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無機材質研究所

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[無機材研ニュース第149号](https://mdr.nims.go.jp/datasets/71152921-7445-4804-bc4f-d4e34a490954)

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無機材研ニュース第149号七〇一．ゼEoo一一〇E蜆E0一垣o］’ooo－o0＝あ○眈oo一コo－E0－ooo］10－0E0f000蜆o〇一一〇〇一〇一蜆○蜆ωEo．ゼ≧里皇oo…Z－o○餉］0f←第149号新年のごあいさつ　平成7年の年頭にあたり一言ごあいさつ申し上げます。　当研究所は、我が国で非金属無機材質研究を総合的に推進する機関として、創設以来、高純度無機材質の創製に関する研究を遂行して参りました。無機材質をはじめ、多くの物質研究においては、その物質を生み出す技術、できた物質を解析する技術、そしてそれらの特性を評価する技術が相互に関連しあって初めて有意な成果に到達できるものと考えております。　このような意味から、当研究所においては、これら三分野の研究者を糾合し、有機的に連携できるグループ研究制によって我が国の科学技術の発展に寄与する研究を行ってくることができたのだと思います。　時問の流れ、時代の移り変わりは常に次の発展のための一歩を踏み出すことを要求します。我が国の研究機関を得意な研究領域における中核研究拠点として育成する制度が打ち出されてから今年は3年目を迎えます。このいわゆるCOE育成プロジェクトの第一期生として選定された当研究所では、「超常環境を利用した先端材料の研究」をテーマに、超高圧、超高温そして超微細の環境を利用した物質創製研究を進めております。　人類は天然の結晶に興味をもち、次いで天然の結晶を模して人工的に合成する技術を開発し、多くの物質が見いだされて来ました。今日、物質創製研究は、更に未知の領域をめざして突き進んでいると言えます。それが地平成7年1月所長　猪股　吉三球最深部や他の惑星に存在するかもしれない超高圧、超高温環境下での物質合成研究であり、物質の内部をナノメートルレベルで観察し考察する超微細環境下の研究への挑戦でありま九このような研究は、物質の根本に立ち帰る性格があり、当研究所において進めている特定の物質を対象とした各グループの研究や新超伝導材料を始めとするプロジェクト研究へも多くの寄与が期待できるものと考えております。　そのような意味からも、本年はCOE育成プロジェクトの中問評価を行いつつ、今後の無機材質研究の基盤を充実させ、グループ、ステーション、センターの研究連携を図り、無機材質創製研究にまい進する所存です。　本年も、皆様のかわらぬご指導ご鞭捷をよろしくお願い申し上げます。（1）YB。。軟X線分光素子の開発第12研究グループ主任研究官　田中　高穂撫1　はじめに　YB・石が放射光軟X線（1－2keV）の分光素子として優れた特性を持つという提案がなされたのはユ982年である｛1〕。実際、このエネルギー領域をカバーできる分光素子材料は、結晶にしろ圓折格子にしろなかった。回折格子ではX線の波長に対し、格子の間隔を充分に狭くできないため、極端に小さい入射角を用いなくてはならず、分解能、透過X線量の両方で不満足な性能しか得られない。他方、結晶材料ではベリル、石英などがあるが、このエネルギー領域の第一の測定対象がMg，Al，Siであるのに、ベリルはAl，Siを、また石英はSiを含むのでそれらの吸収に邪魔され、実際の測定ではMgをベリルで、Alを石英で、SiをInSbでという具合に細切れで測定してきていた。しかしなによりもベリル、石英の問題は耐放射線損傷性に乏しく、ベリルで数10分、石英で数時間もすれば分解能が極端に低下してしまうということである。　これに対し、YB・・は分光素子材料として必要な条件のほぼ全てを満たしている。すなわち、適当な面問隔（d（400）＝5．86A）、計算予測された高い分解能と反射率、構成元素による吸収がなく、耐真空環境性、耐放射線損傷性にも優れる。しかし単結晶育成の観点からは、融点は2至OぴCに達し、分光素子に必要な高結晶性を達成することは簡単とは言えない。実際、！971年に報告されたGEのグループの単結晶育成ωでは充分な結晶性は達成できなかった。　