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無機材質研究所

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[無機材研ニュース第60号](https://mdr.nims.go.jp/datasets/1b0c22b4-42a8-4ce0-9622-6b8cebff828a)

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無機材研ニュース第60号七〇一．ゼEoo一一〇E蜆Eo一垣o］1oo－o0＝あ○蜆oo一］o－Eo－ooo］’o01E0工oooωo〇一10－〇一ω○眈眈Eo．但≧里三…ω…Z－o○眈］0f←第60号 昭和54年12月酸素感応性磁性材料の研究　ABO。で表記できるペロブスカイト型化合物の中Bイオンが遷移金属（Fe，Co，Nt　Mn）の場合，焼成時の雰囲気によっては化学量論組成にはならず，酸素イオン不足の構造になることがしばしば認められている。その代表例としてSrFeOl一σ，SrMnq－6などが挙げられ，その特殊な性質を利用してイオン伝導体，固体触媒などへの応用が期待されている。本研究は基本的にはペロブスカイト構造に属するオルソフェライトであるLaFeqのLa3＋の一部をNa＋で置換固溶させることによって，酸素欠陥量を制御した系L弘一エNa五Fe0・一σにっいての磁気的性質を研究したところ，測定雰囲気によって磁性が変わること，しかもその変化がN乱固溶量すなわち酸素欠陥量にも依存することが判明した。　LaI一肛NaエFeO。一σ系試料はLa．O。，Na．CO。およぴFe．Oヨを原料とし，空気中1200℃で焼成することによって得られる。粉末X線回折より，この固溶系は工三0．0－O．25の組成範囲でぺロブスカイト型構造を保ち，それ以上Xが増加すると，β一NaFeO。（高温形）が共存してくる。以下冗＝0．O～O．25の組成範囲の試料の磁気的性質について触れることにする。LaFeOヨはT。＝460℃の反強磁性体で，同時に寄生強磁性を伴うことが知られている。これに　　1．O　　　　　　　　　　　　　　工＝O．ユOO．9　　　　　　　　　　北＝O．ユ5工＝0．20　工＝O．25Naが固溶すると測定雰囲気によって磁化が変わるようになる。この傾向はNa固溶量の増加と共に増大する。そこで空気中で磁化σ苫を測定し（叱（0）），続いて測定系を排気したときのσ甘の暗間変化を追った（σ店（t））。図1にσ甘（t）／σ店（o）で整理した結果を示す。σ旦（t）／σ互（0）は最初の段階では急激に減少し，やがて一定値になる。この減少率はNa固溶量が多くなるに従って増大する傾向がある。なおσ苗（t）／咋（o）の減少率はNaの固溶限界であるx＝O・25の組成で量大値を示し，それ以上のNaを含む組成においてはほとんどこの現象は認められなかった。またσ岳（t）／σ甘（o）の値が真空中で一定値になった時点で，空気を導入すると再び磁化が増加し始め，一晩放置するとほぼ完全に元の状態に戻ることが判明した。この変化餉目昌占4．O3．02．0o^　O．8ざO．7二ごO．6ざ　O．51．O　　20　　　　　40　　　　　60　　　　　80　　　　　100　　　　　　　time（min〕図1　室温におけるσ庄（t）／σ甘（o）の時聞変化（a）　OO　　　　　　　（c）　□□□O　　　　　　（b）　　　　　　　　　　　5　　　　　　10　　　　　　　　　　　　H（kOe）図2　La。．。。Na。．。。1＝eOヨ、σの室温における磁化（σ苫）の　　　磁場依存性　　　1a〕大気中，lb〕真空中，lo〕再ぴ大気中に戻した時｛1）が可逆的に起こることも確芸忍された。さらに空気の代わりにヘリウムガスや窒素ガスを導入したところ，この様な磁化の鰯復は全く認められなかった。以．．1二の実験碓実から判断して，本研究で認められた磁気挙動は雰胴気申の酸素分圧に密接に関係しているものと推定できる。一方寄生強磁性（弱強磁性）を伴う反強磁惚の磁化σ苫はσ盾颪％十γπHで表わされ，強磁性成分σ蛆と磁化率（γ厘）を含む成分からなっている。そこで磁化の磁場依存性を調ぺることにより，」二記二成分を分離した。1蟹2にx竺C．25の試料について，la〕大気圧中，lb臓庄中（10－3m洲g），lC〕再び大気判二戻して一晩放置後の磁化特惟を示した。