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無機材質研究所

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[無機材研ニュース第28号](https://mdr.nims.go.jp/datasets/ba8de564-f778-4f5f-8fc2-8cd4b2f5df39)

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無機材研ニュース第28号七〇一．ゼEoo．一0E蜆E0一垣o］1oo．o0＝あ○蜆oo．］o．Eo一垣oo］10’0E0上oo○眈o〇一10－〇一眈○眈餉Eo．但≧里三…ω…Z－o○餉］○工←＼＼㌧　　　＼・　　　　第㌔㌔ノ～ノノ　　　　　　　8’　〆’’’へ　　　　　　　’ハ・立方晶窒化ぽう素（BN）の高温高圧合成　ダイヤモンドと類似の性質を持つ立方晶BN（CBN）が合成されたのは1957年である。CBNは天然には産出しない。CBNは鋼中の種々の元素に対して，高温でも反応し難いため，主として特殊鋼（例えば高速度鋼等〕の研肖1」砥粒として最近用いられるようになった。硬さの確実な測定例に乏しいが，ダイヤモンドの50～70％位の値で，ダイヤモンドに次いで碩い物質である。またCBNは室温附近で，ダイヤモンドに次いで熱伝導率の高い絶縁体である。この性質は，例えば高密度ICの基板材として好ましいので，この方面の応用も注目されている。BNの各相が安定な領域は60年代に泄界各地の高圧実験室で調べられ，およそ図1のように示される。黒鉛によく類似しているGraphite型BNは，機械加工性に富む耐熱絶縁体で金属融解ルツボ等に用いられる。この相が低圧高温型である。一一・方，低温高圧領域ではウルッ鉱型に属するWBNが恐らく安定である。WBNとCBNの厳密な安定性を決定することは今後の問題であるが，およそCBNは比較的高温高圧領域で安定である。　　150　　　　　　　　　＝只出10050　　　　　　…　　　　　　　　　　液Shock法による…　　　hBN→CBN　体　WurtZite　≡　　　　直接転移　　BN合成±或≡　　　　　　、〃〃〃〃〃〃〃々”〃〃””《ζタノ””’Cubic　　　　触媒法BN　　　　凸‘による含成G・ap11ite型BN0100020003000　　　　　　　　（温度℃〕8…各相の安定領域及ぴおよその合成域7065　BN・MgヨN里　　　　　　　Cubic　BN60　　　　　　　（合成域）図1』55只出〕5045BN－Li罰N　　　　BN－MgCuりic　BN　　　　　　　Graphite－BN（安定域）4011001200130014001500160017001800’190020002100　　　　　　　　　　　（温隼℃1．．　図2　BN－Mg3N2，B”一Li3N，B”一Mg系に　　　　おけるCBNの合成領域　図2はBNを含む2成分系からCBNが析出するP－丁条件を図示したもので，図1と対照させると仮にCBNの安定域でも必ず合成可能とはいえないことがわか飢すなわち，CBNの合成域はBNを含む化学系の性質に非常に左右される。また図2で特徴的な事実は，CBNは熱力挙的安定性を満足すると同時に，ある最低圧力約50kbを越えて初めて生成することである。このような最低限度圧カがいかなる機構に基づいて生ずるのかは重要な研究課題である。何故ならば，最低限度圧力を左右している因子が明らかとなり，仮にこの限度を熱力挙的安定域近くにまで低下させることが可能ならば，CBNは30～40kb程度の技術的に発生しやすい圧力領域での工業1‡1産が可能となるであろう。