このYB・・軟X線分光素子の開発は国際共同研究として行われつつあり、（a）大型、高結晶性を達成するための単結晶育成を無機材研冒…5〕、（b）ロッキングカーブ測定、X線トポグラフィーによる結晶性評価をスタンフォード放射光研㈹、（・）SR光を用いての反射率測定〔8〕、二結晶ロッキングカーブ測定㈹をそれぞれベルリン放射光研、スタンフォード放射光研、（d）X線吸収微細構造（XAFS）測定によるYB。。分光素子の特性評価㈹をローレンスリバモア研が分担している。評価実験で得られた全てのデータは無機材研の単結晶育成にフィードバックされ、引き続いて結晶性改善の基礎データとされるが、特に（・）と（b）の間のフィードバックループが現段階までのYB。。分光索子開発に最も有効に機能してきた。　ここでは今までの開発の概要と最近得られているXAFSデータから今後期待されるYB・・分光素子の機能について述べる。2　開発の概要　YB。。分光素子の利用は図王に示すような方法で行う。シンクロトロンから放射された放身寸光は全ての波長を含む白色光である。これを二つのYB。。分光素子で回折させることにより、入射白色光と同じ方向に一つの波長だけからなる単色光として出射させることができる。得られる単色光の線幅は分光結晶の結晶性と直接結び付くことから、この分光素子用の結晶は可能なかぎり結晶性の良いものでなくてはならない。　YB石・単結晶育成には高周波間接加熱FZ法を開発した｛呂一5〕。高結晶性を達成するために種々の改良を行ってきたが、重要な改良内容について以下に述べる。　YB㈱は市販されていず、原料粉末の合成から行わなくシンクロトロンYB66分光素子＼1色光趣繰趣縄＼　　単色光　　　一．一　試　料　一一■’■’■’一・・、■、■、■、■、●■一一・’・’・’・’一’’。■、■、■、■、■、■、■灘蕪韓聾一一→＞’“■’●’■一一■’■’■・、黄竈霞事ダ　　EXAl＝S，XANI…≡S＼定　　　　　　　　　　　XPSエネルギー　　　　　　　　　　　測　定エネルギー図1　二結晶分光概念図（2）てはならない。合成、粉砕、不純物除去のプロセスを終えた段階で平均粒系数μの粉末を得ている。YB冊は共有結合性が強く、焼結性は悪いため、原料焼結棒の密度は約60％である。FZ法単結晶育成において低密度の原料棒は高結晶性を得るための大きな障害となり、結局、ゾーンパスを二回行うことでこの問題を解決した。一回目は単に密度を向上させるためのパスで、二回目で高結晶性を達成する。　ゾーンパス回数を増やすことは新たな問題を引き起こした。合成したYB。。に炭索不純物がO．2wt％程度含まれ、しかも、YB。石に対し、炭素はユより大きい分配係数を持つ。ゾーンパスを繰り返せぱ、結晶育成初期部分に炭素が濃縮されB・Cとして析出する。このような析出物は明らかに高結晶性を達成することの障害となる。合成炉の炉材に燭いていた炭素材料の替りに、加熱部材にTiB・とBNからなる複合材を、断熱材にBN粉末を用い、原料ホウ素も高純度品を用いることで炭素不純物を1／3以下に減少させた。　FZ法では結晶を下方に引き下げて育成するのが］般的である。しかし、シーディング、ネッキングのし易さから、上方引き上げを試みた。結晶育成初期都分では目論見どうりの高結晶性が達成できた。しかし結晶性はゾーンパスと共に徐々に劣化した。原因は凹の成長界面にあった。成長界面が凹であると、種々の欠陥が結晶中央部に取り込まれることになり、結晶性の劣化を招く。上方引き上げでは凸の成長界面を達成することはできなかつた。　下方への引き下げで凸の成長界面が得られる。この育成モードではネッキングが困難であり、サブグレインのない結晶を得るためにはシーディング時に発生した多数のサブグレインがゾーンパスと共に徐々に凸の成長界面により外に追い出されるのを待つほかない。中心都にサブグレインのない結晶を得るのに約40㎜のゾーンパスを必要とし、また結晶が2－3個のサブグレインからなる場合も多かった。ここまでの段階でYB・・結晶は部分的にはCuKα線を用いたロッキングカーブ測定で半値幅～130角度秒と分光結晶として使用できるまでの結晶性を達成できていたが、再現性、一様性の点で改善の必要があった。この状況を打開するためのなんらかのブレークスルーを必要としていた。　新しい試みとして分解溶融組成での育成を行った。この段階以前の育成は結晶組成が全て一致溶融組成である［B］／［Y］＝62で行っていた。この組成は同時に最も融点の高い組成でもある。高結晶性を達成するために結晶育成温度を下げることは有効である。結晶組成を［Bコ／〔Y］讐56に融帯の組成をそれと平衡共存する40とした。