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[NRIMNews1968-11.pdf](https://mdr.nims.go.jp/filesets/948f40a6-75a0-4f3a-8e22-892c8142cd3c/download)

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佐々木 武

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[金材技研ニュース 1968 No.11](https://mdr.nims.go.jp/datasets/e0917348-73ba-4ae4-b6a1-cbadaab636d7)

## Fulltext

金材技研ニュース　1968　No.11七Φ一．出E①o一一〇⊂ωE0箏○コーooo－o0＝あ○蜆oo．］o－Eo一垣oo］10’0E0f000眈o〇一10－〇一眈○眈餉Eo．但≧里三…ω…Z－o○餉］○工←＝□●●一0．11金属材料技術研究所就任にあたって　木年8月1日当所に赴任して以来約3ヵ月を経過したが，約500名という人組織の中では，いまだに職員の名前，顔および業務の3老が完全にマッチしない有様である。企画課の業務を行なうにあたって，このことは基本的問題であり，併せて研究室とMan　to　Manのコミュニケーショソを十分行なうことが重要であると考えられる。　当所は創立以来本年でユ3年目を迎え，総人員500名という・大規模な金属材料の総合研究所としての体制を確立したが，いまや現在までに蓄積された潜在力を研究成果として具現し．これを積十亟的に産業界に普及・湊透させて行く時期に到達している。すなわち，資本取り引きおよび技術導入の自由化の一層の進展は，わが国における白｛技術開発に対する要請を一層強めており，これに伴なって，国立試験研究に対する杜会的経済的要講は益々重大なものとたり，国民経済的観一点から，その存在意義が評価きれるようになってきている。この意味において，当所に課せられた責務は誠に重大といわなければならない。　いうまでもなく，当所は，わが禺唯一の金属材料総合研究所として，産業の基礎的・共通的技術として重要な金属材料について，基礎，応用および開発研究を一貫して実施しているが，これら研究の円1什かつ効率的運営を1ヌ1るためのサポート・セクショノである企画i課の業務としては，研究予算の問趨をはじめ，研究進捗上の問題点解決のための業務の処理ならびに研究成果の管理等を通じて，研究所の研究成果を広く産業界に対して捉供することが主題であり，これらは，研究所の全体活動を最人企画課長　佐々木　　武効率で運営するという管理目標に対して行なわれなければならないことは勿論である。　一般的に，研究活動は，研究老の創意を核として，それを産業技術ヘディヴェロプするための　　　　効率的管理によって発展するものであり，とくに後老の場合に．は，所長を中核とするトッブ・グルーブに対して業務管理上の意志決定を適確かつタイムリーに行なえるに必要な情報を捉供することであろう。いかに優れた基礎データも，それは適切な管理なくしては技術としての発展の可能性は減退してしまう。この意味において，ManotManに始まる研究情報は，組織情報として決定111勺な役割を果すことになり，研究所の効率的管理にとって基本的役害1」を果すことになる。最近，論議されている米国に対する各国のテクニカルギャップやマネジメソトギャッブも，情報管理面での後進件が原凶していることは否めないであろう。さらにまた，研究の総合的推進を図る上において，研究老の交流をはじめとして，外部機関との連けい（たとえば共同研究）を確保することは，今後の研究所の運営管理にとって益々重要性を持つようになってきている。　このようにして考える場合，当課に課せられた役割をいかにして遂行すべきか，大方のご支援とごl1ヒ正をお願いして就任のご挨拶とします。Fe－13at％Be合金の時効と機械的性質　析出腿化型鉄基二元含金のうち，ほとんどの禽金では明瞭な核生成一成長機構という一般の柵土1適程をたどるが，Fe－Be合金においては，その前駆段階に規測格子→変調構造の存在が確認されており，他の鉄基二元禽金と異った析出過程を示すものとして注周されている。