我々は研究の一つの焦点をこの問題においている。　我々の他の課題の一つにCBNの結晶成長の間題がある。CBNはこれまで各種測定が可能な単結晶が得られていない事情のため，熱伝導率，硬さ，バンド構造等の測定データが不足している。これがCBNの材料としての評価をl1〕ややあ一いまいにしている原因と考えられる。それゆえ，結晶の成長条件に及ぼす各種の要因を実験的に1明ら．かにすることが必要である。例えば，CBNの結晶の析出過程において，原料，フラックス及び反応容器中に存在する酸素の挙動は重要である。≡反応系への酸素の混入はフラックスの作用に悪影響があるばかりでなく，結晶の完全性，形態，形状等に多大な影響を与え，恐らく，介在物不純物の量とも関係する。」このように反応系への酸素の混入は好結果を与えないので，我々はZrを酸素吸収剤とする反応系を用い，出発原料の脱酸処理などを行ってか一．なり好結栗を得ている。CBNの結晶成長過程はこの他にも種々の要因に左右されるため，その全体は未だ明瞭ではない。一般に高温高圧条件を達成させるのに技術的困難があるため，成長条件の制御は容易ではない。特に成長速度を確実に制御し得る反応系の発見は今後の課題である。例えば図3に示すような多くの集形を持つCBNは非常に早い成長速度の下で育成されていることを示している。　ダイヤモンドと同様BNにおいても，最近焼結体の製造が一一つのトピックスとなっている。CBN焼結体は切削材や前記IC基材としての可能性を持っている。ソ連の高圧物理研で良質な焼結体を得るブロセスが開発されたという報告に影響され，国内の各研究所でもこの方面の研究が盛んである。我々はW官N■AIN系焼結体の問題を手がけ’多少この方面のデータを集稜しつつあるが，焼結プロセの解析にまで手を伸しかねて．いるのが実状である。このり種の固相における高密度体の安定性は，ダイヤモンドの’焼結の問題とも深く関連するため，当所のダイヤモンド．グループと密接に連係した研究を計画している段階そある。1詫’図3　56．6kb1340℃で30分間反応させて得られた　　　C8N結晶　　　（ll1）面に成長面の積童ねかみられ，これと　　　特定な方位関係に円形のプレートが見られる。金属六棚化物の光電子分光法による研究　物質に光を照射して物質中の電子を励起するとき，光のエネルギーが十分大きければ，励起された電子は物質の外部に飛び出す。これは外部光電効果として良く知られた現象である。こうして飛び出してきた電子の運動エネルギーを横軸にとり，各運動エネルギーに対応する電子の数を縦軸に示したものを光電子スペクトルと言う。そしてこのスペクトルの測定を光電子分光と呼ぷ。励起光の種類によって紫外線光電子分光とX線光電子分光とがあるが，後者はE　S　CA（e1ectr㎝sp㏄tro昌copy｛orChemiCal　analy昌iS〕と呼ばれることが多い。光電子スペクトルは物質中の電子のエネルギー分布に関する直接的な情報を含んでいるので，光電子分光が物質中の電子状態の研究に有効であることは当然予想され乱この方法を用いた物質の本格的な研究は約十年前に始ったと言ってよいが，その後の発展により，現在では物理，化学，その他の種々の分野において固体を初め気体，液体の電子状態を研究する上で欠くことのそきない方法となりつつある。我々はこれまで種々の金属六醐化物の光電子分光による研究を進めてきたが，幾つかの興味ある結果を得たので紹介したい。　図1はCaB6のAlKα線を励起光として用いた場合の光電子スペクトルである。電子の運動エネルギーを直接横軸にとる代りに結合エネルギーと呼ばれる量，つまり飛び出してきた電子が，元は試料の中でフェルミ準位の下どれだけの深さにあったかを示す量E百をとってある（帯電効果の補正はすでに行ってある）。