# Fileset

[NRIMNews1968-02.pdf](https://mdr.nims.go.jp/filesets/91a35af4-7a74-4dca-9133-322b50842d20/download)

## Creator

吉村 浩

## Rights

In Copyright[In Copyright](http://rightsstatements.org/vocab/InC/1.0/)

## Other metadata

[金材技研ニュース 1968 No.2](https://mdr.nims.go.jp/datasets/5b8c6bb0-2d54-432a-a891-a4f3cf454877)

## Fulltext

金材技研ニュース　1968　No.2i〇一、ゼEoo一一〇＝蜆⊂o．oo］100．o0＝あ○蜆oo．］o－Eo一垣oo］10’0E0f000眈o〇一10－〇一眈○眈餉Eo．但≧里三…ω…Z－o○餉］○工←研究の推進を考える　　　　　　　　　　庶務課長　丹治　三男　設立以来，12年の歩みを続けて来た当研究所はその消費予算84億，定員472人及び溶解圧延・熱処理，材料試験等研究施設多数を有する大規模研究所に発展し，課せられた任務を遂行しつつあることは同慶の至りである。　この問，研究の推進をはかる方策として歴代管理部の部課長が「研究の総合計画化の必要性」，「材料試験と工業水準」，　「研究計画再検の必要性」，「金属材料の研究」，「研究と設備保全」，「会計の一視点」などの有益な御意見を本誌で述べておられ，全くこれにつきるものであり，私などのとやかく申し上げる余地はないものと思われる・　しかしながら，東京・大阪問がリニァ・モーターヵ一を利用して1時問20分で行けたり（昭和41年1月発表，20年後の国鉄のビジョソ），地球から3億5千万キロの距離にある金星への軟着陸に成功し，表面温度，大気圧力，空気，磁場などの内部構造がわかり，月よりもずっと遠い惑星旅行の夢が芽生えたり（昭和42年10月，ソ連金星4号），新しいところでは，南アで行なわれた心臓移植の成功（昭和42年12月　ケープタウソ市フローテ・スフール病院，但し，手術後，人体拒絶反応を押さえることができないで18日で死亡してしまったが）たど科学技術の目を見はるようたすぼらしい進展がみられる昨今の事情のもと，思いつくままに，若干の提案をこころみてみた。　第1は，他の企業におけると同様，研究者不足を補う手として人造人問（ロポット）を使用することである。昨年11月，世界ではじめての「ロポツト・シソポジウム」が東京で開かれ，“バーサトラソ”と言う米国生れのロポットが公開実験され，溶接作業などを行なって実用化へ一歩踏み出している。コソピューターに目や耳や手足をもたせた優秀なものが出現したら，人手不足を解決するのみでなく，給与や住宅もいらないので当今はやはり財政硬直化を防ぐのにも役立つことであろう。東大生産技研の成果がはやく実ることを期待したいo　第2は，研究業績を大きくするために，研究に哲学とか思想とかをとり入れることである。研究の細分化に従い，問題の分析が専門化し，何のための研究たのか，これら研究が何を目標とするのかが分からなけれぼ偉大な進歩は期待し得ないであろ㌦湯川・大河内両博士はこの点を心配し，新年対談で小さな業績がたくさんでき，又，このような博士が大ぜい出ることは警告するとともに幅の広い学究がたくさんでることを望んでいる・　与えられた紙数もつきてLまったが，夢が意外に早く現実となったり，又，常に哲学をとり入れた研究態度をもつことの必要性を述べさせて戴いた。何かの参考になれぼ有難いことである。鉄の粒界破壊に及ほす炭素，窒素，酸素の影響　延性一脆性遷移激度以下における鉄鋼材料の破壊には，勢開型と粒界型とがある・粒界型の場合は大抵遷移温度が高く脆性域における破壊応力は低いという、点で甚だ好ましからざる破壊挙動を示す。粒界破壊の発生はその材料11111の合金元素最，不純物元素量，熱処理等に彫響され，例えぼ鉄鋼巾に普通に存在する元索である炭素，窒素，酸素の量はすべてこの問魑に関係があるとされてきた。ところで実はこれら元素の景多響を分離して調べる磯＝は，爽験手続きとしては容易でなく，従って従来の報省もこの一1煮から見て不充分なものであった。この様な蔀＝情の下に最近行なった爽験とその結果を以下に述べる瑛にする。　炭繁と酸素の影響を調べる爽験としてはまず再電解鉄を真空溶解し，炭素や酸化鉄をアルゴソlll11で加えて炭素量が0，012～O，0ヱ5％の範囲にあつて，しかも酸索最が0，002％，0，0！2％，0，016％と異なる3種類の試料を用意し，板状の引張り試験片に仕上げた。これらの試料を930．Cで真空焼鈍した後700．