これら3種の直線音腎分の勾配は測定条件に依存せず，鴬に一定で，強磁性成分のみが変化していることが半棚した。　X線的にはエ＝0．25の組成まではぺロブスカイト梱の単一相であるが，鉄の原子個が3棚であると仮定すると，Lai一皿NaエFeOコーエ（兀≦0．25）で表記できよう。それゆえ，多鐙の酸素欠陥が存在することを示している。そこでこの様な多鑑の酸繁欠陥を有する構造を調べるためにメスバウワー効梁を適用した。その結果得られたスペクトルの代表例を図3に示す。スペクトルは金て室温で測定したものである。LaFeOヨ（尤＝O．O）の室温にお・けるメスバウワースペクトル（図31a））は6本に分裂してお’り，内部磁場（H）お’よび異杉1≡体シフト（δ）はそれぞれ526kOeお・よび十〇．403mm／seoで，これらの値は既に報告きれたLaFeOlの駿素6配位のFeヨ十によく一致している。工＝O．15の試料では上記以外に新しい6本の吸収線が認められた。しかもこの新しい吸収線はNa圃溶鐙が圭曽加渓鈴婁蟹　　　　526kO厘（b〕エゴ015　　｛（o）工＝O．25　　　　387kOe○キ2＋4＋6　＋8キ10　　　　　　　　　メスバウワー速渡／mm／seo）図3　Lal、エNaエドe0ヨ、δ系のメスバウワースペクトルするにしたがって強くなる｛頃1’自がある。綴しい1汲収線のδ，Hiおよび鰯極二升分裂（ε）はそれぞれ十C．王93mm／seo，387KOe，C．C1Omm／secであった。新しい1吸収線のδ，Hiの値はブラウンミラーライト構造およびガーネット構造申の4配位のFeヨ十と非常に近い値を添している。更にx＝O・25の試料にお・いて6配位による1吸収線と新しい吸収線の強度比は約2．8であり，これは酸素欠陥がすぺてFeの配位数を6から4に変えるのに霧与したと仮定した時の6配位のFeの割含（O．75パ．25＝3．0）とよく一・・致している。以」二の寮実から本馴容系で認められた新しい吸収線はN包猶溶によって生じた酸秦4酉已位のFeヨ十であると結論された。図4に駿素欠陥を有するペロブスカイト構造申に生じる4配位の鉄の様子を模式約に示した。1馴二おいてLaおよびNaイオンに関しては便宜上蕎略してある。　一方酸素欠陥を含むペロブスカイト襲フェライトにおいてFe’十の生成がしばしば認められているが，本1遡溶系での2種類の！吸収線はメスバウワーバラメーターから判断して，いずれもFe茗十に対応していることから，メスバウワースペクトル約にはFe｛十の生成はほとんどないと考えられる。しかしNa醐容によって試料の色が褐箇から鶏亀に変わり，篭気伝導悩…が著しく増すことなどから判断してFbの存在を完全に否定することはできない。しかも磁化の変化が酸繁分圧によって変わることは緒晶からの酸葉の砒入りに関係していると推定されていることを考慮すると次式の平衡が成り立っていると考えることは妥当であろう。　　　La1．エNaエFei士〃F♂十〃Oヨ．エ、〃ノ＝　　　　　；＝二二二＝La、＿工Na工Fe青㌔Fe喜十〇ヨー一朴〃ノ。この様に室温で酸棄が脇入すること，さらに駿素の幽入りに伴っ’て，磁気灼牲質が可逆的に変化することを屍■当したのは本研究が始めてであり，篭子セラミックスヘの応用，特に駿索センサーとしての応馬が其月待きれよう。；1　　’1　　1バ…0■■■’’布…’　ノ■、■一一■川一’’1一一1，！…！■■■一川一’、／　　　　　○鮫　　・繁　　o6暫己倣の鋏　　●4配｛立の鉄図4　酸素欠陥を含むぺロブスカイト構造の模式図（2）低速イオン散乱分光法による固体表面の研究　最近，固体表面の研究の著しい発腿に伴ない数多くの測定手段が闘発されてきた。そのうち糸吉I縞表面の漂子配列に関する惰報を得る方法として，ここ数年来注目を集めているのが，低遼イオン敬乱分光法（I　S　S：IonSoattering　Spectroscopy〕である。この方法ではエネルギーの揃った低遼（数KeV）の正イオンを固体表繭に当てて，いろいろな敵乱条件で赦乱されたイオンのエネルギー分布を測定する。I　S　Sの特徴は，光や電子線に上ヒ較して鰯折効榮が少なく古典粒子向勺な奴り扱いが可能な点にある。このためイオン敵乱により得られる表面の原子配列に闘する憎幸異は，実空閥のものであり，運動掻空馴こついての惰報を与える電子線回折とは，大きく異なっている。　