変調構造がスピノーダル分解によるものか，核生成をともなうものかは現在のところまだ確定していないけれども，この合金の機械的性質については，その複雑な析1二1二腿程にともなう著るしい析H二腋化及びPe君Be規則令金の特異たCOntimal　mechanica正twimin9及びuntW主mingが幸股告されている。　金属物理研究部では析齪1順化鉄基二元含金の析11L脳程と硬化について一連の研究を行なってきたが，今1亘1はその一瑛として複雑な相変化を示すベリリウムを選び，各梢の慨化への寄与の大きさを，電子顕微鏡観察と対応させつつ圧繍試験により調べた。試料にはFe－13at％Be含金をもちいた。　騰効処理によって著るしい慨化を起す以外にこの合金系では特筆すべき＝到1＝として変形モードの変化が起る。その一例として図1に400℃時効の場合の応力一クロスヘッド変伽的線の変化を示す。変形モードは1釧寺間時効までは双I1箱で，それ以後では辻りに変る。0．2％f10w　stressは矢印で示す狙1く，双品から辻りに移る段階で急激な駆化を示す。種々た渦度で求めた時効破化渕］線を図2に示す。これらの脇線は600℃時効を境にして低漁／フ1㌃側と高漁側との2つのグループに分ける事が舳来る。前者はある時間にかけての急激た硬化とその後の緩慢た硬化で表わされ，後者は時効初期のわずかな腿化とその後の小さた硬化（650℃1踏効）と軟化（700℃1時効）で表わされる。前者の変形モードは，急激な硬化の段階で双晶から亡りに移るが，後老のそれは，650℃時効では最大硬化後辻りに変り，700℃時効では全て双晶である。　電子顕徴鏡観察の結果は次の如くである。低淑側の双晶変形で破化が起っている頒域では変調構造，亡り変形に移った領域では微細な中間相，高漱側では1時削寺効までは1～2000A程度の槻大化したl1卜欄梱，それ以後は650℃では板状の安定媚が1＝1］闘相を核として始まりその粗大化が，700℃では1・fコ閲相が消減し最終安定棉の析出が姶まりその粗大化が観察された。　以上の結果からFe－Be禽金ではその変形モードは変調構造を含む場禽は双縞で，徴細な粒子が析止／11してくると亡り変形に移ってゆく・又変調構造の発達と共に0．2％f1ow　stressが増大する。350℃から500℃の間で双品から辻りに移り変る応力がしだいに減少しているのは，この漁度範鵬では変調構造と1非1問湘とが混在し，時効視度が高くなると変調構造の成長が促遮されるが，それ以上に中問相の成長が早くなる為，変調構造の波長の短い間にlll・閲欄州1・峨するからであろう。又高滑側では，11時問以内ではllト欄棉が少量たらぼ双晶　　　　　　　　　　　　変形を起す窮を，1時罰皇OO■　ほ02　100ヒ　50」　　o｛OOt　o膏1o膏　　i　　　　2　　　　3　　　　－CROSS・HEムO　O」SPR坦〔EMENT　’MM〕応プコクロスヘッド変伽酌線の時棚奇闘による変化を示す。1時閲から16時閉にかけて葱激な硬化が起っている。？は側；；i変形を、sはヒり変形を示す。：≡200茗　150一三乞ユ、ノ人　　。l　　J　O．Ol　　　　αl　　　　　l　　　　　lO　　　　　」OO　　　　lOOO　　　　　　　旦GlNG　　T’ME　　　‘　HR　j関2　綴々な綴度で求めた時効破化洲1線をホす。600℃崎効を蜘こして縞混側，低淑側の2つのグルーブに分けることができる。聞以後では安定棚が多数存在すれぼ双品変形が抑えられる二妻擦二を示している。すたわち双鰍はcoherentな析1土附子は通過できるがnOn・COlユerentな析1上1粒子は通逃出来たい娩を示している。2　一アルミニウムによる水の腐食について　アルミニウムは熱力学的には活性な金属であるが，表耐こ級密な酸化脚膜が生成しやすいので耐食性に・慶れている・しかし水遭水や天然水などのlll1llでは保護皮膜は局舳勺に破壊されて孔食を生ずることがあるO　腐食防食研究部湿食研究窒では，アルミユウムの水11トiでの孔食を防止するプフ法を開発するに当って，まず始めにどのような水中溶存成分がアルミニウムの孔食に影響するかを検討している。　