したがってE冨±Oの位置はCaB6のフェルミ準位を示してい乱　　　　　　　川X川N〔；1｛X］｛W；、’．図1　CaB6のx線光，子スベクトル。12〕　FEbi44．0eV及び25，OeVに屍られる二つの強いピークはそれぞれCaの3s及び3p準位の電子に対応している。養当り我々に興疎があるのはむしろE｛が0から20eVまでの範囲に屍られる弱いスペクトルである。バックグラゥンドその他を差引くことにより，影をつけた音11分で示されるこの範囲にお’ける真のスペクトルが得られる。このスペクトルは棚素の個1i電子帯に対応すると考えられる。CaB6のエネニレギー帯構造はL㎝g．et－H1ggi．s　a．dRoberts及びYamzaki（以」＝二をLHRYと鵬記）そしてFlod㎜ar長（Fと絡記）によって計算されているが，LHRYとFとは全く異なった緒論に達している。LHRYによればCaB6は棚素の価電子帯が完全に満きれた半導体のはずであり，FによればCaB6は完全には満されていない棚索の倣電子帯を持った金属のはず一である。どちらのモデjレが正しいかは金属六棚化物全体を理解する」二で解決してお・くぺき璽要な澤；魑である。CaB6の電気伝導に礫ける結果は，高純度で．目．つ化掌鐙論的な試料がまだ得られていないので，どちらのモデルが狂しいかの半』断に燭いるには少しあいまいである。上述の光篭子スペクトルはこの閥題に対する答を与えてくれている。図1の影をつけた部分のスペクトルが二つの1．、1．、陸祷つことやそれらの位誰などはL㍊RYの討算緒榮と半定鑑的に一致しており，Fの言寺算結果とは一致しない。　図2aは一連の希土類六棚化物中のB1s準位のフェルミ準位カ’らの深さ到；を光電子分光法によって測定し．希ニヒ類の原・＝f・番号に対してプロットしたものである。ある変化が見られるが，これはB1s軌遣の縄・了一微態の変化によって弓1起される化学シフトではない。徽単な1討・算によって，篠子定激などが異なる種々の金属六棚化物1和のB1s準位の奥空準位からの深さEYは．金属六棚化物の種類によらずぽぼ一定であることが示される。したがって，図2aの変化は奥空準位に対するフェルミ準位の位羅の変化にぼかならない。慧い換えれば仕劇螂数φSの変化を示している：φs＝E王（一産）一剛∴実際，図2bに1胱二 下三｛一■一。詰1壇7一養パジー1＿レ！　〆三⊥　　　　⊥■ll，鎚’．oレo’i」ど3，o一一■■一よ∵∴ノ　／　＼‘1］12．o］一＾C’I工r“i　F耐Sm　Eu　O｛1－1’1－1N　llo　l－rT1咀Yl，1、■3］iC‘　I工1N－F耐Sml　uO｛I　ll－1〕、Ho　l　l　lm，ljl　u　　　　　　　　　MinW｛，，図2　B　l　s準位の変化（a）と仕事関数の変化（b）。s冊＝ojs1田1圭’、パ令‘瓠　　　　　　B　　1　　　260　　　255　　　250　　　2蝸　　　刎0　　　235　　　　　　　　　，引M〕洲（；ENE1モ（1Y．1…訂｛oV〕　図3　sm86とSm203のx線光麗子．スベクトル。示した別の方滋によって測定された希二1二類六醐化物のf土蔀関数における変化と脚2aの変化とは褒く一・一致している。逆に警って，このことは希二1二類六棚化物の仕事関鍬の変化は，まさにフェルミ準位の莫空醸位に対する位護の変化によって決っていることを示し・ている。仕蔀閥数は表面状態にも依存するかなり糎一雑な鐙であるが，一連の希土・類六棚化物のような同じ結1票1構造を拷つ物質にお’いては仕釧繊吏の変化はフェルミ準位の位驚の変化（つまり内部の電子状態の変化）によって決っていることが示されたわけである苗。1渓12bから分るように，GdB6の仕剃稟傲は異鰭に小さい。紙魎の郷含．．．．1二詳細には立ち入れないが，これ1－1．