エネルギーらをもつイオンが脳奉中に入射した時に，大部分のイオンは圃鉢中の電子を捕えて中性化するが，表面で敵乱されたもののみがイオンの状態で拙てくる。この敵乱イオンのエネjレギーEは，次の公式で与えられる。　E凧＝（1＋α）一！1。。。θ帰・1　　　　　　　　　　　（十｛まα＞1と一はα＜玉）　ここで，α＝M・／Ml（MlとMlは各々入射イオンとターゲット原子の質埜）θはイオンの入射方向と敵乱方筒との閻の角（敬乱角）である。この公式により，実験条件のMlとθと島が決まれば，エネルギー区からM・が球められて表繭原子を岡定することができる。I　S　Sの検舶感度は，ユO一；～王0一単原子鰯程度であるが，申性化の過程やターゲット原子のShadowing効梁により，極めて表面鍛外鰯の状態に敏感な手法となっている。　灘1は溝浄なTiC（00王）衝からのI　SSスペクトルである凸人射イオンとして脇イオンを使用し，敵乱角100度で，（010）癒内の入射角を40度，60度，70度に変えて測定した。各スペクトルはTiのピーク強度で規格化してある。入射角が増加するにつれて炭素のピーク強度が著しく滅少し，70痩では全く兇えなくなる。図2で示めすように．この理壺は各入射方向から兇えるTiC（001）面の様子から醐らかである。即ち，入射角が大きくなるにつれて，最外層に存在する原子半径の小さい炭素原子が，大きな丁源子の影に隠れて入射角70度では完全に兇えなくなってしまうからである。このように，ISSは表面願子の実空閥での幾向的配列に非常に敏感であることが分る。低速電子繍遡折法と角度分解型光篭子分光法の結梁とを考え含わせると，フラッシュ加熱法で得たTiC（O㎝）溝浄面上のTと炭素の化学組成及び原子配列は．固体内普瞳に非常に近い状態にあると結論される。　この清浄表繭を酸葉中に露1出すると，表面に酸素が吸潜して，その結果，仕窃関数が上曽加する。駿素吸着鑑と仕劇週数変化の関係より1つの吸着原子により誘起される電気双極子の値がα17Deもyeと言十算される。この値はCO分子の植α11Deもyeに近く，駿業は炭素煩子に主に吸祷していることが示唆される。同様な選択的な吸籍は，㌣∴肘チタン4。・・1・㈹〕くO度　　O．3　　0．4　　0．5　　0．6　　0．7　　0．8　　0．9　　　　　　　　　　　　　　　E］／E。図；　蒲浄な丁；C（001）繭のlSSスペクトル図2　溝浄r■lC（001）薗のモテル。la）表繭垂食から側　　　度の方向からみた時，lb160度，lo）70麓柵’ ”’z＃〃“，う鮒 Tヨ　物．仙 〃，」〃”山’’〃〃 泌化伽≠’〃ルー ’（a〕6ぴTiC（b）、706 Ti・髪み鰍多、lo〕……子｛婁；「■1O　　fnnl、　面σ）｛＝デリレ＾　f目、；辱蒲曇匡i（3）La㎎m．irによって炭化したタングステンの場合にも知られている。即ち，酸素はタングステン・フィラメント申の炭素と反応して高温でCOを生成す乱そして表面層から全炭素が除去されてしまうまで，酸素はタングステンと反応しない。　この表面最外層の現象も豆S　Sを使用することにより審易に確認することができる。図3は酸素吸着に伴なうI　S　Sスペクトルの変化である。駿緊露出璽の増加に伴なって酸素ピーク強度が増カロし，逆にTiと炭繁ピーク強度は減少する。そして飽和吸着面（3000L）では，炭棄ピークは完全に消失してしまう。一方，Tiピークは，約1／3程度は残っている。このことは，図5の様に，酸索が炭薬原子上に主に吸着していることを示す。更に，清浄繭と飽和吸着圃のTiピーク強度の方位角依存陸を検討したのが，図5である。比較のため酸素吸著繭の強度は2倍に拡大されている。清浄面では，丁源子の並んでいる〔110〕方向で，やや強い強度を示すが，この傾向は，吸着により強く強調される。吸着によりT1ピークの強度は減少するが，特に〔010〕方向の減少が著しい。このことは，〔01G〕方向か亭屍た時に，丁源子が吸着原子によって隠されてしまうことを意味する。この結果も，吸着酸索原子が炭素上に存在していることを支持する。　より深い表面（～20A）の情報をもたらすX線光電子分光のデータと考え合わせることにより，更に興味深い憎報を得ることができる。表1は，TiC（001）面に酸素と水を別々に飽和吸着させた時の夏S　SとX　P　Sピーク強度の変化を示したものである。