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荒木 慎介

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[金材技研ニュース 1982 No.1](https://mdr.nims.go.jp/datasets/5a4797ce-b4be-47a6-bb62-9bcce7c3cb48)

## Fulltext

金属技研ニュース　1982　No.1　　　　　ガ．1・　’i〇一、ゼEoo一一〇＝蜆⊂○箏○コーooo－o〕匝あo㎝oo．］o－Eo－o呵o］一〇〇〕’0E0f000眈o〇一10－〇一眈○眈餉Eo．但≧里三…ω…Z－o○餉］o〕f←●　　●　　　●金日材’’コ新年のごあい さ　つ所長工博荒木透　新年おめでとうございます。　昨年，本研究所は機構に新しい研究グループ制度と機能性材料のシーズ育成を狙いとする新研究部等を導入し全体として所の研究活動に新風を吹き込み活力を高めることを目指しました。　エネルギー関係では原子力関係の材料研究の他，非核エネルギー関連の省エネルギー技術開発研究や次世代の材料と目される耐熱、耐食性を極限まで高めた金属材料の開発研究，また超電導現象の開発実用化を主題とする極低温技術に関連した材料研究等はそれぞれ複数のプロジェクトとして各研’究グループを中心とし横の連けい協力によって推進されつつあります。　当研究所は目下長期的展望に立った研究計画を策定しっつありますが，金属材料技術の基盤的重要性，先導性を考慮いたし，今後つぎの諸課題を重点として推進してまいりたく存じます。1）新型原子炉，宇宙・航空，海洋開発，エネルギー機器等に関連したナショナルプロジェクトの金属材料に関する熔路打開を計る開発研究。これには，原子力予算による各種研究，エネルギー技術研究開発費による高効率ガスタービン材料の研究，鉱工業技術振興費による高性能結晶制御合金の研究開発等への参加協力が含まれております。2）超電導電力貯蔵一送電，磁気浮上列車，核1融合炉等未来技術を支える極限機能材料，水素貯蔵金属材料，光・電・磁・熱等の変換機能材料など技術革新の芽を期待される金属材料の研究。これには科学技術振興調整費による新しい研究，たとえば高性能材料開発のための表面界面の制御技術に関する研究等への参加協力をも含んでおります。3）金属材料の革新的製造・加工技術の創造並びに省資源・エネルギーを目指すプロセス技術の研究。4）原子力施設，圧力容器，高速機器等高い安全基準を要求される構造物用材料の信頼性の確立に資する試験研究とデータベースの整備。　以上の研究は，目黒，筑波にまたがる各専門部門ならびにその間の協力によってその成果が期待されるものでありますが，新しい年を迎え，所員一同の総和を’結集して強力に推進してまいりたく存じます。　関係各位の一層の御指導御鞭捷を伏してお願い串し上げます。電子顕微鏡像をコンピューターで見る　　画像処理の金属材料組織観察への応用　人問の目は，極めて高性能につくられたカメラのようなものである。しかし，微細なもの，あるいは輝度や色調の変化が極めてゆるやかなものは，それを正しく認識するのは困’難であり，津然一体の像の中から特殊な情報だけを取り出すのも不得手である。顕微鏡を用いると，微細なものを拡大して見ることができ，人問の目で見える世界が飛曜的に広がる。特に，電子顕微鋭を用いると，原子レベルにまで観察の範囲を拡大することができる。しかし，得られる画像を直接目で見ている1狼り，人問の目に仙有の弱、［，≒1から逃れることはできず，ノイズの多い不鮮明な画像から必要な情報だけを選り出して鮮明な像を見るというようなことはできない。　そこで，電算機を使って画像を細かい一点（画素）に分害1」し，各画素の輝度をデジタル化して記憶させ，プログラムによって処理して新たな画像に再構成すると，そのまま見たのでは見過ごされてしまったり見えなかったりした情報を見えるようにすることができる。この技法は「画像処理」と呼ばれているもので，画像の持つ情報の中から必要な情報だけを取り出したり強調したりして人問が認識しやすい形に変える技法である。解析の高速化，精密化，定量化の、点で，効果的な研究手法であり，その発展が期待されているものである。　