この結晶組成はYB舳のイットリウム遇剰側の端の組成である。この分解溶融組成での育成は高結晶性の達成において目ざましい効果があった。結晶育成初期より急速にサブグレインは除去され、ロッキングカーブ半値幅も100角度秒を達成した。1．4keVにおけるロッキングカーブを他の材料と比較したものを図2に示す。多層膜は言うに及ばず、他の結晶材料と比較しても最も狭い半値幅を示している。　YB・・単結晶を用いての軟X線の分光実験は、この分解溶融組成で育成した結晶を用いることにより、始めて可能となった。現在さらに高結晶佳を目指し、育成方位、結晶回転数、スカンジウム（Sc）ドープなどの結晶性に及ぽす影響を調べつつある。そして、［至OO］育成より［1至Oコ育成の方が高い結晶性を与え、また高回転数の方が低回転数に比し、結晶の一様性が良くなる傾向にある等の結果を得つつある。10一　　　　　　　　　　　ノく　　　　　　　　　　／1阜　　　　　　　　1掛　　　　　　■’塑・・レ／1趣繰ooL　　　・～／W舳d＝1・97・・〕1ギ総11：l1ll1篶；＼G1胴．Olm1＼。1炸1．ll。㎜〕、一一一一．．舶12仁一．工8nm）H冒oωμ耐α909耐℃1390　　　　　　　　　至400　　　　　　　　　14！01．O導掛純串O・5蝿鱈0．OW／B』C｛仁i．97nm）W／Sb1仁1．25nm）W／Sbld＝1．60㎜）　い　ぺrGGα2仁1・O王nm〕　、！Beryl｛2d＝I．59蘭m〕H⊆：oω』邑蔓o9お巾iユ398　　　ユ400　　　！402　　　エネルギー（eV）図2　各種分光素子材料のロッキングカーブ比較。ピー　　ク強度は規格化してある。下段は上段横軸を5倍拡　　大。3　XAFS測定　図3に各種のSiを含む化合物に対して行った、Si吸収端のXANES（X－ray　Absorption　Near　Edge　Struc－ture）測定の例を示す。Si単体を基準として、Siと化合する元素の電気陰性度がC，N，Oの順に増大するに伴い13）4．0　3．O誉督u2．O｝築輯　1．OO．OStisho・ite　　8　　　　　　　＞　SiO㍗　　。6　　　　　　　ト4　　　　　　　、、　　　　　　　ミ2　　　　　　　や。iC～　い、ノ1ノ　　　　SjO壇　　SiヨN．　SiCSi　2　　　　3竃気陰性度X　一100　102030　40　　　　　　　エネルギー，E－Eo，（eV）図3　単体Siおよび種々のSi化合物中のSi一吸収端　　EXANESの比較。囲みはケミカルシフトと電気陰　　性度の相関関を示し、測定されたケミカルシフト量が精度の高いものであることを示している。これはYB・・分光素子が、用いたYB右・単結晶の結晶性が充分高いために、このような測定に対し、高い分解能を持った単色光を与えることができることを示している。　図4に示すのは粘土鉱物のムスカバイトの脱水についての測定である。ムスカバイトの構造は図右肩に示すように、SiおよびA1の4配位の構造とA1の6配位の構造とが積層したものである。このムスカバイトについて脱水反応の前後のAlおよびSiのXANES測定を行うと、Alのスペクトルには大きな変化が表れるのに対し、Siのスペクトルにはほとんど変化が表れない。これから、ムスカバイトの脱水反応は6配位のAlに対して起こっていることが容易に理解できる。　このように、各種化合物中のMg，Al，Siの近接結合状態を知ろうとする時、YB。。分光素子を用いてXAFS測定を行うことは非常に強力な武器であり、今後広く使われることになろう。　3．O誉督』2．O｝蕪緊　王．oMuscovite　A1K－edge5　　王0　　ヱ5　　20　　25　　30　　35エネルギー，E－E。，（eV）溺ζ、ム（Si，Al）Oヰくコ〉A王O、（OH）、・（OH）1．2婁ぎO．8導蕪緊　O．4　4．Oき3．O肇十蕪2．O繋　1．OSi　K－edge1Muscovite　　Dehyd．Muscovite　　ソ　…0510152025303540　　エネルギー，E－Eo，（eV）0．OKBrO冨　　　　　　　　　　Br　L3，2－edgeKBr＼＼．　　　　　L・！図4　ムスカバイトにおける脱水反応前後のAlとSiの　　EXANES上ヒ較。L，1ケミカルシフトも増大していくことが明瞭に示されている。また同じ酸素に対しては配位数が石英（常圧相、SiO。）の4からStishovite（高圧相SiO。）の6に増大するとケミカルシフトも増大する。図中囲いの中に示した電気陰性度とケミカルシフト量の関係は期待される2次の相一1001020304050607080　　　　　エネルギー，E－1550，（eV）図5　KBrとKBrO。