載される時にはセッションを成功裡に終えていることを願っております。私は大学院生の頃から，若手の会の活動に貢献したいと考え，また実行に移してきました。私が修士課程 1年で研究発表会に初めて参加した 2015年当時は，若手や学生が広く交流できる場が今よりも少ない印象でした。「学会に行けば多くの同世代と知り合える機会があると思っていたけど，そうでもないなあ」と僭越ながら感じたことを今でも覚えています。そんな中で幸運にも，当時は有志組織だった若手の会の活動に参加したことをきっかけに，多くの若手の方と知り合うことができました。そのご縁で基盤強化委員会に加わることができ，またいくつかの共同研究にもつながりました。これから学会に参加する，もしくは参加したばかりの若手や学生にも，良いご縁につながる機会，刺激を受ける機会を一つでも多く提供していきたいと考えており，この思いが若手の会の活動を前に進めていく原動力となっています。そして，そのような若手の方々への貢献が少しずつできているのではないか，と感じ始めているところです。一方で，若手の会の活動の継続性については難しさを感じることもあります。できれば今後も 30台前半から中盤のメンバーが中心となって活動を続けていってほしいと願っていますが，我が国の博士課程進学者は長年横ばいかやや減少傾向であり，また卒業後もこの業界に残る方ばかりではなく，活動を担ってくれる優秀で熱意のある若手を継続的に確保できる保証はありません。この業界で活躍する若手を一人でも多く育て増やしていくことが，今後の若手の会の発展，ひいては学会全体の発展に重要であると考えています。若手の会の活動はこの点にも貢献ができるはずですので，より一層の活動の拡充に努めていく所存です。最後になりますが，若手の会の活動は基盤強化委員会をはじめとして，本学会の多くの方々の支えによって成り立っています。この場をお借りして，若手の会の活動にご尽力いただいている皆様に御礼を申し上げるとともに，今後の益々のご協力をお願い申し上げて，就任のご挨拶とさせていただきます。巻 頭 言「若手の会」会長に就任して公益社団法人 低温工学・超電導学会 基盤強化委員会副委員長，「若手の会」会長国立研究開発法人 物質・材料研究機構武田　泰明29901925-1低温工学61-1.indb   129901925-1低温工学61-1.indb   1 2026/01/13   16:50:542026/01/13   16:50:54