# Fileset

[NRIMNews1964-11.pdf](https://mdr.nims.go.jp/filesets/6aa09e88-8c4d-48cb-97e0-8d31de726c09/download)

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吉村 浩

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[材技研ニュース 1964 No.11](https://mdr.nims.go.jp/datasets/6728d17a-1285-4bc8-beca-661ff2e2bbf2)

## Fulltext

材技研ニュース　1964　No.11i①一．ゼEoo一一〇⊂ωE0．oo］’ooo．o0＝あ○蜆oo．］o－Eo－ooo］10〕’0E0f000眈o〇一10－〇一眈○眈餉Eo．但≧里三…ω…Z－o○餉］o〕f←F▼金属材糀賄研究所質量分析計　本機器はガス試料分析に用いられると共に液体ないし固体試料（気化可能のもの）の分析と両用に用いられる。　金属中のガス分析の重要性は申すまでもないが現在行われている真空融解法その他の方法では主定量を行うなど金属中の全ガス成二．．’矛率　　㍑分を一度に定量することが困難で’’　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　呈…あるが本器によると全ガスの定量，一分析出来る。更にガス成分の経時ヨ書．一　　1変化の測定や同位元素の分析も可！一、」三．．宇’能である。この様な観点から当研究所に英国のAE　I　（Associated　E1ectricaI　Industries　Ltd．）のMS2－SGが設置された。　装置は90o型のイオソ軌道半径15cmの質量分析管をそなえ，ガスと固体の二用に使えるが，これは圧搾空気操作バルブにより主真空系を破ることなくイオソ源部を交換出来る。ガス用は電子衝撃によりイオソ化する。固体用はtrip1e　fila加entを使用し表面電離による。gas　handling　plantはdouble　inlet　systemになっており，測定にはdouble　collectorが可能である。　その性能は以下のごとくである。　分解能　　　　M／e　2～700　到達真空度　　10…7mエnHg（岬1，MS2－S6）イオソ加速電圧電磁石電流500～2000v（安定性1／20．000／min以上）20～350mA（400～6，OOOガウス・安定性1／20．000／min以上）　　　　　Pr直amSchem目tic　Diagram　of　type　MS2－SGMa畠s　Spectrometer　With　gas　Source試料所要量トラップ電流電子加速電圧直流増幅器記　録　計走　　　査ガス0．1～1cc，固体1～100μ9　70～100μA（安定性0．1％以　上）　15～85V　1O段階感度切り変え。　ペソ記録式。aut0皿atiC「an－　ge　changer，range　nlarker　あり。　ピーク間のスピード増加可　能。　磁気走査「fま鋼中SoT6系非金属介在物について～　Se，Te，などの快肖■1性元素は単独に，あるいはPb，S，などと複合的に添加され，鋼中非金属介在物を形成L鋼材の被削性を改善する。しかし従来この方面の研究は．’含セレソ鋼，含テルル，鋼の被削性，耐蝕性，その他機械的性質に関する研究が比較的多いように思われる。　製造冶金研究部加工冶金研究室ではSe，Teを含む二元，三元鉄合金およびCr：O～10％含有するSe，Te系快削鋼，各㎞亙一　　　　　　　　　　　　　　　　　　写真1・微小硬さ測定後の　　　写真2．徴小硬さ測定後の　　　　　　　　　　　　　　　　　　Fe－Mn－Te系非金属介在　　　　Mn．