水遭水呼1に含童れる溶存成分には主としてCa2＋イオソ，Mg2＋イオソ，Naキイオソ，C1ソオソ，S042’イオソ，SiO島2一イオソ，HC03■イオソ02およびC1筥があるが，Cトイオソおよび02が孔食に不可決であることはすでに知られている。しかし他の溶存成分については明らかではない。そこでC1凹イオソおよびO！を除く他のイオソおよびガスについて，それらの濃度を変えるなどしてつくった人］二水道水で腐食試験を行なった結果，水のpHおよび水11トのCa2＋イオソとα2が孔食を起こすのにたんらかの咋用があることがわかってきた。　人二1二水道水のpHに対してその水で起きた孔食の最大深さをプPツトしたのが図1であって，孔食の最大深さは，水のpHが低くなるにしたがって大きくなっている。図111・の実線は圧11帰腹線であり，　d二一5．5π十雀1で表わすことができる。ここでdは孔食の深さ，丸は水のPHである。この実験ではどの人］二水逆水にもSi032凹イオソを添カ糺なかったので，pHが7．2以」二では全獅腐食を起こした。ひとたび企獅腐食が起きるとbayeriteの厚い皮膜が表而に生成し，かつ陽極電流密度カミ減少するので孔食の成長は抑制される。したがって孔食は深くたらない。　Ca2÷イオソとC12の孔食におよぽす作用を調べた結果が表1であって，Ca2＋イオソとα2がどちらも存在したい水では深い孔食は企く起こらず，どちらか一方が存在する場命にはやや深い孔食が起こり，同時に存荏する場禽には非常は深い孔食も起こっている。Ca2＋とα2が孔食におよぽす作用を統計的に検定した結果，i1亘，1方とも5％の危険率で有為であった。杓50べ　　　4．0　　　　　　5．0　　　　　　　6．0　　　　　　　　　　　　　pH1采i王　孔食深さにおよぼす水のPHの影機100500●●　●●●　・●●●■●●●4．0　　　　　　5．0　　　　　　　6．0　　　　　　　7．0炎ユ　人二［1水遭水11ト1での鐙人孔灸深さ7．0B］ B呈92， 20 16， 2A］38， 工0 8， 玉34， 工 2， 12唾， I 2， ユ10 1A呈 6 11 1A1；Ca呈十イォノ約30ppnユ作宅i＝…A宣；Ca皇十イオンなしB王；C1皇了pPm作ギ1≡B1；Cl！たし以下4頁よりつづく　来年の1969年I玉W年次火会は來郁で榊11が予定されているので，ポーラソドの系1ユ繊委凝会・の濡鋤にも沈意を｛ムった。一・rlに災欧といっても，関の箏脩がかなり災なっている。とく1こ，束ドイツと共膿躍遮蟻…術のチコニニ・は耐竈11」鮒養，1の印象を受けた。いずれにしても・｛瞭び仰びとし・た1…ll．I，1の箏気を腹一’杯微えることは布難いことだと忠った。　「，員欧と爽欧の三にとして溶捗閑係の研究欧を，側を｝講1じくして兇学し，涛艦鮒究のありプ了について上と較検喬寸し得たことはまことに幸いであった。1凡漱と蜘玖の溶槻樂1係の微究豚の機構級繊はそれぞれ＝拷しく災なるが，狐礎から隙発爽｝憎化までの過系』ilを進める、し二に一きわめてよくできているように考えられた。この点，！コ本の場余熟考を婆するところであろう。一3一西欧と東欧における国際会議および研究所の所見溶接研究部長　　丁博稲壇道雄　水年6月28日より7月261ヨまでの29日問，西欧4ヵ国（イギ’リス，西ドイツ，　フラン’ス，ルクセソブルグ）と東欧4ヵ国（東ド’イツ，ポーラソド，ソ連，チェコスロバキヤ）を廻り，7月8日～11日のルクセソブルグにおけるEul’opean　CommunitiesforSteel　and　Coal（E．C．S．C．）の第4回会議（不定期の開催）と7月14日～20日のポー　ルクセソブルグE．C．S．C．ラソド・ワルシャ1フにおける　第4回会・議場のInternationaI　Institute　of　　　　　　　Center　EursDeenWelding（I．I．W．）の1968孝r1次大会（勿1年開催）にそれぞれ日本のDeIegateとして出1席し，論文発表と討議を行なった。また，BISRAの冶金研究部（She冊eId），BOC溶按研究所お’よびBOC一・Airco化二［機工場（London），Technische－Hochschu1e　Hamover　の材料研究所’（Hannover），BASFの高圧プラソト］二場（Mannheim），SGN杜の原予力設言1・部（Paris），SAF杜の溶按セノターおよびPont　de　Maxen化］．