各ピーク強度は清浄面の炭素ピークで規格化されている。炭緊の1S　Sピークの変化は，酸素原子と同様に水分子も最外層の炭素原子上に吸着することを示している。次に酸葉のピークに注目すると，X　P　Sビーク強度は，水と酸棄の飽和吸着で余り変わらないが，I　S　Sの強度は水の場含，酸繋の場合表1吸蒲によるlSSとXPSピーク強度の変化　　　　　各ピーク強度は，溝浄薗の炭繋で規格化　　　　　括孤内の値がXPSピーク強度炭　繁　　　　酸　素　　　　チタン溝酸浄　圃　三　　爽　O（O－75）水　　　O（0．77）0（0）　　　3（1，35）4　　（O．73）　　　　　　　1　（O．94）2（α68）　　O．8（1．00）の約半分である。このことは，水分子が酸葉漂子を下に，水緊原子を上側に向けてTiC表酬こ吸着していることを示してい乱この吸着状態は，分子論的に予想されるが，互SSとXPSを使用することにより，容易に確認することもできる。　以」二の記述は，圃体表面の最外綴原子の配列に鯛する定性的な議論であるが，最近いろいろな散乱条件によるI　S　Sピーク強度の定盤的な解析より，表面原子の位置決定の試みがなされている。LEEDやRHEEDとの併用により，表面科掌においてI　S　Sの粟たす役割は今後ますます璽嬰なものになるであろう。図3He＋巌素Ti　　C〔l1o〕駿素八TiC〔OO】〕　チタン〔㎝O〕　　O．｛　O．5　0．6　0－7　0・80・9　　　　　　　　　　　　E1／E。酸素吸慈によるlSSスペクトルの変化（1し颪19■6Torr・secの鰹出鼠単位）図4　酸素吸蒲位蟹の表面モデル〔010〕ガ！　　　〔川〕　　　　　　　〔loo〕　　　　l　　　　　　1！か札“叫一τ■且＼　　111榊匪≡1　　　　　　　、　　’　　　　　　　　、　　　　　　．　　　　　　　〈　　　　　痢11吸老1臓　　・　　　　　　　　　＼ノX2TiC〔OO工〕O　　l0　20　30 40　　　50　　60　　70　　80　　90　　　110　i方　倣　角（度〕図5　TiのlSSピーク強慶の方位扇依存性（4）イギリス出張思い出すまま第6研究グループ葛葉　隆　非金属物質中の光学的過渡現象等の研究を行うため，私はロンドン大学インペリアルカレッジに9月末まで一年間出張した。物理掌科の主任教授をっとめるプラッドレーが主宰するレーザーグループで討論，実験，発表等を行ってきた。　最近の科学技術分野における大きな動向の一つとして挙げられるのはレーザーに関係する分野での発展が著しいことである。私はレーザー研究の専門家でもなければレーザーロックに心酔するものでもないが，従来から光物性研究を通してレーザー光と物質との関わりあいを調ぺる仕事にも携わってきた。最近のそのような傾向を重視して，私は出張の機会にその方面に私自身の棚予を拡げることを目差した。　インペリァルカレッジはロンドンの中心部よりやや西方に位置し，理工系の20学科からなりたっている。物理学科を構成する10の研究の部門の一つが光学にあてられ，そこはレーザーグループの他コヒーレント光学と光学機器デザインの両グループを含んでいる。私が滞在したレーザーグループでは，スタッフと博士課程学生等，総勢約40名が多種のレーザーを使い活発な研究を行っている。このグループは既に励起分子等を用いたエクシマーレーザーと超短幅ピコ秒（10u’2秒）光パルスの研究等で相当な実績を有している。しかしブラッドレー教授自身は最近特に固体材料を重視する傾向にある。　そういう状況のもとで，私は研究課題の細部を決めるためブラッドレー氏達と討論するかたわら資料の調査も行った。アルカリハライド結晶を用いたカラーセンターレーザーの方面で提案があったが採らず，位相共役について予備実験を行うことに決めた。　位相共役（phase　conjugation）とは光学では，注目する光波に対して乱れも含めて忠実にその光路を逆行する性質をもつ波を生成すること，あるいはこれら両者の波の間に存在するそのような関係を指している。非線形光学効果を利用した位相共役の研究は，光学情報伝送技術分野への応用可能性等に関連して二三年ばかり前から急に活発になりはじめた。　私の実験では，共役波動を生成するための非線形光学媒質として，短い光パルスをつくる一方法に使われているシァニン系可飽和吸収性色素の溶液を用いることにした。