におけるBrのL吸収端スペクトル4　まとめ　国際共同研究としてYB右・軟X線分光素子の開発を行ってきた。現段階は、実験的に便用できる素子が作成できたというところまで到達している。今後、前節で述べたように素子の性能を調べるための各種測定を行うと共に、実用素子として供給できる素子の開発とその体制づくりが求められている。　YB・・軟X線分光素子の開発は、Mg，A1，Siを含む材料であるゼオライト、粘土鉱物、シリケートガラス、ハイテク合金、セラミックス等のK吸収端XAFS測定を用いた構造解析に適を拓くことになろう。またGaからSrまでの4p元素群のL吸収端分光、Laおよび全ての希土類元素からIrまでの4f元素群のL吸収端分光も可能になる。最｛4〕後にL吸収端測定の一例としてKBrおよびKBrO。におけるBrのL吸収端XANESの例を図5に示す。参考文献（1）J．W㎝g，W．L．Roth，B．W．Batterman，　　L．E．Berman，D．M，Pease，S．Hea1dandT．　　Barbee，Nucl．Instrum．Methods195（1982）王33（2）D．W．Oliver　and　G．D．Browers，J．Crystal　　Growth　u（1971）185（3）　T．Tanaka，S．Otan三and　Y．互sh三zawa，J．Cry－　　stal　Growth99（1990）994（4）　Y．Kamimura，T．Tanaka，S．Otani，Y．　　Ishizawa，Z．U．Rek　and　J．Wo㎎，J，Crysta1　　Growth128（王993）429（5）T．Tanaka，Y．Ishizawa，J．W㎝g，Z．U．　　Rek，M．Rowen，F．Schaefers　and　B．R．　　Muel1er，∬AP　Series　lO，Proc，11th夏ntern．　　Symp．Boron　and　Borides，Tsukuba　（Japan）　　（1993）P．ユ王O（6）Z．U，Rek，J．Wong，T．Tanaka，Y．　　Kamim岨a，F．Schaefers，B．R．Mueller，M．　　Krumrey　and　P，Muner，J．Proc．SPIE　Meeting　　1740（1992）！73（7）J，Wdng，G．Shimkaveg，W．Goldste1n，M，　　Eckart，　T，　Tanaka，　Z．U．　Rek　and　H．　　Tompkins，Nucl．Instr口m．Methods　a29王（1990）　　243（8）F．Schaefers，B．R．Mueller，J．Wo㎎，T．　　Tanaka　anδY，Kam三mura，Synchr，Radia，　　News5（1992）28（9）M．Rowen，Z．U．Rek，J．Wo㎎，T．丁狐aka，　　G．N．George，玉．J，Picker三ng，G．H，V三a　and　　G，E．Brown，J．Synchr．Radia．News6（1993）　　25（ユO）J．Wong，G．N．George，I．J．Pickeri㎎，Z．U．　　Rek，M．Rowen，T．Tanaka，G，H．Via，B．　　DeVries，D．E．W．Va㎎han　andG．E．Brown，　　Jr．，So1id　State　Commun．92（1994）559※著者は本研究により平成6年度科学技術庁研究功績者表彰を受賞した。ヒューストン大学に滞在して第5研究グループ主任研究官　山田　裕久　ユ993年8月より1年間、パートギャランティー派遣研究員として、米国テキサス州ヒューストン大学化学科にて研究する機会を得た。　“テキサス”と聞けば、カウボーイハットが幅を利かし、ただ広く、文化のない所とのイメージが浮かんでこられる方も多いかも知れない。しかしながら、現在のヒューストン市は、人口約330万人の全米第4位の都市であり、心臓移植・ガン研究の最先端を担っているテキサスメディカルセンター、NASAジョンソン宇宙センター、世界初の屋根付き野球場のアストロドーム等で有名となっている。特にNASAジョンソン宇宙センターは、日本人宇宙飛行士として毛利・向井の両氏が訓練を受け、スペースシャトルで宇宙実験を行ったことで臼本には馴染みが深いと思われる。あるいは今年は特にNBAプロバスケットボールチームのヒューストンロケッツが1993－94シーズンの全米Nαユになり、「Champαty」の伸間入りをしたことで有名となったと言ったほうがいいかも知れない（臼本でも生のNBAの試合が放映されている様ですので）。　