# Fileset

[presgln2-.pdf](https://mdr.nims.go.jp/filesets/a4b2e2d0-f9fa-42be-a559-be6fb51736a4/download)

## Creator

[轟 眞市](https://orcid.org/0000-0003-3986-1900)

## Rights



## Other metadata

[ミッフィーとベクトルマン](https://mdr.nims.go.jp/datasets/cd6c37f2-a54d-4080-ad0d-0ebcc1344397)

## Fulltext

Hands-on techniques of presentation (1): Miffy and vector man◎連載プレゼン修行拾遺録【第 1回】ミッフィーとベクトルマン轟　眞市 物質・材料研究機構光材料センター ∗Shin-ichi TODOROKI先日、知り合いが送ってくれた英文雑誌記事に、西洋人から見た日本人のプレゼンの特徴がまとめてあった。• Lacks punch and a logical progression,• Too many slides, data and graphics,• with a jumbleごちゃまぜof font sizes, typefaces and colors— Pernille Rudlin, Nikkei Weekly (’08/5/12)http://www.pernillerudlin.com/article.php?sid=83まったく同感である。Simple is best. 人前でプレゼン技術を説いている筆者としては、これらに該当しない様に毎回上映資料を準備しているが、こと色使いに関しては、12年間守りつづけているルールがある。図を含めて原則 4 色しか使わない。原色を避け、落ち着いた色調となる赤青緑茶を選び、必要に応じて黄色と灰色を加える。この 6色、後から気がついたのだが、ブルーナカラーと良く似ている。子うさぎミッフィーの生みの親、オランダの絵本作家のディック・ブルーナ氏が使う配色である。筆者は、どのソフトウエアを使ってもほぼ同じ色が指定できる様にあらかじめ設定しておき、素材を組み合わせても統一感が失われない様に心がけている。原色を避けたことが意図せぬ効果を生んでいたことを、プレゼン講座の聴講生から聞かされたこともある。日本人男性の 20人にひとりは、赤や緑の混じった特定の範囲の色を区別し難い視覚特性を持っているという。(「色盲の人にもわかるバリアフリープレ*〒 305-0044茨城県つくば市並木 1-1fax 029-854-9060URL: http://www.geocities.jp/tokyo 1406/図 1: 先にハードルありき。1999年 11月、ベクトルマン誕生のきっかけ。ゼンテーション法」 http://www.nig.ac.jp/color/参照)私の選んだ色は、区別のし易い組み合わせになっているそうだ。その当人から聞いたので間違いない。上映資料の実物をご覧になりたい方のために、最新作の [1]を紹介しておく。もうひとつの下手なプレゼンの特徴冒頭の箇条書きに指摘しきれていない、悪いプレゼンの特徴がある。1枚の上映資料に書かれる文章が多すぎる点である。ここに含まれていないということは、日本人に限らない特徴なのかもしれない。上映資料を埋めるのに、文章ほど作り手の「単位時間あたりの達成感」が大きいものは無い。伝えたい情報を、手間少なくして高密度に埋め込むことができる。しかしそれは、大きな落し穴なのだ。その上映資料を眺める聴衆の意識を想像すればわかる。彼らが理解することのできる「単位時間あたりの情報量」は限られているのだ。量で埋めるのは簡単だが、それでは左から右に流れていくだけだ。54 Materials Integration Vol.22 No.01 (2009)http://www.pernillerudlin.com/article.php?sid=83http://www.geocities.jp/tokyo_1406/http://www.nig.ac.jp/color/http://www.tic-mi.com/publ/mi_new.html◎連載MeasurementAnalysisSynthesis PublicationDiscussionFeedback図 2: 天は自ら助すくる者を助く。God helps him who helps himself.短くとも印象に残る凝縮された表現を考えるのには時間がかかる。オリジナルキャラクターの誕生筆者の場合、1枚あたりの文章は原則 5行以内とし、生じた余白には下手なイラストレーションで埋めておくことにしている [2]。しかし配置するからには、伝えたいことの本質を突く、一目でわかる絵を描くように心がけている。その過程で生まれてきたキャラクターが、後に研究者仲間から名前を授かった「ベクトルマン」である (図 1参照)。きっかけは、ある研究プロジェクトから提出を命じられたポンチ絵であった。各テーマが乗り越えるべき課題を図示せよ、という宿題に臨んで最初に思い浮かんだのは、陸上競技で使うハードルだった。それだけでは空白が目立つので、お絵描きソフトの単純な描画機能だけで人間を描いてみた。画面に動きが生まれ、下手であっても印象の残る絵になった。描き慣れてくると、結構重宝することがわかってきた。顔の表情を付けられるので、文章よりも直感的に訴えたいことを表現できる。言語に依存しない表現なので、翻訳の必要も無い。図 2は米国で行った講演 [3]に用いたイラストである。上映資料の 1枚目、演題の下に、左の赤いオープンカーだけを示し、「新しい共用研究装置を使う人逹は皆その恩恵 (研究の加速)を得ることができる」と印象付けた。次の画面では図 2全体を示し、「しかし、発表の段階になれば、個々人の情報管理能力がものを言う」と訴えたのである。下手な英語にも関わらず、聴衆の注目を最後まで引きつけることができた。休み時間には、お褒めの言葉をいただいた。現代日本の誇れる文化のひとつは漫画やアニメなのであるから、その破壊力にあやかるのも戦略であろう。上述した最新作 [1]にもベクトルマンを登場させ、確かな手応えを感じることができた。次回はそれを肴に、別の視点からプレゼン技術を論じてみたい。［参考文献］[1] 轟眞市：“研究者が使いたくなるリポジトリの機能とは？”, NIMS-DLフォーラム「デジタルライブラリーのその先に見えるもの」／学術情報オープンサミット (フォーラム 27-18),横浜市 (2008).[2] 轟眞市：“セレンディピティを高めるプレゼンテーション技術 (3) 5行ルール・文章より絵を”,工業材料, 55, 10, pp. 78–79 (2007).[3] S. Todoroki: “Blog-based research notebook forpersonal knowledge management and bottom-upknowledge sharing” (2005). CoSMIC-NIST work-shop (Data Driven Material Research).※上記文献はすべてセルフアーカイビングされています。タイトルで検索してみてください。マテリアルインテグレーション Vol.22 No.01 (2009) 55http://www.tic-mi.com/publ/mi_new.html