このグループには多数のレーザー光源があったが大学院生が多く適当な種類に空きがないため，フラッシュランプ励起の色素パルスレーザーを，半導体のスイッチングの研究をしている大学院生と共用した。まずレーザーの出力特性を調べ，出カバルス列から良好なパルスを引抜くための装置にっいて検討した。ところでこの実験では励起パルス光と信号パルス光とを非線形媒質内で時間的ならびに空間的に一致させることが必要である。このためにピコ秒光パルス計測用ストリークカメラと光学系にっいて工夫と調査を行い，信号光に混入する蛍光の比率を下げることを試みた。この段階で研究其月閻が残りわずかとなったので，アルゼンチンの光学研究所から政府派遺により客員として同じグループに滞在中のトーチョ氏と共同で8月に仕事を行い，彼に引継いでもらった。　滞在中にはこの実験の他，光による半導体素子の高速スイッチングの実験の一部と光ファイバー中の光パルス伝播特性に関する簡単な計算等も行うことができた。一年間の滞英の最後となった9月に，物理学科のコロキウムで私の仕事について話をし討論する機会があった。レーザー関係の3つの会議に参加したほか，2つの研究所を訪間することもできた。　振り返ってみると，イギリスの社会を部分的におおう保守的な雰囲気及びその影響を受けながらもそれとは対照的なインペリアルカレッジ物理学科の相当数の研究者と他のスタッフのはつらっさが印象的であった。イギリス経済を支える技術は日本に比べ幾つかの分野で，遅れをとっているが，基礎科学及び特定の披術分野では今後イギリス独自の大きな寄与が期待できるという印象を受けた。今回の出張は私にとって研究の幅を拡げることはもとより，ヨーロッパの一部と外からみた日本を認識する上でもよい機会であったことを感謝している。　なお，この度の在外研究に際してご配慮とご援助を下さった内外の方々に厚くお礼申し上げます。インペリアルカレッジの物理学科の主要ビルであるブラッケット・ラボラトリ（5）外部発表※投 稿論文番号 題 園 発　　表 者 掲 載…土叩山等？21 Dete工・mina趾on　of　CrystaヨPoint　Croup　by　a　Higト 堀内　繁雄 Aota． Crys亡． A35R僅solution　Electron　M1oro冨cope㎞age在2911979）722 A　New　Member　of　Sodium　Tit且n乱tes，Na宜TioO岬 渡辺　　遜・坂菓 義雄J． Soli吐 Sta舵． C11em． 28397堤　　正幸 （1979）723 On　the　Contributions　of　t11e　Internal　Modes　of　Mole一 石稗　紀彦 Aota． Crys古． A35ou1僅s　to　t…、e　Debye－Waller　Faotors．皿．Ur趾613（1979）C－So11eringer724 CoIoured　Co乱ting昌on　Alumin｛um　Proauoe〔1by乱Vary一 和圖　健二・畑聖予 東一 J． ApPl． 酬ootroo11em． 9 似5ヨng　tヨ1e　Duration　of　a．o．EleotroIysi雪Treat㎜ent工、 内日ヨ　健治 （1979）Tllin　Co飢in厘s725 Coヨoured　Coatヨngs　on　Aluminium　Produced　by　a　V帥y一 棚蘭　健二・畑擬 東一 J． ApPL Eleotrochem． 9 457｛ng　t11e　Durat｛on　of　a．o。馴僅otrolysヨ富Treatm色nt万．Thiok　Coati11呂s内圖　健滴 （1979）726 臼崎　儒一・ FOP 4 8 37 （1979〕727 D｛e　Kri冨taHstruktur　von　Bariumg僅rm乱nat－11ya閉t　B乱O． 加藤　蒐夫・萬山 英治 Aota． Cryst． 優35 ！324CeO宝．　5H．O（1979）728 Growt110f　Anatase　｛TiO宝）Cry冨taI　by　C11emical 泉　箆土爽・小玉 †蓼志 3、 Cry畠t． Crowt11． 4ア 2 139Transport　Reaot｛on彗with　HBr乱nd脾Cl 小野　　晃 （1979）729 Stuεyof　the　Struotureof　S｛lioa　G1assby　Hig11－Re畠oヨut…on　Eleotron　MiorosooPy板災　幾雄・石塚 和炎 J、 Non－Cryst． Solid冨 33 3375 く！