GdB61手1の低導電二rがかなり5d的であるためで’あろうと。考えている。これに対する証拠をやはり光篭一了・分光のテLタから示すことができるが蕎略する。　金属プ棚化物のうちSmB6は幾常な縄気約、磁気喬勺性質を持つために注1三1されている物質である。この物質の・光電・’子・スペク1・ルの一・…｛列を1測3にぷしてある。上ヒ較のためにSm203のスペクトルも示してある。注虜すべきは，SmB6中のSm4p3／2燦位のスペクトルが二＝1三つのピークから成っていることである。このような分裂は他の金ての雌位についても繊泌される。しかしSm203中のSmについてはこの種の分・裂は歩邑られない（SmB迫，S㎜F3にっいても分饗は観測されない）。このことからS㎜B6中には，3綴類の異なる電・了・状態のS㎜．イオンが共存していることが分る。この袈爽は，SmB6呼1のSmの位護が全て春舖11学自勺に響fi圃であることから一努えて輿味がある。理論喬十算との此鮫から1ヌ13のピーク玉はSm2’｛’’（4至6），ピーク㎜はS1112→’（4f55do・86so・2），　そしてピーク旺は両者σ）［一トli湖状態のSmイオンに対応すると考えられる。このような複雑なSmB6の電・了・状態がSmB6に奨常な慨質を与えていると袴えられる。　以．．ヒのように，光縄子分光法は無機材質の研究において，種々の興昧あるデータを与えてくれる。今後種々なアイテ｛アによつて光竃一了・分光法のもっと新しい棚事肪法が闘拓されて行くであろう。131メスバウワー効果による格子欠陥の研究　1958年　Mδ冨sb汕erがいわゆるメスバウワー効果を発兇して以采，僅か十救年しか経過していないにもかかわらず飛鰯勺な発撰を遂げた。メスバウワー核種として使用可能な元棄は20数種にも及ぶが，その中でCo57をγ線源とし，Fe57の共鴫吸収を利用した研究が圧倒的に多いことはFeが工業的に重饗で含金，あるいは化合物中で電気約，磁気的を間わず変化に寓む惟質を持つためであろう。メスバウワー効果は放射性同位元素を使用するため，半減期などの制約があるにもかかわらず，短期閥にこれだけ発展した陳因を考えてみることも価値のあることと思われる。その原困として，まず第王に核の磁性及び核と電子との欄亙作用に関する理論灼取扱いは核磁気共嶋箏の研究で得た結果がそのまま利用できたことが挙げられる。第2に結晶の構造及び物惟に蜜接に関係する化学結含，電場勾餐己，磁気向｛湘互作用箸に対する知兇が得られることである。第3に溺定試料が非被壊的に，しかも少蟹の粉末試料で充分であること，測定操作が比較自勺簡単であることなどが挙げられよう。無機材質の研究のために，メスバウワー効果が脊効な不岬価倣を発擦する物質として非晶質体，微粒子粉末，非平衡ないしは燦安定欄及び鵜子欠陥を街する不定比性の化含物などがある。　結［姦中の格子欠陥の存花は，個々のイオンの性質あるいは締晶全体の條質を変えるはずであり，これがメスバウワースペクトルに変化をもたらすことは当然予想される。例えば，欠陥イオンの格子位置の周囲の電子分布の変化は吸収繍の位置を示すパラメーターである異性体シフト，δ（isomer　shift）の憾を変えることになるであろう。欠陥位置返傍における局戸斤自勺な格子振動モードの変化はまた格γ振動数と力の定萎支に非鴬に鋭敏に影響を受ける無反跳率，f（recoil・1ess　fraction）を変え，こ・σ）｛の変化は吸収線の強度に変化をもたらす，欠陥の近くの非対称惟は電場勾藺已を生じる。すなわち電場の大ききに変fヒをもたらす。これが吸収線の四極子分裂，ε（qu與dr日pole　splitt1ng）をもたらし，また強度に対しても郁11に依存した影饗を与える。