# Fileset

[presgln1.pdf](https://mdr.nims.go.jp/filesets/64d7f91e-6fdb-40fa-977a-1575fc36d84f/download)

## Creator

[轟 眞市](https://orcid.org/0000-0003-3986-1900)

## Rights



## Other metadata

[バイリンガル・プレゼンテーション](https://mdr.nims.go.jp/datasets/10017d92-cf8e-4369-9767-3d1d26b68f9b)

## Fulltext

Hands-on techniques of presentation (2): Bilingual presentation◎連載プレゼン修行拾遺録【第 2回】バイリンガル・プレゼンテーション轟　眞市 物質・材料研究機構光材料センター∗Shin-ichi TODOROKIこんな時、どの様なプレゼンテーションを準備すべきか？聴衆のほとんどは日本人なのだが、海外から重要なゲストが出席しており、直前に彼らは英語で発表する (逐語通訳付き)。よく見掛けるのは、和文上映資料に英訳を「ふりがな」の様に書き加えて、日本語で発表するケースだ。発表者にとってはお手軽だが、聴衆にとっては上映資料がごちゃごちゃして見にくなる。外国人ならなおさらだ。それならば、と、ゲストの顔を立てて英語で発表すると、ついてこれない日本人が出てくる。筆者は先日、この様な条件での講演をこなしてきた [1]。材料科学を離れたアウェイの場で、日本語で話したにも関わらず、双方に満足してもらえた手応えを得た。そのノウハウをここにまとめておく。プレゼンに王道は無い講演時間内にできることは限られている。普通にプレゼンテーションを行うだけでも、完璧を期するのは難しいのに、内容を削らずに二ヶ国語でメッセージを伝えるだけの余裕は無い。ならば、準備に時間を掛けるしかない。上映資料を日英二種類準備することにした。発表は日本語で行うのだから、英語版は見るだけで話が追える様に作りこむ必要がある。独自の英語版を作るだけ時間は無いので、日本語版を単純に英訳するしかない。持てるノウハウのすべてを採り入れて、見るだけで理解できる日本語版 [1] を完成さ∗〒 305-0044茨城県つくば市並木 1-1fax 029-854-9060URL: http://www.geocities.jp/tokyo1406/せた。「結論は 3行で」、「5行ルール」、「文章より絵を」、等々。その詳細は既に別の連載記事 [2] にまとめてある。特に力を入れたのはイラストである。発表の中で言及する三者 (研究者、図書館員、システム開発者)の関係を端的に把握できる様に、イラストを散りばめた (図 1参照)。この三者の関係を文章で説明しようとすると、たちまち「5行ルール」(上映資料 1枚に書く文章の上限)に反してしまう。イラストの力を借りるべく、研究者達がまたがる「馬」と図書館員がぶら下げている「ニンジン」、そしてその背後に控えるシステム開発者の姿で、彼らの関係を暗示した。続いて英訳 [3] に取り組んだのだが、思いのほか苦労した。同じスペースに盛りこめる内容は、日本語の方が漢字が使える分遥かに大きい。しかし、手塩にかけたイラストが意味を補完してくれる。類語辞典を引きまくって、コンパクトな英文を捻り出し、埋めていった。杉田敏氏から学んだこと筆者が大学生であった頃から、NHKラジオ「やさしいビジネス英語」で講師を担当していた杉田敏氏の本業は PR業であり、氏のプレゼンテーション技術に関する著作からは、さまざまなことを吸収した。その中でも、「説得の三つの要素は『エトス』『パトス』『ロゴス』」[4]は、私の身に付けたプレゼン技術の根底をなすものである。もともとは、ギリシャの哲学者アリストテレスが唱えたことで、今回のプレゼンテーションの例に当てはめて読み替えると、エトスは前評判や期待、パトスは熱意、ロゴスは論理となる。Materials IntegrationVol.22 No.02 (2009) 57http://www.geocities.jp/tokyo_1406/�http://www.tic-mi.com/publ/mi_new.html�◎連載'&$%研究者が 使い たく な るリ ポ ジ ト リ の 機能と は ？轟 眞市物質・ 材料研究機構光材料セ ン タ ーResearchers図 1:講演 [1] で用いた上映資料の 1枚目。前回の連載で紹介したベクトルマンを登場させた。ロゴスは、綿密に準備した上映資料が支えてくれる。しかし、図書館業界では無名な私のエトスは零である。しかしセッション開始直前、プロジェクタのテストとして上映したイラスト付きタイトル (図1)が、私のエトスを高めてくれた。This is a very nice slide!講師の一人が発した言葉が私の耳に届いた。こちらを振り返った彼に、私は親指を立てたサインで応えた。彼らの講演が終わり、私の番になった。日英２種類の上映資料を併映しつつ日本語で話す私は、彼らの反応を確認するだけの余裕は無かったのだが、後から好意的なコメントをもらった。「同僚にこの上映資料を回覧する。」「欧州に来たら立ち寄ってくれ。歓迎する。」日本人のひとりからは、意外なコメントを頂いた。「威圧的でないことが新鮮だ」私の様な職に就いている人間のエトスに、「威圧的」という要素がある、ということだ。それを、私のパトスで塗り替えることができた、と解釈した。杉田氏曰く、プレゼンテーションの目的は人を動かすこと。この講演がきっかけとなって、執筆や講演の依頼を受けることとなったのだから、合格点には達しているのだろう。その日のうちに機関リポジトリで公開した上映資料も、その後 30件近くダウンロードされたことが確認できた。最後に、この講演を企画し、サポートして頂いたNIMS科学情報室の面々に感謝します。［参考文献］[1] 轟眞市：“研究者が使いたくなるリポジトリの機能とは？”, NIMS-DL フォーラム「デジタルライブラリーのその先に見えるもの」／学術情報オープンサミット (フォーラム 27-18),横浜市 (2008).[2] 轟眞市：“セレンディピティを高めるプレゼンテーション技術 (連載全 6回)”, 工業材料, 55, 8～翌 3月号 (2007～2008).[3] S. Todoroki: “How we pave the way of NIMSeSciDoc? –a user’s opinion”, The 2008 ScientificInformation Open Summit: Forum 27-18, Yoko-hama, JAPAN (2008).[4] 杉田 敏：“人を動かす！話す技術”, PHP研究所(2002). ISBN 4-569-62287-9 (PHP新書 212).※上記の筆者による文献はすべてセルフアーカイビングされています。タイトルで検索してみてください。58 マテリアルインテグレーション Vol.22 No.02 (2009)http://www.tic-mi.com/publ/mi_new.html