979）730 Struotural　V邑riety　of　Iron　Sulfヨaes 紳沢　弘塾 Tran舳otions〇三 士he Amer1oanCry菖t且1109rap11io　As畠ooiatヨon 15107 ｛1979）731 Studie畠on　th僅Immisoibi－ity　Phenomenaヨn　N乱CrSi里O百 大橘　騎夫 j． 3apan． As畠oo． Min． P畠t． EoonBearing　Pyroxene　Sy畠tems Ceo1． 74 9 326 ｛1979〕732 La・Ol，YlOコ含冶’アルミノケイ駿塩ガラスの遷移金燐酸化 金 燭勲・牧鳥 兜努 窯難’脇会誌 87 9 468物による慈色 境野（1979〕照雄733 T…le　Formation　of　Sing－e　Phaseβ一畠ialon ．三友 護・愈元 信竹 Proo．鈴木of　International　Sympo呂ium弘茂 on Faotor昌 in　Den菖if1oatio≡1andSintering　of　Oxide且na　Non－0xヨδeCeramios， （1978）Japa・734 T11e　Sintering　of　SiコN．undeF　High　Nitrogen　Pre昌sur虐s 三友　　護 Proo． of Internat長Onal Sympo冨1umof　F邑otors in　Densif1oatio≡1andSintering　of　Oxide　and　Non－oxiεeCeramic畠， （！978〕apa・735 YjAlSi＝07Nパn　a　Sys亡僅m　of　S』ON莚一Y宣OコーA』0。 田中　英彦・ 授谷」l1安利 PrOC． of InternatiOna，猪股　奮三Sympos1umon　Faotor呂　in　Densifioa亡ion　邑ndSintering　of　O民ide　and　Non－oxiaeCeramios、 ｛1978）j邑pan736 Preoip｛tation　Meollani畠m　of　BN｛n　t11e　T釧・nary　System 遼’藤　　、忠・福授 脩 J，Mat． Soi． 14 1676of　B－Mg－N 猪E日　　稔（1979〕73？ Thermal　Desorption　SPeotra　of　Oxidiz畠d　Vitreou菖 松本精一郊・瀬高 億雄 Carbon 17 3C3・ ｛！979〕Carbon彗738 Brig11tn嘗畠冨of　S｛ngle　Crys宣al　L乱B6Caihodof＜！00〉and＜110〉O1・ient乱tions志水 縫一・新…遡 巧蘭中SoanningE1芭otron　Mioro昌coPy高穗・大島 、豊、平河含Sympos1um　SEM Ino一， ｛1979）七雄・平岡 秀雄 U．S、 A萩原 宏俊739 Defot　Struoture　ana　Oxygen　De打u…1ion　of　UndoPed　andAl－dopod　Poiyory苫t乱脳ne　Ni0自崎 儒一・守畜 佑介 Proc．錐of互nternatioIlaISymposium羽田 on Factors ｛n D僅nsifioation 帥aSヨntering　of　Ox｛ae帥d　Non－oxヨaeCeram1o彗， （1978）Japa・？卓O T11僅rmal　Deoompo冨ition　of　Si－A1一〇一N　Cer邑mios 三友 護・欠島 櫛行 J．Am． Ceram． Soo． 62 5－6麿尤 信行 316（1979）74！G　rowth　of　Mg里TiO’S　ingヨe　C　rys胞1冨by出e　F　loatingZone　M眺110d避藤 窮・木村 茂行 J．Mat、 Soi、 1追 1901 （1979）北村 健二二742 LaB面an〔l　SmB‘（O0！〕Surfaoes　Stu幽ed　by　Angle－Re畠oヨved　XPS，LI…：覧D，邑nd　ISS衝野 正和1西谷 誰介 Surf． Sci． 86大島 、態呼・黎中631｛1979〕高穂坂内 英典一河合 七雄743 Direot　Observation　of　L割B；（O01）Surfac僅at　High 膏壁予 正稲・函谷 龍介 j． ApPl． PhyS． 