ヒューストン大学は、ヒューストン市ダウンタウンの南西に位置する。冒本ではスプリンター及び走り幅跳びの王者として世界的に有名なカール・ルイスを輩出した大学として紹介するほうがよいかもしれない（B本のスプリンターも数人“陸上”留学してきていた）。大学は、1927年にジュニア・カレッジとして開設され、三963年に州立大学となっている。現在は、理学部、工学都、法学部、芸術学部等からなる総合大学である。さらに最近、超電導物質の研究で有名なC．W．Chu博士を申心とするテキサス超電導研究センター（Texas　Center　forSuperconductivity）も設置された。大学設立に関しては、テキサスの石油事業に次々に成功しワイルドキャッター（石油試掘を手掛ける探鉱技術者。転じて石油ビジネス界で億万長者になった実業家の俗称として用いる）として巨大な幸運を得たヒュー・ロイ・カレン（Hugh　RoyCullen）の資金援助に負うところが多く、構内の正面通りはカレン通りと命名されている。さらに隈られた数の教授には、“Cul1enProfessor”の肩書きが与えられていた。　私が席をおいた化学科のLarryKevan教授（彼は、Cul1en　Professorの肩書きを持っていた）の研究室は、4人のポスドク（その国籍はロシア、中国、日本）、3人の大学院生（韓国、申国、米国）及び短期滞在（2～3ケ月）のビジティング研究員（韓国、イタリア、イギリス、ポーランド）と秘書（米国）より構成されているグループであった。L．Kevan教授は、ESR（elec定ron　spinreso・nance）及びESEM（electronsPinechomodulation）の世界的権威であり、私の滞在中も全米は言うまでもなく（5）世界中から研究者が多数訪れ議論、討論の機会があった。さらに測定依頼のサンプルも多数送付されてきていた。L．Kevan教授の興味対象は広く、ESR及びESEMに関する理論的研究は言うまでもなく、ESR，ESEMを駆使しての有機化合物、無機化合物の特徴付けにも積極的であった。具体的な対象無機化合物は、シリカ、ゼオライト、ゼオライト様多孔物質（ALPO，SAP0）、超電導物質、さらに滞在中私のテーマとなった膨潤性粘土鉱物スメクタイト及びピラードクレイ（架橋粘土鉱物）等々である。特に、ALPO，SAPOおよびピラードクレイは、地球環境問題に直接関係する触媒作用を持つ物質としての観点から、研究室の現在のメインテーマとなっていた。　L．Kevan教授の研究室の構成員の約半数がアジア系の人であるのは、研究室自体の特異性ではなくヒューストン大学全体の傾向である（聞くところによればアメリカの大学では、どこでも見られる傾向らしい）。従って、研究室はもちろん、大学構内においてもChineseEng1ishやらKoreanEnglishやらIndianEng1ishやらJapaneseEnglishやらが飛び交い、native　Eng1ishに触れる事ができるのは、限られていた。教授との議論、秘書との雑談の他に、毎週開かれる学科の講演会が、その機会の一つであった。講演者は、全て大学外部の人であるにもかかわらず、スタッフ、学生たちが、コーヒーを飲み、クッキーをかじりながら（講演会には毎回コーヒーとクッキーが用意されていた）講演を聞き、講演者に気軽な態度で質問する姿は、印象的であった。　“人種のるつぼ”、“多民族国家”米国での1年問の生活は、快適で、刺激的であり、多くの友人と異文化に接することができたこのことにより、客観的に“日本”を見る機会をもてたことは非常に有意義であった。　最後に今回の長期在外研究の実現に当たりご協力いただいた皆様に深く感謝いたします。づ　　　　　　ミ4ゾニ．．，、ヒューストン大学のオフィシャルシール外部発表投稿登録番号 題 目 発　　表 者 掲 載 誌 等3346 Pressure－induced　phase　transition　in　SiC 吉田 稔・小野寺昭史昌紀・竹村 謙一Physica1Review　B上野 48，14．10587．1993下村　　理3347 Neutron－powder－diffraction　studies　of　crysta1 泉　富士夫 Acta Crysta1lographicaand　defect　structures　for　high－Tc　Supercon一 sect．Aductors A49，S－288．