1機工場（Parisとその近郊），ZIS中央溶披研究所（Haue），Technische－Hochschu1e　Magdeburgの溶按研究所（Magde一一burg），Weldi㎎Show（Warsaw），Huta一一Warzawa特殊鋼工場（Warsaw），E．O．Paton電気溶挫研究所（Kiev），Moscow　Univ（Moscow），VUS　チェコ溶接研究所（Bratislava）　を’見学＝した。　E．C．S．C．はE．E．C．（欧州経済共同体）の母体となったといわれる権威ある国家機関であって，Lたがって西欧諸・国を主体とした機・関である。今回の会議の主題は　“Stee1｛n　the　Chemica1Industry－the　Behav1ourof　Stee1subject　to　Extreme　Che11］ical　and　Phys三calStresses”で，論文総数46件のうち招待論文は日本1件，米1玉14件，ソ連2件であった。これの日本の窓11は日本鉄鋼連盟、で，今回河田所長の御捷せんにより，はからずも非才の私が日本からの招待老の栄に浴した。私の提出した論文は　the　Use　ofHigh．・．。ResistanceStee1forWeldi㎎E－C．S，C一第4回会議の開会式場内の筆老（2列目右から4人目）High＿Pressure　Instanations”で，このため八1隅製鉄㈱および石川島播磨重工㈱の御脇力を恭うした。会議は4つのWorking　Partyから成り，5ヵ国語（英言吾，フランス語，ドイツ語，スペイソ語，イタリー語）が使用され，イヤ・ホーソによる同時通訳で，講演はなく白由討論のみ，3hrs×2daysのきびしいものであった。開・会式にはルクセソブルグ君主および］三女’が臨席し，総理・大臣始め主催者側の会長らが舞台上に参列した。参加国は15ヵ国，参力111者は西ドイツの110人を筆頭に約430人であった。会議の空気は，われわれ日本人にとって容赦のないものであって，西欧とくに西ドイツのグループ意識は強いものであった。それは貴重な体験であった。　ワルシャワの年次大会において特筆すべきこIIWとは，東大木原教授が日本人として始めての記念すべきHoudremont　Lectureを，7月ユ5日の開会式に弓1続いて行なったことである。その題名は“Weld　Crack昌andNotch－Toughne昌s　of　Heat－Affected　Zone　in　High－Strength　Steels”で，この論文執筆に私と船・研の池田室長が関与した。またこの言・」’論会が7月ユ8日の午後，Comm．IXとXのJ〇三nt　Meetingとしてユhr行な牙・っれ，木原教授を’支援して私も答弁に加わった。一方，私白身としてはComm．IX，XIIおよびXIに出席し一て，つぎの三つの論文を提出し討’議した。Doc．IX＿575－68，“High－Strength　Ste已1s　for　Welded　　　　　　　　　　　Struct／1res三n　Japan”　by　M，Inagakj，Doc．XII＿418＿68，“FundamentaI　Res巳纈rch　on　On已＿　　　　　　　　　　　Side　Arc　Welding”by　M．Inagaki　　　　　　　　　　　and　A．Okada，Doc．IX＿168＿67，“InfIu£nce　of　Heat　Treatment　on　　　　　　　　　　　Cre巳p　Rupture　Stre㎎th　of　Welded　　　　　　　　　　　Joint　of2κCr－1Mo　Stee1”by　WL　　　　　　　　　　　Inagaki，I．Okane　and　M．Nakajima．　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　以下3頁へつづく　　　　　　　（通巻　第u9号）繍集兼．発行人佐々木武印　　刷奥村印刷株式会杜　　　　　　　　　　束京都千代1｛」区西神田1…1－4発　行　所 科学技術庁金属材料技術研究所．東京都目黒区中目黒2丁目3番！2号電、、I．1目黒（7ユ9）2271（代表・）郵便番号（153）