# Fileset

[im_pres6.pdf](https://mdr.nims.go.jp/filesets/43047e7c-4567-4498-a02e-4506fa7227d3/download)

## Creator

[轟 眞市](https://orcid.org/0000-0003-3986-1900)

## Rights



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[インターネットの活用](https://mdr.nims.go.jp/datasets/4a79f13f-aca3-4c1c-bb2a-3e744eead574)

## Fulltext

Presentation skill to enhance your serendipity (6) 工業材料 ’08/3月号 p.82～83 11セレンディピティを高めるプレゼンテーション技術【第6回】インターネットの活用物質・材料研究機構 轟眞市ブラジルでの蝶の羽ばたきはテキサスでトルネードを引き起こすか？—エドワード・ローレンツ (気象学者、1917–)が 1972年に行った講演タイトルよりセレンディピティ(偶然を契機にして道を切り開く能力)を磨く方法のひとつはプレゼンテーション技術にある [1]。この連載では、自分の仕事に触れた人が何らかのアクションを起こしてくれる様なプレゼンテーションを行なうために、筆者が特に重視しているノウハウを紹介した。最終回は、このノウハウを活用して作成した文書・資料をできるだけ多くの人の目に触れさせるために、インターネットを活用した事例を紹介する。YouTubeの奇跡2006 年 11 月末のこと。NHK の夜のテレビ番組で、遅ればせながらビデオ投稿配信サイトYouTubeの存在を知った筆者は、プレゼンテーションの際に上映していた光ヒューズやファイバフューズの短い動画が幾つかあるのに思い至り、早速投稿してみた (http://www.youtube.com/Tokyo1406)。翌朝筆者は、一通の英文のE-mailを目にして驚愕した。I read your recent papers on fiber fuseand saw the movies you made. Greatwork Shin-ichi! ...(あなたのファイバフューズに関する最近の論文を読み、また動画を見ました。たいした仕事ですね、、、)米国のある航空宇宙関連企業の社員からのメールであった。一枚の写真が添付されており、ファとどろきしんいち: 光材料センター主幹研究員〒 305-0044茨城県つくば市並木 1-1URL: http://www.geocities.jp/tokyo 1406/イバレーザー実験の際に発生するファイバフューズが残した不思議な空孔パターンに関して意見を求めるものだった。タイミングからして、彼はYouTubeのビデオを見てから筆者の論文を読んだに違いない。その論文は 1年以上前にオンライン出版されたもので、昨晩投稿したものと同じ動画がリンクされている。学術論文速報誌に掲載された筆者の論文は、単独では、1年経っても彼のアンテナに引っかからなかったことになる。大衆向けインターネットサイトの影響力を見せつけられた出来事だった。数ページの論文と十数秒の動画は、同じ土俵で比べられるものではない。しかし、情報の受け手が感じる敷居の低さは格段に違う。今回のケースでは、短い動画が誘い水となって、論文を読むという行動を引き出した。本連載で述べてきたノウハウは、すべてこの「相手の興味を引き出す (持続させる)」ことに通じている。セルフアーカイビングの薦めせっかく苦労してわかり易く作成した上映資料や論文・読みものを単発の機会だけでお倉入りさせるのはもったいない。発表の際にお世話になった学会や出版社の権利を侵害しない範囲で、ホームページ上で公開するのが手っ取り早い方法である。私設のホームページではYouTube程の影響力は期待できないにせよ、検索サービス経由で来訪者はやってくる。本連載記事も編集部の許可を取り、原稿の PDFファイルの形で個人ホームページ上で公開している。「ホームページを立ち上げて、日々管理する時間は無い。」と思われる方も多いだろう。筆http://pub.nikkan.co.jp/mgz/kozai/http://www.youtube.com/Tokyo1406http://www.geocities.jp/tokyo_1406/工業材料 ’08/3月号 p.82～83 12者に言わせれば、ホームページの作成にも「型」がある。「型」の実現を自動化できるソフトウエアを使えば、必要最小限の労力で読者の興味を引き出すページを維持・管理することができる。その詳しいノウハウは既に別の記事 [2]にまとめたので、ここではそのエッセンスを述べることにする。1. 自分に役立つ情報源にする [3]。 そうすれば、日々管理することが義務でも苦痛でもなくなる。筆者の場合、研究業績リストから出発して徐々に機能を増やしていき、手元のパソコン内のファイル検索や執筆スケジュール管理に活用できる情報源にまで育て上げた。さらに、自分用のページとは別に公開用のページを自動生成させることで、来訪客の興味に沿うものだけを公開している。2. ちょっとだけでもマメに更新する。 何か更新すべき情報をキャッチしたら、いつでもどこでも 2分以内に更新できる様な体制を構築しておく。「時間が空いた時にまとめて、、、」と流してしまうと、忘れたり、余計に時間を確保しなければならなくなる。ホームページの更新頻度が高ければ、検索サービスが巡回してくる頻度も高まり、より新鮮な情報を元に来訪客が誘導されてくる。「常に最新情報が得られる。中身も面白い。」と印象付けられれば、リピーターが増えていく。連載を終えて教育職でもない筆者がプレゼンテーション技術を人に伝えるまでになったきっかけは、研究職として就職した後に受けた社内研修である。今から約 13年前のこと、英語でのプレゼンテーション技術を丸 2日、16時間、二人の外国人講師から仕込まれ、目から鱗が落ちた。それまでの筆者は、人の話を最前列で聞いていてもすぐ眠くなる、集中力の無い人間だと思っていた。ところが実は、世の中にはプレゼンテーションが下手な人が溢れていることに気がついたのである。その研修で伝授されたのは、まさにプレゼンテーションの「型」であった。示されてみれば当り前のように見える「型」だが、それを常に実行している人は究めて少ない。筆者が考えるに、その理由は、毎回「型」をゼロから構築することの面倒臭さにある。よって、自分の目先の都合が優先され、聴衆の立場が顧みられなくなってしまう。しかし、パソコンで原稿を書くのが当り前になった昨今、面倒臭い作業はパソコンに任せ、より本質的で創造的な作業に注力した方が良いのは明らかである。連載第 2回で触れたが、筆者がプログラミング機能が利用できるソフトウエア (pLaTeX2e)ですべての文書を執筆しているのは、このためである。それがきっかけのひとつとなって、あの偶然 [1]を捕まえることができたのだと思う。本稿が読者の方々がセレンディピティを発揮するきっかけになることを願って筆を置く。おしらせ筆者によるプレゼンテーション技術の講義を、セラミックス大学 2008(5月開講)の枠内で行います。詳しくは、日本セラミックス協会ホームページ (http://www.ceramic.or.jp)をご覧下さい。参考文献[1] 轟 眞市：“セレンディピティの磨き方 —ファイバヒューズ研究に至った縁と偶然 (2)世界初の超高速撮影 — 人を動かすプレゼンテーション”, 工業材料, 55, 3, pp. 92–95(2007).http://pubman.mpdl.mpg.de/pubman/item/escidoc:33120[2] 轟 眞市：“研究業績リストの電子化—研究者のための執筆・発表支援システム”, セラミックス, 42, 7, pp. 520–524 (2007).http://pubman.mpdl.mpg.de/pubman/item/escidoc:33096[3] 野口悠紀雄：“ホームページにオフィスを作る”,光文社新書 011 (2001).http://pub.nikkan.co.jp/mgz/kozai/http://www.ceramic.or.jphttp://pubman.mpdl.mpg.de/pubman/item/escidoc:33120http://pubman.mpdl.mpg.de/pubman/item/escidoc:33096