Cで数時問から数目水素焼鈍して僕素最を色々な程度に減らし，徐冷後イ9㌍C，一75．C及び常瀞で引張り試験した。結果の一例として一196．Cにおける試料の伸びと破壊応力とを図1に示す。即ち試料の破壊挙動は酸素量と関係婁10b冊｝　51＼　■o　■｛o‘‘’ ■■■o 閲一…’o70o“^＼＼。　’㌔…＼、÷＿←　　　　　　　　　　■＾oy50一只　40遺騨　ヨo擦20 誠験温度一196・oo’ o O．O02、酸繁lO● ’ o．o12一葭垂量…■ OO16■葭垂難o。o02－o04．o06．o08．olo．o12．o14 ．O16山欣繋 ｛い．％〕潔i1｛いなく，淡素最が0，003％位までは腕炭と共に延びも破壊応力も向上するが0，002％以下まで炭素最が減ると極端に悪い破壊挙動を示す・脱炭による破壊特性の悪化は粒界破壊の発生と平行して起っており，脱炭の目的で使用された水素が乾水素であっても混水素であっても同様であった。　図2は酸索量0，006％でよく脱炭された再電解鉄試料に窒素を加えた場含の窒素量と一ユ96oCにおける破壊挙動との関係を示す。窒素の増カ1’1と共に破壊応力は璃加している。この混度においては脱炭鉄は加窒後も延びを示さなかったが，一75oCにおいては延び，破壊応力共に窒素量に伴って増加した。窒化による破壊挙動の改善に平行して，破蘭上では粒界部分の減少と錯開郁分の増加が見られたO　従来酸素は粒界破壊を招く蔀：により破壊靭性を損うものとされてきた。且つその影響は0，003％から0．02％位の範囲で最も顕著であると報告されてきたが，現在の緒果から見て酸素の影機はあるとしても，　0，002％以下で飽和し0，002％から0，016％の範魍では最早酸素の影響はたい。又炭素は微最でも粒界破壊を防ぐ顕著た効果を持つ。窒素は従来，粒界破壊を促進する有害な元素と考えられてきたけれども実は弱いながらも族素と岡じく粒界破壊を防ぐ効果を持つ。　　　　　　　（金属物理研究部第2研究室）b　lo　O60　50一…40）30只慣　20罫　10閲一繋　　　　　　　　　8一言式彗黄渥。度一196oC○徐冷●　60『Cよη塞≡；令OO．OlO．020D30D4　　　　　　　～t．堵〕関2ヘイゼレット型連続鋳造機による鋼の連続鋳造　現在鋼の連続鋳造は垂直型あるいは湾曲型の速続鋳造機で行なわれているが，溶鋼の注湯方向はいずれの型でも垂直であるので，鋳造速度の増大をはかると必然的に連鋳装置の高さは大となり設備費がかさむことになる。また水冷銅鋳型からのスラブの引抜きによる両者問の摩擦，スラブの収締による鋳型との空隙の発生は本質的にさけられず，生産能力の向上をすすめる上で制約をうけている。　ヘイゼレット型連続鋳造機（写真1）は低炭素鋼板からなる一対の無限回転ベルトの問に溶湯を注入し，ベルト内面を強制的に水冷することにより連続的F金属板の製造を行なうものである。この遠鋳装置は水平に近い角度で鋳造作業ができるため兎直型にくらべて溶湯圧力による鋳造品のふくらみを小さくでき，鋳造速度はベルトの駆動速度で決まるため鋳型・ストリップ問の摩擦はなく・表而状態の良好な製品を得ることができる。また本装置は機構上，鋳型・ストリップ間が密着しているため，冷却能力が大である。次に仕様の主なものを記す。　鋳造速度　　　　　　　　　1～8m／min　鋳造寸法　　　　　　　11幅125～300mm　　　　　　　　　　　　厚：5～75mm　鋳造角度　　　　　　　　　　　O～gO。　冷却水量　　　　　　　　　o～9．5m品／min　工業化研究部工業化第1研究室では，本速鋳装置の鋼への適用化を目標にこれ重でアルミニウム写頁1　ヘイゼレット型連続鋳造機嚢→写真2　パネ鋼の連鋳材合金，球状果鉛鋳鉄，ステソレス鋼，パネ鋼の連鋳を試みてきたが，現在一応の可能性を見出している。鋳造条件はアルミニウム合金ではr鋳造角度6oで20mm厚」と「20oで50mm厚」の鋳造を試み，他の場合は「20oで50mm厚」で行なった。幅はいずれの実験においても250mm一定である。ベルト速度は1～4m／min，冷却水量は1～9－5m3／minの問で変化させて実験した。製品の表面状態はタソディシュノズルの形状に大きく左右されるのでその形状の選択が重要であるが，アルミニウム合金では浸漬型を主に使用し，他の材料では耐火物と注湯の制御の問題もあり開放型で行なった。ノズル部の床而からの高さは約3mである。写真2はバネ鋼を本装置で鋳造したもので断面寸法250x50mmで鋳造角度20o，鋳造速度2－5m／min，冷却水量gm島／minである。　今後，タソディッシュの形状，ベルト塗布剤の選択，製品の実用材料とLての判定，装置の伝熱解析および白動化等を通して普通鋼の連続鋳造を行なう予定である。