金属物理研究部では，画像を直接電算機に入力することができる透過走査電子顕微鏡（略称STEM）を使って，画像解析による金属材料組織の定量解析技法の研究を進めてきた。これを更に発展させるために，昭和55～56年にわたり科学技術庁の推進する「高性能電子顕微鏡の開発に関する総合研究」に参加し，画像処理設備の高性能化を行い，引き統き，金属材料組織観察に使用できる高度の画像処理及び画像解析披術の開発研究を行っている。　写真は，結晶粒界近傍にある原子配列のしわ（転位線）を画像処埋した例である。通常の透過電子顕微鏡では，写真aに示すような組織が観察される。右上から左下に走っている線は結晶粒の境界面に現れた等厚干渉縞で，試料中にこのような組織があるわけではない。左上から右下に走っている薄い線は転位線で，これが観察しようとしている組織である。等厚干渉縞と転位線とが重なって，観察したい転位線が良く見えないところがあるので，転位線像の鮮明化処理をした。　写真bは，STEMにより画素に分割された画像であり，写真aの四角で囲んだ部分と同．じ場所である。写真Cは，電算機で処理して転位線だけを抽出した画像である。画像処理によって等厚干渉縞が消え，観察したい転位線がはっきりした画像になっている。また，原子配列の陰になっていて写真aでは良く見えない多数の転位線まで観察できるようになっている。この画像処理により，これまで試料中の転位線分布を知るために数回に分けていろいろな方向から写真撮影し，それから総合半■」断していたものを，1回の観察で済ませることかできるようになった。　画像処理及ぴ画像解析技術の今後の発展により，金属材料の組織と性賢の関係を能率良く精密に解析することができるようになり，高性能材料の開発や、材料を安全有効に使用するための研究にとって，極めて有効な手段になるであろう。　写真の説明　通常の透過電子鎖微鈍で観察される粒界の転位線の様子（a）と，STEMで電算機に入力して（b）転位線の鮮明化処理をうけた画像（C）とを示す。一2一スポットニュース無重力下での材料実験　重力、偏析が起らない、熱対流もない，そして11三争水正壬三もない批弊，これが無重力蟻境で材料実験をするときの特徴である。　当研究砺は，アメー」力航空牢1二帥葡と共嗣して，世弊で始めて本格灼な字1、貯材料実験を行なった。SiCひげ締繊独化銀合金カ｛そのとき得られた試料で，牢一二1二f飛行・二1二により地、1．二に持ち帰られた。　その後，わが鰯の字伽湘発媒薬団との共剛11＝究により概測ロケットを利紺して字領、f材料実験を行ない，Ni－Mo系一概棚合金H＝1にT1Cひげ締■1葎1が一一定ソ〃1」に並んだ短繊縦倣化榊の含金を作製した。　現1向1、次の字汝材料実駿を匡1椴に，ロケット塔載紺の装概と1言］川；■一の上也」二実験雫置気炉による’莫携正喬式燃を実施している。　　　　　（エネルギー機総材料研究グループ）モリブデンの疲労寿命におよぼすヘリウムイオン照射の影響　核■触合炉のプラズマに1チ1」い含う錦一雛は，高エネルギー粒子による猟射を受け，材料炎胸の膨れや剥雛などの損傷を受けると予惣されている。一方，核融含炉はバレス的な連鞍をするために錦一雌に馴舳勺な応力がかかり材料の疲労挙動が間纏となる。そこで，鵜一難材料の候納にあげられているモリブデンにユOOkeVのヘリウムイオンを1×至0鵬伽／m2の線搬まで照射して表繭に膨れや衆1」離を生じさせて，案汀．しにおける高サイクル舳げ疲労試験を実施した。その縞果，照射によリ材料の疲労寿命が1／2～呈／5に低下する畿が明らかとなった。　　　　　　　　　　　　（原子炉材料研究所）　　　超高純度硫黄の製造に成功　溶融金属あるいはガス1牛1の硫黄濃度を腹接測定できるセンサーは，製遊される金属の舶質管理の一1気からのみでなく，公審防止の一1；，気からも実芦漕化が大いに期待されているが，制仮の高純度硫黄では純度が不充分で，センサーとして使用可能な硫化物を含成することができなかった。硫黄センサーの㈱発を［1灼とするこの研究では、蕉留補製した硫黄をi酬1．，一に加熱して硫焚と不純物に分解し，微撒の1峻素で不純物を破化して刷咄させるのと1石」1時に硫焚を雄留才舳1するという納製法を考案し，硫黄センサーの実ナ1胃化を了f∫能とする趨高純度硫焚の製造に成功した。　　　　　　　　