50 7 4802Temp僅ratwes　by　X一閉y邑na　U1travio！et　P110toeleotron 大島 一窓呼・艶中 高穗Spectro彗copy，Low－energy　Eleotron　Diffraotion，AugerEl㏄tron　Spectro呂ooPy，ana　Workhmction　Measure一（1979）坂内 英災・河含 七雄mentS744 IIB　洲uc1僅ar　Qu旦drupo1芭Int豊raotion1n　Metal 鷺野　正和・河含 七雄 j． P11y畠． Ch色m． So1id菖40 ユ1H僅畑bo・ides　lMB昔） 797｛1979〕745 On　a　S巳1トTrapP僅d　Aoou昌tio　Po1aron　wit11the　S｛te 梅原　雅機 J． Phys、 Soo． Japan47 3 852Diagonai　and　Sれe　OH－Diagona1Electron－Phonon王nt僅raotion｛1979〕（6）746 （4”）里4C　Type　Super昌truoture　of　TiS1．“且s 板菓 籔雄・f生伯 墨竃 Ao胞． Cryst． A35 564（1979）Det芭rmin芭d　by　Hi曲一Re畠olution剛eotro11Mioro畠ooPy 脚11 欝三・ 松一升 良夫堀内 繁雄・串平 光輿747 Miorostructure　of　Hot－pr僅冨冨ea　SiCwith　AlB空A〔1aitive 閨中 英彦・猪股亡』’’’’　…　’o…Yogyo－Kyoセa1一島1・i｛1979〕 8ア lO 5唾！748 光黄辮分光法による圃体材料の蜀干究 江良 綜 応用物理 48 ！0 985（1979）749 高分解能趨高厘選蜘：よる緒晶構造および欠陥の解析 松井 良夫一堀，内 繁雄 エレクトロ・セラミクス 秋号 26（1979）750 ホウ化ランタンに関する概究 河合 七雄・大島 一皆、平 応用物王露 48 ！0 908｛1979）費野 正和・園中 萬穗石沢 芳夫・志、水 縫一簸谷 瀧介※　口 頭題 目 発 表 者 学　　協会誌 発表臼Ca・（PO・）1のフッ薬含有液中での水和と生成アパタイトの性状 門鰯 英毅・」二翌予糟一 石衡石灰挙会 6月3C臼MgFeO・の酸繁拡敵に及ぼす不純物添加効果 臼崎 儒一一・守書 佑介 窯業協会 7月6臼1」」村 博・羽囲スピネル型ワユライトの’格子欠陥 山村 博・羽圖 窯業協会 7周6冒大島 弘歳・［…ヨ崎 儒一一MgAl．0rMgF僅宣O。系の酸繁拡敵 羽圖 帥奇 ｛言一 窯業協会 7周6日1⊥嚇 簿セラミックスの特熾，成形法 猪般 曹三 臼本ガスタービン挙会 7月6日ムライトの溶融憧状と単結編育成 進鱗 勇 緒爆I成鐘国内会議 7膚玉5臼チ目クラルスキ法による希土類ガーネットの結晶成長 富沢 蛸人・森 泰適 緒＝芋1ヨ波長図内会議 7月17日北村 健二・本閥 茂羽顕原色系電解潜色洩 和嗣 健二・松辮 良夫 金鰯表面披術協会 7月2C日堤 正拳・内田 健治アルミナ・グラフ7イト土に分敵したニッケルの磁気的燧黎：の 山村 博・ 磁燃醐祭会姜鍍 7月20日徹究 L．N MulayEffeot〇三Uniaxial　S亡res冨且nd　Ouentation　Re1邑tion　wit11 岡字宇 敏 第7回高圧カ團際会灘 7月31日H｛gh－Pres島ureStrutur僅attheTransitionofA4，B1anδB3type　Crysta1彗SヨnteFing　Meo11ani畠m　of　Di邑mond 赤石 実一佐藤洋一郎 第7鐵高圧力鰯際会灘 7月3正臼榊日ヨ 久生・瀬高 僑雄大沢 俊一・襯長 脩Cryst邑1Growth　of　Diamond 榊蘭 久生・赤石 実 第7鐵萬庄力醐祭会姜義 7月31B瀬高 儒雄・遼藤 一忠犬沢 俊一・山岡 僑夫福長 脩ACompre11ensiveRuleofPressureユnduoedP11a昌e 禰鐘 脩・Lu問 儘夫 第7鰯寓厘力国際会議 8月2臼Tran彗format｛on　in　Double　OxidesVisu邑1izヨng　Atoms　in　Crystal　by　1MV　HRT蓮M 堀内 繁雄 鵜47蔵ノーベルシンポジ 8月8日ウムPosition　Anni11ilatヨon｛n　Re03 赤羽 隆史・干葉 利儒 鵜6回サガモア会繊 8月19臼津困 惟雄L乱B。