もしこの欠陥が対象とするイオンのまわりで，ある程度の対称性を持つならば，これらの幾つかの電場勾讃己が，分解された多重幽極子線よりむしろ吸収線の形の拡がりやひずみをもたらす，更に磁気的棉互作用を持つ物質でスピンが規則配列をした場念フェルミ接触を通じて核に内部磁場，Hi．t（intern芭1fie則を生ずる。このHi・tの大きさは磁惟イオンのd軌遭の電了一数，それをとりまくイオンの配位数，距離によって変化するので格子欠陥の存在が配位数，イオン闘距離を変える場合，当然Hi・tの大ききに変化をもたらす。　Sawatzky等はCoFe204（逆スピネル構造）のF　eの八面体位置と四面体位置への分布比率を調べ，その割合が焼成条件によって種々変ることを確認している。一方，W－stite（FeH　O）はFe不足により八面体位置及び四繭体位置の2種の位置が生ずることは中性子11靱折の研究からすでに矧られているが，E1iasとLinnettはメスバウワー効梁によりこの結果を確認し，更に両位置中にFe3キが存杓1し，これがFe2＋と電子交換によって見掛け」二Fe2＋とFe3＋の申閥酸化状態として存在することを別巳している。この他Danieis及びRoseηcwa1gによって，定比惟と不定比性のFe304のメスバウワースペクトルの遠いを電子交換の違いによって説明されている。　ペロブスカイト構造を有する複酸化物には酸素欠陥を持つものが上ヒ較向勺多い。その一つにSrFe03一δがある。空気中で焼成した試料はδ≒O．20程度の酸素欠陥を持ち，したがってFe糾とFe3＋の混合原子価状態になっている。このメスバウワースペクトル（図1）は強度の異なる2本の吸収線よりなり，δはそれぞれ一〇．220，十〇．597胴刑■secと得られ．前者はFe4＋イオン，後者はFe3＋イオンに帰属されている。SrFe03一δを真空中ないしは還元雰鰯気中で処理すると全てFe3＋になり組成的にはSrFe02．5となる。このものの構造は，CaFe02，5に屍られるように酸素4配位及び6配位の緒晶挙的に異なっ　　　　　3＋た2種のFeが存在するブラウンミラーライト構造である。SrFe02．5のメスバゥワーパターンは反強磁性のため6本に分裂し，更に2種類のFe3＋イオンが存在することにより討12本に分裂する（図2a）。このSrFe02．5のS・2＋の一部をLa3＋で置換固溶させた場合，La固溶璽に応じて酸素最を叢1」御できるはずである。S。卜、La，Fe02．5＋〉2系における構造の変化を兇ると，0・Oくx＜　X　…　1…≡　＼　…；　○　ト　　　　．2　　　　　　　　　0　　　　Mる里・ba・町・舳舳g　（・。■s㏄）図1　空気中焼成srドe03→のメスバウワースベクトル／4〕O．2θ範囲でブラウンミラーライト構遼の斜方相，O．20くx≦：O．60の範顕で立方ぺロブスカイト相，更にO．60＜xく1．0で（；dFe03型の斜方ペロブスカイト楯のように変化する。この圃溶系でのメスバウワースペクトルの一部を図2に示す。SrFe02．5のSrの一都にL旺が圏溶するに応じて6配位のFe3キによる吸収線が強くなる。これはLa圃溶の贈加に応じて酸素が4配位に入って6配位に変ることを琴す。更に，圃溶歴が贈して立方ぺロプスカイト構造を保つ組成範囲に釧ナるメスバウワースペクトルには，6配位及び4配位のFe以外に新しい吸収線が現れる。この新しい酬又線の内菩11磁場の大きさ，異惟体シフトなどの考察から酸素5配位のFeによる吸収線であることが判棚した（図2b）。本来ぺロブスカイト構造における腕の周りの酸素は6配位であるが，例えばx山O．30における組成はSro．7L君o．3Fe02．65となり駿素不足のペロブスカイト棚となっている。