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[NRIMNews1968-01.pdf](https://mdr.nims.go.jp/filesets/3e13bd2f-1ad5-4491-9017-9f3ca6c236d7/download)

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吉村 浩

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[金材技研ニュース 1968 No.1](https://mdr.nims.go.jp/datasets/47b0a186-7490-4492-a74d-77a67a558089)

## Fulltext

金材技研ニュース　1968　No.1七〇一．ゼEoo一一〇⊂ω⊂o．oo］一〇〇〇．o0＝あ○蜆oo．］o－Eo一垣oo］10’0E0f000眈o〇一10－〇一眈○眈餉Eo．但≧里三…ω…Z－o○餉］○工←金属材年頭の御挨拶　　　　　　　　　　　　所長　政治，経済等の種々な而で世界的な困難の中に11召和43年を迎えるにあたり，科学技術振興と産業の健全な発展との基盤の一つである研究の一翼を荷う者として一層の発展的努力の必要さを痛感される。金属材料方而としては研究成果としても，産業としても大変に隆盛た昭和42年を送ったが，現在の状勢下でこれが本年も続くと考えるのは困難な面があり，企業も梢手びかえの傾向も川る様な感がする、、然し如何に困難な状態下にあっても研究はこれを打ち破って発展する為の手段であり，これなくしてわが国金属丁業の健全で独白の発展はあり得ない。　本研としては昭和42年1・i’・に基礎的た研究が進歩の歩みを続けて来ており，これに伴って例えば50万V電顕による操業も順当であると共に，新しい研究，実験用機器も創作された。その中でも電顕を利用した高温硬度計（1，700oC以下）はその有力な一つである。新しい研究手段，測定精度が物を云ふことからも，斯うした有力な独創的研究，実験機器の発展が望ましい。この様なことと相俣って必要なことは基礎研究と応用，発展研究とが手をたずさえて行くことであって，基礎研究は応用研究に発展することが望しく，応用，発展研究で当面した困難は基礎研究の協力に依て解明して行く様に一層緊密な関連をもつ様にしたい。之は当研運営の基本方針の一つであるが，当面の問題として実施は必ずしも容易でない。科学技術の基本1方策としては経費の有効適切であって，なるべく橋　木　宇無駄のない運用のために，例えぼ大学での研究，国公立研究機関での研究及び民問企業での研究のそれぞれの担当分野を川来るだけリーゾナブルに分け，それぞれが’脇力休制を敷いて行くことが最も望しく本研としてはこの而にできるだけ良い成果を挙げて行きたい。幸にして基礎的，応用的研究も漸く成果を結び初め，之を通しての民問企業との科学技術的の関連も密接さを深めようとしているが，之の推進を本年度には一層計って行きたい、・　四，五年来推進してきたプロジェクトリサーチとしての例えぼ速続製鋼，鋼板としての連続鋳造も漸く軌道に乗ろうとしており，本年度は遊星圧延機も愈々設置されるので製銑，製鋼，加工，熱処理等の一貫的な作業研究等に力を入れて行きたいが，これに就ても実際実施するに当ってプロセスエ学の上で解決しなけれぱならない間題がある・可能であると云うことと，連続的，生産的に常に同じ状態で運営されることが可能であると云うことはいささか異る場合があるので，本研としては研究を一層堀り下げて行きたいと思う。国際会議もわが国で実施されることが多くなったがわが国研究機関カミ真に国際的に飛躍する為にはもう一歩，独創的にそして地に着いた発展が必要であり，この為に努力を払いたいと思う．ナトリウムのけい光X線分析　けい光X線分析法は精度の高い迅速分析法として広く管理分析に利用されている。　しかし，この方法はけい光X線の波長が6A以上の軽元素頒蜘こ一なると感度，精度共に低くなり10A以上のNaKα線（11．9A）等は測定が困難なためナトリウムのけい光X線分析は行たわれていない。　その理1圭1の一つは現在市販されているけい光X線分光分析装融こ使用している椥土牒の窓は図1に示すように6A以上のX線に対して透過率が低くNaKα線は約！9％しか透過しないためNaKα線の検舳強度が弱く測定が困難た班である・従って検出総の窓機を改良して透過率の高い窓機を開発すれぼよいことになる。　金属化学研究部化学分析室では機械1杓強度も比較的強く長波長のX線に対しても極めて透過率の高いポリブロピレソ薄膜を作製し，これを検舳絆の窓機に用いることにより図2に示すようにNaKα線の測定強度を大巾に増大させる嶺1に成功した。