# Fileset

[ejwrite1.pdf](https://mdr.nims.go.jp/filesets/5584094a-3828-4ea0-8330-03feb56eaf66/download)

## Creator

[轟 眞市](https://orcid.org/0000-0003-3986-1900)

## Rights



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[英文執筆に役立つ電子辞書類検索環境](https://mdr.nims.go.jp/datasets/76bc4156-ee79-4d93-99dc-aac3e7324cbe)

## Fulltext

Useful personal retrieval system from electronic dictionaries◎連載英文執筆に役立つ電子辞書類検索環境轟　眞市 物質・材料研究機構光材料センター∗Shin-ichi TODOROKI先日、マーク・ピーターセン氏の講演を聴く機会を得た。ベストセラー「日本人の英語」の著者として知られる氏が、学会員向けに「英語論文を書く秘訣」と題して、日本人が陥りやすい失敗を実例に基づいてわかりやすく解説して頂いたものであり、大いに身につまされる話だった。会場からひとつ質問が出た。どうすれば、良い英文が書けるようになるか？氏は、流暢な日本語で応えた。すみません。聴きたくないことを申し上げなければなりません。良い英文をたくさん読むことです。まったくおっしゃる通り。英文執筆に限らず、どんな創作分野にもあてはまる真理だろう。筆者もこれは実践できていないことは認めるが、次善の策として日々講じているものがある。英文用例集を引きまくるのだ。英語に苦労した学生時代、少しでもましな文章が書けたら、と思い、小倉書店1が出していた「自然科学系［理・工・医・農］実用和英辞典 (1987)」を使い始めた。日本語の単語で引いて、その概念が含まれる英文用例を得る辞典である。自分の言いたいことに関係するいくつかの単語で引いてみて、使えそうな用例を探し出し、それを真似して英文をひねり出していった。その後約十年間、小口2が真っ黒になるまで使い込んだ。串刺し検索環境の導入2001年になって、この辞典が CD-ROM化されていたことを知り、早速購入した。さらに、パソコン∗〒 305-0044茨城県つくば市並木 1-1fax 029-854-90601http://www.ogurashoten.co.jp/2本を開く側面のこと。上で複数の電子辞書を同時に引く環境を整えた。この「串刺し検索」の例を図 1に示す。右の窓は、後に買い足した別の用例集3の検索結果であり、英文と和訳の対が表示されている。この検索結果に対して別の単語で検索を掛けるなどして、必要とする用例を絞り込んでいく。紙の辞典には戻れなくなってしまうこの便利さは、読者の皆さんも経験済みのことであろう。紙媒体の辞典も一緒に引きたい！使える用例が見つかったら、自分の言いたいことに合わせて書き換えていくのだが、この時役立つのが類語辞典である。電子辞書にも類語辞典はあるのだが、筆者が愛用しているのは、「日本語で引く英語類語辞典」(北星堂書店, 1992)である。類語間のニュアンスの違いを日本語で説明し、簡単な英文用例も示されているので、語の選択に迷うことがなくなる。しかし残念なことに、この辞典は紙媒体でしか手に入らず、また、上下 2分冊になっていることが使い勝手を悪くしている。目当ての単語を引くためには、最大 2冊に手を伸ばさなければならず、結局掲載されていないことが分かる場合もある。串刺し検索環境の便利さを知ってからは、この 2冊は本棚の肥やしとなってしまった。この辞典もなんとかして串刺し検索の対象に加えられないものか？そこで選んだ解決策は、紙媒体と検索ソフトの双方を歩み寄らせる手法である。まず、この辞典の全ての和見出しと英類語をパソコン上で手入力してファイルを作成した。それぞれの和見出しには、それが登場するページも入力しておいた4。3海野文男、海野和子著「ビジネス技術実用英語大辞典」http://www.hi-ho.ne.jp/unnos/unnodict.htm4ファイルのサイズは約 160 kB であり、手入力は決して非現実的なことではない。マテリアルインテグレーション Vol.22 No.06 (2009) 61http://www.ogurashoten.co.jp/http://www.hi-ho.ne.jp/unnos/unnodict.htmhttp://www.tic-mi.com/publ/mi_new.html◎連載図 1: 串刺し検索の例。検索語 possibleに対する 17種類の辞書ファイルからの出力のうちの 2つを表示してある。また、このファイルと電子辞書の両方を串刺し検索できるソフトを自作した。電子辞典の検索ライブラリ5 が利用できるので、検索結果を出力する部分のみを作るだけで良い。この類語辞典の検索例を図 1左に示す。この結果に表示されるページ数を頼りに紙媒体の辞典を引くようにしたので、使い勝手の悪さも解消した。語学学習ノートも串刺し検索対象にこの自作ソフトウエアは、筆者の語学学習に画期的な変革をもたらした。年を取るにつれ記憶力は衰えるものだが、代わりにパソコンに記憶してもらうことが可能になったのである。これはどういうことなのか、以下に説明する。英文執筆に役立ちそうな本を見つけたら、買い求めて読むようにしているのだが、一読しただけで身につくならば世話は無い。昔なら、その本の例文をノートに書き写すなどして記憶の定着を図ったものだ。今は、例文を手入力してファイルを作成し、例の自作ソフトウエアで検索できる様にしている。例文が載っているページ数も入力してあるので、必要とあらば元の本の当該ページを開いて確認できる。5EB ライブラリ、http://www.sra.co.jp/people/m-kasahr/eb/これは、単なる自己満足なのかもしれない。実際、例文を手入力した本のうち、串刺し検索で本当に役に立ったのは半分も無い様な気がする。それでも、例文を手入力するプロセスが大事なのだと思う。たとえ最終的に忘れてしまうにせよ、ただ読み流すよりも、記憶に留めておきやすいのは確かである。ピーターセン氏の勧めにも、僅かながらも従っているとは言えまいか。最後に、串刺し検索に役立ったかどうかは別として、例文を手入力して良かったと思える本を挙げておく。［参考文献］[1] 小松達也：“訳せそうで訳せない日本語　きちんと伝わる英語表現”, ソフトバンククリエイティブ (2008). (ソフトバンク新書 62).[2] 原田豊太郎：“間違いだらけの英語科学論文”,講談社 (2004). (ブルーバックス B1448).[3] 杉田 敏：“人生を考える英語”, プレジデント社(2004).[4] 外山 滋比古：“現代ことわざ辞典”, ライオン社(1995).62 Materials Integration Vol.22 No.06 (2009)http://www.sra.co.jp/people/m-kasahr/eb/http://www.tic-mi.com/publ/mi_new.html