Crを含む複合系非金属　　　　　　　　　　　　　　　　　　物のミクロ写真，　　　　　　　介在物のミク1ゴ写真，　　　　　　　　　　　　　　　　　　Hv：ユ36荷重：50gr　　　　　Hv：214荷重：50gr々数種類を溶解し，実用快削鋼におけるS，Se，　　る。これをS，Se，Te，について比較するとTe，系非金属介在物の組成ならびに基礎的性質　　MnTe＜MnS＜MnSe，CrSe＜CrTe＜CrSとなる。の類似点，相違点の一端を調べた。次に簡単に紹　　写真1，2はこれら介在物のミクロ写真を示す。介する。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　各介在物について約10種類の腐蝕液に対する作　Te－Se－X系，Fe－Te－X系（X＝Nil，Si，　　用を総合的に調べた結果はSe，Te系ともCrをMn，Cr）各4種類およびCr：O～10％を含むSe　　含むものが比較的安定で，Mnの高いものは強酸あるいはTe系介在物各5種類をタソマソ炉にて　　性試薬（硝酸アルコール，塩酸アルコール，弗化溶解し，出来るだけ徐冷凝固させて，介在物の徴　　水素酸およびアルカリピクリソ酸（boil）などに小硬さ測定，各種腐蝕液に対する反応，および電　　侵蝕され易い。解残澁のX線回折，X線マイクロアナライザーこ　　　各鋼塊の電解残溢のX線回折ではMn，Crを含よる同定を行い，介在物の組成並びに2，3の性　　まない鋼塊中の介在物ではFeSe，FeTe，（FeSe2）質を調べた。　　　　　　　　　　　　　　　　　Mnを含むものではMnSe，（MnTe），Crを含む　その結果，複合系試料の清浄度はSe，Te系と　　試料ではCrSe，CrTe，（Cr昔Te3）etcの化合物がも必ずLも丁部に介在物が多くなく，B部の方に　　認められた。多い場合さえ見られた。これは溶湯よりの冷却速　　　X線マイクロアナライザーにより複合系試料の度が可成りおそく，直径70～120μ程度の介在物　　同定ではS，Se系介在物はMn，Cr，（Fe），を主が生成Lていることから，生成介在物の比重は硫　　体とする化合物が析出しているのに対L，Te系介化物たどに比べかたり大きいものと思われる。　　　在では皿atrixに比べCrの濃縮は見られないが，　徴小硬さはSe，Te系ともCrの高い試料中の　　Mn，Crのテルライドを主体とし，Si，A1，など介在物は大であるが，Mnが高くなると低下す　　の濃縮が著るしい点が硫化物と異なっている。r　20r－Mo鋼の恒温変態図についてso｝3　熱処理研究室では従来から鋼材の各種熱処理変態曲線について研究を行なっているが，Cr－Mo肌焼鋼（SCM22）に引続いて，自動車用部品などに多く使用されるJISのCr－Mo鋼3種および5種の恒温変態図を作成したので，緒外国で発表されているものと比較しながら述べてみよう・変態図の作成は熱膨脹計測定と顕微鏡組織観察を併用した。　図1および図2にSCM3およびSCM5の恒温変態図を示す。後老の炭素量は前考よりも約O，1％高い。しかし変態曲線はかなり似ており，特に変態の開始線はほとんど同様である。このようにO．1％程度の炭素量の相異では，変態山線にあまり差が現われないことがある。両老のオーステナイト結品粒度は9．7と9．9でほとんど変らないようであるが，変態後の組織観察ではSCM3の結晶粒はかたり大きく変態を遅らせている主な原因になっていると考えられる。　SCM3は上部ベイナイト域ではSCM5よりも変態の終了が遅れているが，これは帯状組織が存在して編析が著しいためである。　SCM5にほぽ相当する鋼種についてMax　Pla－nck（ドィッ．50CrMo4）およびIRSID（フラソス，50C　D4）で作成した変態図（図3）と比較すると，かなり異なっていることがわかる。SCM5に比べて50CD4は炭素量はやや高いが，変態の開始はかたり早い。しかL終了は逆に遅くなっている。