そのため6配位が一部5配位及び4配位に配位数が低下することは当然予想される。NegasとRothはSrMη03→についての研究で駿繁欠陥を持つペロブスカイトは上述のような混合配位をとって安定化することを擢案したが，（Sr，La）Fe03→系におけるメスバウワー効果の研究から，彼らの示唆が立証できた。最後に図2cにはLaFe03のメスバゥワースペクトルを示す。　この研究例から分るように，X線回折だけではほとんど差が認められなくても，メスバウワースペクトリレにおいてはその局所的な緒晶化掌的な違いが敏感に反映きれる特徴を持つ。メスバウワー効果の楮子欠陥への遼用は，未だその緒についたばかりで，今後ますますこの種の研究が進められることと思う。　　　　　’．記　　　　　　　剛．．　　　　　：1灯篶篶図2…㌘ぺ　　・一榊　　州　〆官v、ダv～一／　■　　3．筍　　　　　　　　芦到6〕5宝6止oo　　　一召　一拮　’‘　’宝　　O　〃　　叱　　．6　・旦　　　　Mも舶b阯酬w他oi”　　　｛柵！帥o｝Sr1刊L～1＝o02・5キ㌻系におけるメスバウワースベクトルa）　Sr1＝o02．5　（x＝O．0）b）　Sro．島　Lao，21＝g02．6　（■，O．2）c）　LaI＝o03　（xo1．O）一外部発表一※　投　　稿表一 題 発 表　　審 掲 載 誌 響光栄獺微鍍による緒晶成授の研究 小松 啓 日本繕晶挙会誌 16 28 （1974）大型人エダイヤモンド ノ」・松 啓 日本結晶掌会誌 16 亙04 （1974）Suもoxide昌of　Alu㎜inium　as　Revealed　by u」口成人 KriStal1 und　Toohn1k 9 1 23 （1974）Electron　D搬raotionAs2S3およぴA畠2Se3ガラスの熱伝導率・熱容盤 粟L一正明 窯業協会誌 82 3 156 （童974）の測建アルミナ遼元によるAlNの合成 酒井利和・ 岩翻　稔 窯糞協会誌 82 3 181 （1974）Pressure　Induced　Ph固昌e　Transformation　in 藤囲武敏・ 山岡イ蓄夫 Mat．Res一 Bull． 9 2 ユ41 （1974）BaW04 福長 脩Bel1洲ior　of　Vanadiu㎜Dj　oxヨde　Si　n匡1e　Crystal　s 潜塚 昇・石弁紀彦J． Solid　State　Chem． 9 69 ｛1974）Sy日the宮ized　Under　tもe　V酊ious　O珊9en　Part証1 川懸 功・佐伯昌宣Pressure畠at1500K 率平光興Soivent　Extraotion　o壬CoPPer（ID邊nd　Zi　no（玉正〕 永餐久彦・ 石井　一 Anal．98 11 802 （1973）w圭th三，5　－Dj凶帥ylcarbazoneSome　ProPertヨes　o壬丁局ヨn　Alumヨnium　Nitride 上村揚一郎・囲中耕二二1 nin　Soiid　Films20 11 （1974）Fi】ms　For㎜ed　in　a　Glow　Dヨscharge 岩囲 稔Defect　Ferro僅1eotrio－Material　of　Typo 桂川一幸・ 毛利純一 J．ApPl． 跳ys。 12 11 1821 （1973）Pb1一。N・。TiOト川。