（製錬研究音1三）　　　世界最大の斜角探触子を試作　当研究所では，金属「1二】に細い趨背波ビームを作る、［、li1集束斜角探触了の設；汁方法をI978年に閉発し，　　　実験の結果，厚さ20mmの溶接妻式験片の溶込み不良の’寸法を太O，1mmの糊変で湖定することに成∫力した。この成媒を踏まえて，板厚が200mm以、1二の原子例11二1力容器の1大晒から発生・成長するき裂の寸法をrE≡力容滞の外1菌1から精度良く測定するために，1杣耐」I近に納い趨背波ビームを作る大彫一炊集東斜角櫟触一戸（振動子の荷径は，2MHZのもので80mm，5MHZのもので56mm）を設計・試竹三した。これらの探触子は、斜狗探触子として世界蝦火のものであり，まず，これらの探触子の駆動’ソ∫法と件能について検討を行っている。　　　　　　　　　　　　　（材辛斗倣さ研究音1≦）疲れデータシートNα24～28刊行　当研究所では，系統的試験によって得られた実周金属材料の斗度れ特性データを「金属技研疲れデータシート」として公表しているが，昨年12月25口付けで新たに以下の内容の疲れ特惟データシートを・1二■」行した。　No．24　機布蛾維j萱j1簿含金鋼SNC631（0．3王C－　　　　2．7Ni－0．8Cr）の疲れ特性　No，25　機械械造州含金鋼SNCM439（0．39C－　　　　I．8Ni－O．8Cr－0．2Mo）の疲れ特性　No，26　機械機造用合金鋼SNCM447（O．47C－　　　　1．8Ni－O．8Cr－O，2Mo）の疲れ特惟　No．27　溶接構造」・肥11廷鋼SM50B突合せ溶接　　　　継乎の疲れ特性一溶接法の効果一　No．28　庄力容糊1筒クロムモりブデン鋼SCMV　　　　3（工．25Cr－0．5Mo）の高油、一低サイクル　　　　　　　　　　　　　　　（疲れ書式激郁）一3一1981年外国人来訪者一覧⑳本　　所　　　123名 来訪老」余奇1・206名名［損　　　イ　’ソ喰7　　7　　ン　　スア　　メ　　≡j　カチューコスロパキアペ　ル　キ’1璃メ　キ　ン　コイ　　ンオー一ストラりアプ　　ラ　ジ　ルアルゼンチンイ　ギ　ー」　スカ　　ナ　　ダ’オ　　ラ　ン　ダ’1｛1　．雛　民　　1ヨ≡］ポーラ　ン　ド⑳支　　所ブルガリア　　　　　　　［l1l申　　　　　籔1ス　ェ　　　デンア　メ　ー」　力ハ　ン　ガ　り申　雑　民1壇　ド　イ　ツチ　　　　　　ー」ベ　　ル　　ギ　ーコ　又　タ　り　カオ　ラ　ン　タ’’オーストラ■」アカ　　ナ　　タ’’ブ　　ラ　　ジ　ルフ　　フ　　ン　　スチュコスロバキアス　　イ　　スシンガーポールイ　ギ　り　ス人数一7：ヨ1666383名161｛4＃月　日 氏　　　　　　名Prof－H－M㏄kin星Dr－Dc鯉nkolb喧Mr，K．H，RobrockDr．Pavl　SPヨint個r陳　楚教撹ガ　徽氏張文・奇・教投脳　　’熊月力教壬受11東二三｛一よ教搬許漆1水氏婆　　氏Dr．J，P，Poiri哩rProf．G．MichelMr，J，Bo11v邑j菖tMr，O．DimitrovMr．G．S刮≡idozProf．J，W，MitchellDr．」、L．S〔ottDr－N．L．Peter畠onMr．Jo冨ef　B11巳kDr，TPrnk且朴勝徳Mr－Lee．S．K．Mrs，B1um旺Mr．J，G呂rnc肌ekMr．M，V，P研巴zDr．G．A．Pe閉z刮Mr－P，SheeProf．Roh君tgiDr．P．M．KdlyDr，R，PalaleoMr．H，O，Reggi呂rdDr．M．P．E．De昔vauxDr　C纈畠per　T．Y，ShihPr．j．MullerDr，KwElDr．’ソルス＝］ウイスキー池：ヨ名他1名附10名他4名純4名徽4名他2名他7名勉3名他！名徽1名他1名純1名他王名他3名他2名他2名他2名他王名他1名他1名他1名Mr．T．Bozhinov金一雛巡氏；典臓茱’ξ灰朴勝徳灰Mr－D，Yoon1封1塊本氏韓彼嚇Dr．L．RoblinMr　Stef君n　Flo且dberyDr，A．V，Tol1哩昌trupProf．Sose　BevkDr，Gro宮sbeckDr．J．L．Scot主Mr．P．R，Okamoto1⊃r，BaI目ze　P三1t君ky搬織＝澗一j氏鰍有充彬欧Prof．R．P．HuEらenerProf，1・・一．