また溶解炉の制約からこれまでの実験では最大300kgの溶湯の鋳造しかできなかったが，将来実用機としての検討の上からもより多量の溶湯による連続鋳造を予定している。（以下次貢よリつづく）容に反映させるか，鋳造研究室の将来の方向などということを考えたがら16日夜南回りの日航機で帰朝しました。一31．■’’’’’’33．一…一一’………一一11’’’1’一’’一…“’’一’111一’一一’11’33一■一’’’’’’’’’’一一11国際鋳鴛鴛㌃室長1∴＿＿＿＿ピピ㌧1　昨昭和垂2年10月11ヨから6日間フラソスのパリで開かれた第34回禺際鋳物会議に出席するため，9月29目夜北1亘1りの冒航機で出発しました。　この会議は！923年（大正12年）第1回がバリで開かれ，その後1927年第3同，王932年第81遡，王937年第13匝1および1953年第20回の都含灯11がパリで行なわれています。従ってフラソスはこの会議に闘しては指導的立場にあるといえるようであります。また本昭和雀3年には日本としては初めての，東洋においては1昭和41年第331遡がイソドのユニ。一デリーで開かれたのについで2剛ヨにあたる第351互i国際鋳物会議が同本の京郡において開催されることがきまっています。　王Elは会議の行なわれるユネスコ本部において登録をすませ，同階に発表講演論文集など大最の印刷物を受取り会議中のスケジコー一ルをきめました。この会議に登録された人数は1，100名で，1ヨ本からは30名そのほかフラソス308名，ドイツ2！1名，イギリス76名，アメリカ35名およびイタリー37名等となっています。この人数1二1コには同伴の婦人も含まれ，それらの人々は講演発表たどには出席されないのが普通であり重すから講演大会にllu席するのは総登録人貫より減ることになりますが，一方ではその時間11111婦人の見物コースなど特別の計函が必要ということになり関係者はその方而にも気を配らねぼなら浸）ことになるわけです。しかし何といっても主たる行薙は講演発表にあり，発表論文の選定には特別の努力がたされ，大会発表論文数は雀1件で英独仏語の1可階通訳で発表20分，蜘≡；二竈討論20分計40分というかたちで発表されました。これと並行して垂部会の技術委負会が闘かれますが，この郁会はさらに数分科会に分かれていますからどの会場に1上1るかはかなり考えねぼたりません。けれどもその反醐，隆1分の斬Iコと　　　　　（通巻　第110号）　繍炎兼発行人吉　　村　■尋］　　珊1』奥村印刷株武会杜　　　　　　　攻京都平代111枢費榊i1正1〕一4する舳11コの会場に1」1lれぽ欄当の／1又穫が得られるわけです。私禽身についていえぼ，NRIM（金材技研欧文報告）に発表した英文論文が昨年の会議で利用紹介されていましたので，その後の研究の進行状態の説明も容易に行なえ重した。いずれにしても禺際的な場においては，研究発表というものは少たくとも英独仏いずれかの形で発表することによって常時研究内容を世界的た場に示すことを心掛けると同時に，その鮒Hコで’1止界的に通用する権威者に一度は会って直接考えを説鯛する機会を稜極的に持つということが自身の研究というものを世界的に発表する」二に特に必要であり，かつ有効であるように思われました。この場含棉当率直な批判を受け重すし，またオリジナルであることが特に必要であり，研究内容に禍当間魑点があっても前向きの姿勢で話して来るのはうれしいことでした。　また8～王畑重で工場見学旅行が行先別ごと5班に計固されており，私はパリーオータソーリ1ヨソーサソテチエソヌー一グルノーブルーシャモニー各地を見学し，会議1二1コを念めて鋳物］二業技術セソターおよび9］二場を見学しました。　欧州における全鋳造舳の生産高を1965年の統計からみると，砥ドイツ4，831千トソ，イギリス4，745千トソおよびフラソス2，58唾千トソとなっています。臼本はフラソスと同程度の鋳造品生産願ですが，年々生産高が上昇してい重すから現在は西ドイツ，イギリスにつぐ位置にあると思われます。また企業数は銑鉄鋳物についてみると，独ドイッ8填5杜！！万人，フラソス1，224杜11万人ですが目本は2，700杜9万人とたってい重す。企業の数からすると日本は少し多いようです。従って倉理化に関してはやりにくい而もあるということになりましょうが，これは製品の内容によって適正規模があるわけですから，数だけでは閲魑の解決にはならたいでしょうO　また外困にあって臼々種々に見闘し，経験したわけですが，これをどのようにこれからの研究内（以下前頁末尾へっづく）発行蕨科学技術庁金属材料技術研究所　　　　　　　　　災戚都膿　　　　　　　　　　電薯浜雀一然1ヌl1洲；1、■終2Tlヨ3番12号I…り，美　（712っ　3玉81　（チ、2ξ）