川 山村 簿・蔑崎信一15〕※　口　　　頭題　　　　　　　　　　　　目 発　　表　　考 学・協会等 発表日加圧「（における粒界移動 下平蕎次郎 粉体粉末治金協会 5月16日非分散型分光計を用いたチタン酸鉛の半定量的考察 村松国孝・会田嵯武郎 日本電子顕微鍍学会 5月24日1OOOKV電子顕微鏡によって観察されたいくつかの酸 堀内繁雄・松丼良夫 日本電子顕微鏡学会 5月24日化物の2次元格子像 村松国孝いくつかのA1水酸化物の電千線ビーム照射による脱水 松井良夫・堀内繁雄 日本電子顕微鏡学会 5月24日カl1圧焼結機構と粒成長 下平高次郎 窯業協会 5月28日マグネシァの初期の焼結現象について 高宮陽一・小田康義・田賀井秀夫 窯業協会 5月29日ふく射透過性固体の2次元温度場の解析 栗山正明・片山功蔵・長谷川泰 日本伝熱シンポジゥム 5月30日成長累積層の不純物効果に対する一考察 藤木良規 日本鉱物学会 6月　　4日磁硫鑓広にみられる非整数長周期の格子像による観察 中沢弘基・森本信男・渡辺栄一 日本鉱物学会 6月　　4日ガス中蒸発法によ季Fe笥散粒子の作成 大坂敏明・中澗ヱ基・坂口幸助 日本鉱物学会 6月　　4日Zr02単結晶の含成とキャラクタリゼーション 藤木良規 東京大学工学部資源開 6月17日発工学科マグネシァの粉末特性と焼結性 松田伸一 日本学術振興会第124委員会 6月27日多結品MgO中の酸素拡散 自崎信」 日本学徹辰興会第124委員会 6月27日★M・E　M　O★運　営　会　言簑　6月3日，第50回運営会議がr昭和50年度予算の重要事項について，研究の現状について」の議題で開催された。　研　　究　　会　焼結研究会（第10回），4月10日，rSEMホットステージによるC・，Ni，A1203の焼結現象の直接観察について」の議題で，カリフォルニァ大学Dr　R．M．Fulrath氏を招いて講演が行われた。　結晶成長研究会（第1回），5月15日．r結晶構造から導かれる結晶の形態について」の議題で，オランダライデン国立大学D・．P．Hartman氏を招いて講演が行われた。　棚化ランタン研究会（第6回〕，5月20日，5月21日，r金属棚化物の磁性，棚化ランタンとその関連物質の構造と性質」の議題で開催され，討論が行われた。　シりカ研究会（第5回），5月21日，「オパールについて一L1本大学　崎川範行教授一」の議題で開催され，討論が行われた。　窒化けい素研突会（第3回），6月10日，「Si3N4の焼結機構及び焼結体の物性，α一Si3N4の結晶構造」の議題で閉催された。　焼緒研究会（第11回），6月28□，6月29日，r氷の焼結過程，粉体の特長づけ，MgOの焼結について」　の議題で開催された。表　　　彰　5月27日，窯業協会第28回表彰式において，第8研究グループの瀬高信雄総合研究官は，「気相析出法による炭化珪素の合成に関する基礎的研究」により学術賞を受質した。　来　　　　訪　3月14日，アメリカ物理学協会　会長D・、H．Wi川・mKochが来訪して所内を見学した。　3月27日，フランスC．N．R，S．高温物理学研究センター所長　A㎜e－Marie　Aηth㎝y女史が来訪して所内を見学した。　3月30日，ポーランド結晶研究センター　所長Dr．Tadeusz　Niemyski・原子核研究所Dr．AntaniMod・・ejewskiが来訪して所内を見学した。　3月30日，ソ連結晶学研究所Prof－Dr．A，A．Ch・mo・，Prof．Dr．K．S．Bagdasarov，　Dr．B．P．Butuzov，D・．V．A．Timofee・日　が来訪して所内を見学した。　4月9日，西ドイツ　フィリップス　リサーチ（ハニブルグ）Dr．W．Tolk昌dorfが来訪して所内を兄挙した。　5月16日　アメリカ国防省　NavaI　Ai・SystemsCommand　Mr．T．F．Kearns，Mr．R．Schmidtが来訪して所内を見学した。発　行　日編集・発行昭和49年8月1日　　　第28号科学技術庁　無機材質研究所NATIONAL　INSTITUTE　FOR　RESEARCHES　1N　INORGANIC〒300－31茨城県新治郡桜村大字倉掛電話0298－57－3351MATERIALS16〕