C．Freyh且rdtMr，A．A．Lura昌chiProf．一，宇縫＝南＝三三Prof．Rodo肘o　B纈r註no昌Dr．VEr…ng窩Dr，P，M．Kel1yProf．A，R，E纈彗th…mll〕r．R－R且p刮］e0Mr．O．D，mitrovProf，Oldrich　B直nd窩Prof，S，VePrekMr，OngProf．遣、L、荘yre他」5名他｝名他2名拠2名他5名他4名他1名池2名他3名純1名他3名他2名他2名徽2名他2名他1名他1名純王名他｝名倣1名他1名阿i・　　」寓　　機　　閥Techn1彗che　UnivEr呂1t君t　HAMBRG　Work　Stoff下hy昌ikund　Tecbnolo宮ieThy髄en　Aktienge菖巴H菖ch目ft，vom－Au酬苫t　Thソ宮昔en－HOtt已in菖ti主utd凹・Fc昌tkdrperfor昔hong　d旺r　K巴rnfor曲ung畠宜n1姻e　JむLICH　GMBHVDEH－Dozenten昌巳minar1二海交遜一大“井袴他倫腐」」1」二I二概察戯一化京鋼鉄学＝院≡lI三・鞭大堺工也王求科・’羊＝何…究荊テ防圭秀考察1司1金鳩研究所’Univer昌ite　P昼ri冨1V1n昌tu圭depbv昌iqu旺dll　GlobeSchool　of　M敏且11u11町舳d　Mine畠，NancyAluminium　Pechiney判二Ce喜1trcd旦t目de　de　Chinlie　Met刮11irg1宮ue　CNRS．Office　of　N刮wl　Re呂erchUniv．of　Virginja○且1｛R1dge　N…lt…on艘1L君b，Argonη哩Natioml　L且b。チェコスロバキア杜会三；三幾共和康1’大使館Tron宮nd　Ste已1Re畠巴rch　Tustitute嚇〕1享＃1華1機キ舳手究阿〒Pohng　Iron品nd　Steel　Co．Aerot巳1一おF罰briqueNati㎝拙1eHerst品1S．AAHMSAiNVES’r　SIDERIη昔むtut肥of　Electric　Re昔erc…1DIPL－MTecトSFIニューデー」一大学1Au昌tr且1’且Atomic　Comm言菖ionCBMM判＝Ii昌tituto　Ar宮enti邊10de　Shide1’urgiaERA　Technolo酊L…mヨtedC君n且da　G巴n巴rai　l≡：葺ectric　Co．E冨t巳］Hoogoven昌11・員11披争1苛棚1＝棚王究阿i’Poli昔h　Acad旺my　of　Sc1僅nce侮色金煽研究総1免＝嵩鶏有他研1兜」珊S≡Hldv…k袖＝N與tional　Swedi昌h　Bo刮rd　For　T個chnical　DevelopmentFemli　N邊tion宮1Accelerator　L且bor且toryI｛arv昌rd　Univ．○刮k　Ridg哩Nation且1L邊b．○刮k　R1dge　N…ltion刮1Lab．Argonne　N宮t…on昼1L品b，IronRe昌e窟reh1n豊titute．、］二薬技術研究1塩］二鍵技術院金燭1」1二薬’酬二究1折1、邊…〕ingen　Uojv．G肚ingenUn～、鉱1」一冶金1一卜火研究且折Univ，C宮thoHgv巳de　Louv≡linUnid且d　MicT0昌coPi註Elec廿on1c且Nether1刮nd　Ener基y　R鵬肥rch　Found且ionAtomic　Energy　Commi畠ionQveほn’昌Un…v，Cia，Br舶ileim　de　Met宮1ug1ae　M1neracaoCentre　Dedue昌de　Chimie　Met纈1岬gig舵S】副v昼k　Technjc且1Univ．Uoiv．of　ZOr≡chSig≡lpore　In昌t．of　Standard口Indu昌㍍…aヨRe畠erchUniv，of　Liverpool　　　　　　　　　　　　通巻　第277号編集兼発行人　　　　　　荒　　木　　慎　　介印　　刷株式会杜三興印刷　　　　　　　　　　東京都新宿区信濃町12　　　　　　　　　　電話東京（03）359－3811（代表）発行所科学技術庁金属材料技術研究所東京都目一黒区中冒一黒2丁冨3番12号電話　東京く03）7I9－227五（代表〕郵便番号　153一4