50CrM04の変態は全体に遅れているが，これは炭素量がやや高いためであろう。SCM5の上部ベイナイト域におけるパーライトの開始は著Lく短時問側に移動しているが，50Cr　M04ではやや早くたっている程度であり，50CD4では全然影響されないようである。写真にSCM3の5250C×600secの組織を示す。　このように，変態図は同一鋼種でもその製造履歴や前処理によってかなり異なり，また研究方法や解釈の仕方によっても異なるが，その詳細については別に報告する。化掌曲o；1㎞F昌o∫M．o山N■免荒O．軸O．帥O．冊O．OlO．O岨1．咀O．，rO．rユO．≡■ヨ」一ユテナイHヒ蛆店1冊o℃昇埋暗間1餉」l1　　拮品抽厘1目．一冊晴問1roll㎜＾．「帥■地．■ ■ ■ ■一〇〇』■1帥＾F P 呈1畳o 獅㎜蛆 ’「’一 節1杣明 ’’⊥＿　＿亘帥目ラ打■一■　　　■5皿〕 ’1 ■目 一一　■　　1 桿捌i　■岨岨弓㎜一性．L　’’開ヨo□1… 皿■ 一■柵 10 O　　　O　　lO 10≡L一ml■　　1肺…　川 困h口’1■　■！．亘帥目　　　　　晴届1；1図1．Cr－Mo鋼3種の恒温変態図図2．Cr－Mo鋼5種の恒温変態図i帥‘＾o　；　H　P　5o一山o　＾　■“　　i血日坦＾‘帥1凹’1＾＾＾血11‘1川…’一1テ十＾油＾ F　’靱■一㎝｝，｝1｛。図3、＾■ ■ ■■ ■、、＾ F oI1SCM5に相当する鋼種の垣温変態図（Max　P1anckおよびIRSID）写真 図ユのX点の組織525℃×600sec（SCM3）×500傾角顕微鏡　光学顕徴鏡で徴小結晶粒を観察しながら，その結晶方位を決定したいということは，金相学の一つの課題である。この目的を達成するために，金属物理第3研究室で新たに企画されたのがこの傾角顕徴鏡である。この顕徴鏡は，高倍率で角度敏感な対物レソズを具えた顕徴鏡と，複円測角器を組合せたもので，30μ程度の結品粒の方位を容易かつ迅速に決定することができる。　試料はあらかじめエッチソグにより，低指数結品面より成るマイクロピットを作り，試料および顕微鏡を相互に傾けて，そのピヅトを構成する結晶面による反射光の強度が最大となる点を肉眼またはフォトセルで検出する。傾角顕微鏡設計の着眼点は　（1〕複円測角器の二つの回転軸は互に観察試料表面上のピ1■卜位置で直交するよう作られているので観察している位置を見失うことなく角度の測定ができること，　（2〕最大反射の点を精度よく検出するため，対物レソズの像側焦点面に，巾と方向を連続的に変えられる「対物スリット」を置き，1度の精度で容易に最大反射をとらえることができることである。方位決定に要する時問は5分程度で，従来のマイクロX線法に比べて桁違いである上にその精度は少しも劣らない。また光像法に比べると測定領域（＞30μ）を観察しながら方位の決定できる点に特徴がある。今後，正確簡便た微小結晶粒の方位決定法として重視されることが期待されるが，その外に次のようた用途がある。　1）双晶，亡り帯，クラヅク等，試料表面にで　　　きる微小な凹凸の傾き角の渕定。　2）工具，精密機械部品，カミソリ刃，スタイ　　　ラス等の正碓な仕上げ形状の監視等・　　　（通巻　第71号）編集発行人吉村　浩印　　刷　奥村印刷株式会杜　　　　　　東京都千代田区西神田図1傾角顕微鏡　　　　　　21　　　　　　　　　　　　20図2　エッチピット而の測定値の再現’1叶1】44・　★　帰　朝○金属化学研究部島岡室長は，米国ブラウソ大学において金属表面構造物理化学に関する研究を行なうため，昭和37年8月28日から出張中のところ昭和39年10月3日帰朝した。○戸部管理部長は，米国ならびに欧州における国立試験研究機関の管理方式に関する調査を終え，昭和39年10月15日帰朝した。発行所　科学技術庁金属材料技術研究所　　　　　　　　　　　東京者11目黒区中目黒2丁目300番地　　　　　　　　　　　　電話目黒（712）3181（代表）