19933348 Vapor　Phase　Decomposition　with　Dechlori－na 門間 英毅・西川 治光 Phosphorus　Researchtion　of　Organic　Ch1orinated　Compounds　Over Bu11etinCa1cium－Deficient　Hydroxyapatite 3，115．19933349 Electrodeposition　and　Characterization　of　Cal 門間 英毅・末次忠回丁広田　和士Phosphorus　Reseach　Bu1cium　Phosphates 1etin3，13．19933350 Low－Temperature　Processing　of　CeramicWovenFabric／Ceramic　Matrix　Compos1tes 申 束佑・田中 英彦 Jaurna1of　the　AmericanCeramic　Society77，1，97．19943351 F1attened　diamond　crysta1s　synthesized　by　mi 松本精一郎・平林 敬二 Joumal　of　App1ied　Phycrowave　plasma　chemical　vapor　deposition SiCS75，2．15！1．19443352 焼結と微構造制御 三友　　護 先進セラミックス基礎と応用！9943353 Oxygen　deficiency　and　supercondubtivity　in 川嶋 哲也・室町 英治 Physica　CNd2－xCexCuO。 219，389－394．19943354 E1ectro1ytic　depositions　of　ca1cium　phosphates 門間　英毅 Journa1of　Materials　Scion　substrate enCe29，949－953．19943355 カルシウム系セラミックスの試み 門間 英毅 エコマテリアルのすべて270．19943356 電子ビーム励起X線分析法：エネルギー分散型X 板東 義雄 半導体計測評価事典線分光法 105．19943357 Some　Wet－Processings　for　Calcium－Deficient 門間 英毅 Biomedical　Materia1s　Re一Apatite search　in　the　Far　East（I）39．19933358 InCommenSurate　and　COmmenSu工ate　SPerStru一 松井 良夫・秋光 純尾／11 雅人・上原 政智Physica　Cctures　in　the　oxycarbonate　superconductorT1Sr4＿xBax－Cu2（Co3）Oy（X＝2） 217，287．1993中田　寿穂T1Sr4＿xBax－Cu2（Co3）Oy（X＝2）（6）3359 新しい無機陰イオン交換体、Bi．O．NO富 小玉　博志 新材料1994460．19943360 Stability　of　the　wurtzite－type　structure　under 上野　昌紀・吉田　　稔小野寺昭史・下村　　理Physical　Review　BhighPresssure：GaNandInN 49，1，14．1994竹村　謙一3361 サイクリックCIPによる炭素粉の成形とち密化挙 木村　惰七・西村　聡之 Journal　of　the　Ceramic動の解析 安田　公一・松尾陽太郎 Society　ofJapan102，3，280．19943362 Crystal　Structure　and　Properties　of　Ag。＿。TaSe石一。I。（O〈x〈1） 和田　弘昭・石井　紀彦 Japanese　Journal　of　Ap一O．AmieI佐藤　晃p1iedPhysics32，suppl．32－3，179．19933363 ファインパウダの現状と将来 渡辺　明男・羽田　　肇 セラミック微粉末技術田中　順三 17．19943364 Neutron　Diffraction　study　of　T1．Ba．Cu06＋y 高橋　博樹 JapaneseJournal　ofunderhighPressure J－D－Jorgonsen Applid　Physics一B．A．Hunter 32，　Suppl．　32－1，　303，R．LI　Hitterman 1993Shiyou　Pei泉　富士夫・島／11祐一久保　佳実・真子　隆志3365 粉末X線回析図形によるsiC多形含有量の簡単な 田中　英彦・井伊　伸夫 Journa1of　the　Ceramic計算方法 Society　of　Japan　l01，11，1313－1314．