熱陰極と表醸 大島 一喪、平・欝野 正和 テレビジョン学会 8月30ヨ囲卒 高穗・函谷 徽介河含 一ヒ雄Two　Dimensiona］Long　Range　Oraer　in　YFe…O。 秋光 純・穗手頚 満広 磁牲に関する醐際会議 9月7臼白一島 紀一・遼麟 襲鴛塚 昇不逮統銀潮糞の遜気特性 囲中 耕二 篭気遜繕挙会 9月14BEXAFSによる葬晶窒迂体の構造 澱升 昭彦 東京大学，坐産披術研究 9月18日所Positron　Anni11ilation　in　Oxides 漆田 機雄・赤羽 縫史 イオン緒■祭に関する鰯際 g月27臼干葉 利僑・T． Tmev シンポジウム自崎 イ蕾一Siフラックスからの11BN単繕晶の生成 眉弊 敏彦・佐藤 一曹、夫 応月…物理挙会 9澤30臼砦鑓’稔、T1C｛OO1）面へのH里Oの到吸瀞一LEEl〕，UPS，XPS， 大幽 一忠平・蒋野 疋和 応用物王堅挙会 9月30日　巾　蕊穗・西谷鵯　含　七雄一矢錨 醜介文稲A洲一A。複含月簑の作成 上村揚一郎・砦田 稔 応用物王魏挙会 玉O月！臼LaB。（210〕繭の低い仕事関数と表圃原子櫛途 大．蟻 一窪、平・費野 正禾111 応月司物王璽学会 10月1臼囲中 高穗・西谷 瀧介河含 七雄（7）TiC（O0／）面の電子状態I－ARUPS一LaB。低指数表面の構造と仕事関数大島田中河合伊原西谷田中岩崎忠平一青野高穂・西谷七雄・渡辺英雄龍介・責野高穗・河合　裕・中村正和龍介一弘正和七雄勝吾応用物理挙会応用物理学会1O月1日10月1日運　営　会　議　9月ユ7日，第78回運営会議が「昭和55年度予算概算要求にっいて」、「研究の進捗状況について」の議題で開催された。　u月5日，第79回運営会議が「研究の進捗状況にっいて」の議題で開催された。研究　会　結合状態研究会（第ユ6回），昭和54年9月5日，「オレフィンのメタセシス」についての議題で開催され討議が行われた。　焼結研究会（第24回），昭和54年9月21日，「XPS　me・一surements㎝Oxides」の議題で，フランクフルト大学，Hn．Cbum教授を招き講演が行われた。　結合状態研究会（第17回），昭和54年！ユ月14日，「オレフィンのメタセシスの理論」にっいての議題で開催され討論が行われた。　電気光挙結晶研究会（第2回），昭和54年ユ1月15日，「電気光学結晶の光学的施光現象」にっいての議題で開催され討論が行われた。来　　　訪　9月2ユ日，中国科学院，季昌副院長を団長とする訪日代表団6名が来所し所内を児学した。　10月ユ9日，チリ，中央鉱山冶金研究所副所長，We・ne・Sch1ein　Schwa。。ba．m博士が来所し所内を見学した。外国人研究者の紹介　フランス，国立中央科学研究省（CNRS），電子光挙研究所のドミニク・ドリニヤク博士（Dr，Dominique　Dorig一・ao）を「高電圧・高分解能電子顕微鏡による分子と結晶の研究」のため，昭和54年11月19日から昭和54年12月17日までの予定で受入れた。研究発表会会場風景第7回研究発表会開催さる　昭和53年度にお・いて，所期の研究目標を達成した第7研究グループ（酸化チタン），第8研究グループ（ダイヤモンド），第14研究グループ（酸化レニウム〕の研究成果の発表会が，昭和54年！1月27日，都道府県会館で開催され，関係研究機関，大挙，民間等の研究考が多数参加した。外　国　出　張　第12研究グループ主任研究官，青野正和は炭化ジルコニウム及びその関連物質の表面状態に関する研究のため，昭和54年11月2日から昭和55年ユ1月1日までアメリカ合衆国へ出張することとなった。最近の出版物　無機材質研究所　研究報告■第19号　酸化チタンに関する研究第20号　ダイヤモンドに関する研究第21号　酸化レニウムに関する研究郵便番号の変更について　筑波学園郵便局の開局に伴い当研究所の郵便番号の表示が変更となりましたのでお知らせいたします。　新表示　〒固回回□□　　旧表示〒団亘囮固］発　行　日編集・発行昭和54年12月1日　第60号科学技術庁　無機材質研究所NATIONAL　INSTITUTE　FOR　RESEARCHES〒305　　茨城県新治郡桜村並木1丁目1番電話　0298－51－335IIN　INORCANIC　MATERIALS（8）