19933366 Pressure　Sintering　of　Apatite－Co11agen　Com一 広田　和士・西原　克成 BiorMedica1　Materia1sposite 田中　英彦 and　Engineering3，3，147一151．19933367 Phase　Transition　of　Copper　Se1enide　Studied 野崎　浩司・芝田　研爾 MateriaユResearch　Bu1一by　Powder　X－ray　Diffractometry 小野田みつ子・雪野　　健 1etin29，2，203－211．1994外国人の来所1．来訪日平成6年10月14日　　来訪者名　Mr．Mike　Carr他5名　　　　　　　Science　and　Techno1ogy　Action　Group　　　　　　　メンバー2．来訪日平成6年10月26日　　来訪者名　銭　文藻（中国科学院基礎研究局局長）　　　　　　　他17名　　　　　　　日中微小重カワークショップ中国代表団3．来訪日平成6年11月1日　　来訪者名　毛　万春（中国河南省林州市党書記）　　　　　　　他5名　　　　　　　河南省林州市幹部友好訪日代表団人事異動　福島　　整超高圧カステーション主任研究官に採用　小泉　　聡先端機能性材料研究センター研究員に採用　　　　　　　　　　　　　（以上平成6年12月1日付）研究発表会第22回無機材質研究所研究発表会開催される　第22回無機材質研究所研究発表会は、11月24日㈲筑波研究学園都市・研究交流センターにおいて、外部研究機関、大学及び民問企業等から100名の参加者を得て開催された。　まず、猪股所長の挨拶の後、「チタノガリウム酸塩に関する研究」、「ダイヤモンドに関する研究」、「炭化タングステンに関する研究」の発表が行われ、活発な質疑応答が行われた。術庁無機最近の刊行物○無機材質研究所年報（平成5年度）○無機材質研究所研究報告書　第79号　チタノガリウム酸塩に関する研究　第80号　ダイヤモンドに関する研究　第81号　炭化タングステンに関する研究（7）研究会年　月　日 研　究　会　名 題　　　　　　　　　目6．10．　7 第45回高圧力研究会 サブテラパスカル超高圧力発生と新高密度物質の合成一DAC／レーザー装置の開発と利用一6．10．28 第2回希土類多ホウ化物研究会 電子エネルギー損失分光法によるAl．O富とAlN薄膜のキャラクタリゼーション6．11．21 第3回希土類多ホウ化物研究会 低速イオンの固体表面での中性子化理論6．11．30 第4回希土類多ホウ化物研究会 ホウ素およびLaB・の酸化の表面化学海外出張氏　名 所 属 期 問 行 先 用 務赤石　　實 超高圧カステー 6．10．11～6．10．22 中華人民共和国 「第1回中日高圧討論会」参加・講演及ション び研究所訪問佐藤洋一郎 先端機能性材料研 6．10．13～6．10．20 ドイツ連邦共和国 レーザーラマン分光法の技術調査究センター フランス共和国サイモン・ 先端機能性材料研 6．10．14～6．11．10 連合王国 ダイヤモンドのニッケル中心による吸収ローソン 究センター スペクトルの一軸性圧力下での測定実験貫井　昭彦 第9研究グループ 6．10，31～6，11．5 中華人民共和国 「第3回中国一日本一ロシア国際シンポジウム」出席・講演田中　英彦 第3研究グループ 6．11．3～6．ll．6 大韓民国 「第10回耐火物討論会」出席・講演及び大学訪問安藤　寿浩 先端機能性材料研 6．11．13～6．11．20 アメリカ合衆国 「ゴードン会議“半導体表面における励究センター 起”」出席・発表板東　義雄 第3研究グループ 6．11．25～6．12．9 イタリア共和国 非酸化物セラミックスの微構造制御と評価に関する研究西村　聡之 第3研究グループ 6，！1．25～6．12．9 イタリア共和国 非酸化物セラミックスの微構造制御と評価に関する研究赤石　　實 超高圧カステー 6．ユ1．26～6．12．8 南アフリカ共和国 ダイヤモンド、cBN等超硬質材料に関すション る調査及び討論岡田　勝行 先端機能性材料研 6．11．27～6．12．4 アメリカ合衆国 「米国材料学会1994年秋季学会」出席・究センター 発表松井　良夫 第3研究グループ 6．11．27～6．12．4 アメリカ合衆国 「米国材料学会1994年秋季学会」出席・発表室町　英治 第11研究グループ 6．11．28～6．12．19 アメリカ合衆国 酸化物の熱測定に関する共同研究（8〕