この場含の定鑑下眼は0，002％である。この程度の定量下隈であれぱナトリウムのけい光X線分析は実用化出来ると考えてアルミニウムニl1二業の二〔程管理に重要たアルミナ中のナトリウムの定最にけい光X線分析を応用することを検討した。　アルミナのNaKα線のピークプロフイルの一例を図3に一示し．検量線を図4に示すこの方法により定量分析を行なった場禽の標準誤養は0．3％である。　　　　　　　　　　　　　　　　、o，05図ユ1渓13O，28　　0．石5　　0、昔S　　L53アルミナ中のナトリウムのNaKα線ピ＿クブロフィル（数倣はナトリウム食准碓）12〕絆｛ユ）　　　　　　　N～O｛％〕図4　アルミナr卜1のナトリウムの検搬線図2　N刮Kα線の測定強度　　（1〕標雌椥11僻　（2〕改良型検1111燃多孔質青銅合金粉の製造　青銅系焼結合金油軸受は一般にCu粉とSn粉とを混合して焼結を行なう混合法によっているが，ここ数年前より噴霧法による青銅合金粉が注目され研究された結果，最近になって合金粉を用いた含油軸受が製造されるようになってきた・合金粉を用いて製造した軸受は混合法でみられるような末合金化音1／分が存在せず，C1osed　Poreも5％以内で少なく，更に運転性能も混合法で製造した含汕軸受とほぽ等しいなど数多くの利点をもっている。しかし混合粉よりも成形性の劣っていることが致命的な欠陥であり，この性質を改善することが必要である。成形性を改善するためには粉末の形状を遼元粉のように多孔質にするとか，製造時における青銅合金粉の急冷組織を適当な温度で熱処理してかたさ偵の低下を計ることなどが考えられる。　製造治金研究部粉末治金研究室では成形性のすぐれた1噴霧青銅合金粉を製造することをF1的として研究を進めた結果，アトマイズ時に硫黄を添加し，酸化脱硫および還元を行なうことによって写真1にみるような多孔質青銅合金粉を製造した。この場合粉末中に生成される孔はアトマイズ時に添加する硫黄量（0．1～1．5％），酸化脱硫条件（酸化温度600～850．C，酸化時問1～10時問）および還元温度（530～570．C），還元時問（1～3時問）などによって異なってくる。表1は硫黄量ならびに酸化還元条件が生成粉末の見掛密度にあたえる影響をみたものの一例である。表にみるようにアトマイズ時に添加する硫黄量が多いほど，酸化脱硫時問が長いほど生成粉末中の硫黄量はうすくなり，見掛密度を低下している。このことから牛成粉未の見掛密度は初めに添加した硫黄量と酸化還元条件によって異なり，これらの因子を適当に調整することによって種々の見掛密度をもつ多孔質青銅合金粉を製造することができる。　金属粉未の成形性を知る方法としては一般に圧粉体の抗析力試験とか，圧粉体を金鋼の籠内に入れて一定速度で回転し尖端安定性をみるラトラ試験などが行なわれている・図1はラトラ試験による本粉未の尖端安定性を調べた結果であり，圧粉圧力2ton／cm2では重量減少率は1％以下で非常に少ない・図中の△印は現在市販している噴霧青銅合金粉の試験結果で，その値と比較すると本粉未の重量減少率は数分の1という値であり，成形性の良いことが分か札また，混合粉の値よりも低いので合油軸受用原料粉として今後広い分野で利用されることになろう。　　　（特許出願中）火1酸化遠元条件が生成粉末の見批／密度にあ　　たえる影響アトマイ　　　　■ 酸化温度． 遠元湯度 酸化，還 見掛密度ズ後粉末800丁中のS量：550．C 元後の粉末中のS（％） 酸化時間 還元時問 量（％） （9ノ㏄）1 1 O．76 2．2O．93 2 2 0．53 2．13 2 0．40 2．Oユ 1 O．33 2．37’；■’’O．65 2 21　0．11 2．28「3 ・い… 2．171　　　　1 0．07 2．45O．14 2 1 O．05 2．40■3 2 O，05 2．50写真1　顕微鏡で観察した多孔質青銅合金粉　14　工2ま〕　工o梼　8へ峯　o［1幸　2　0＼搬／11111；ll　　1　　　　　　2　　　　　　3　　　　　4　　　　　」、1．　二I］（to；）㎝つ図1　ラトラ試験による重量減少率3　　　　帰国にあたって「　　　　金伺技例て過した一年閥州ヲ㍑作活、とりl1榊1」1遂／年疫科生芦技術1・・j・：招へい研究負　　　　　　　　ダ’グラスSフレット　1967年の1年閥，私は金材披研での研究活動と1三1本の多くの研究所，大学，製錬会杜を訪閉する機会を得た。以下述べることは，金材技研で行なわれた研究の概要と，多くの研究所の訪1≡1・・o記であ　研究はWarren　SPring　Laboratoryで’行われた仕」猟の統きで，カルボン酸による鋼の杣舳こついてのものである圭。研究は2つの郁分からな・っており，姶めの榔分は公表済みである（Trans．N．R．I，M．，9（1／967）215）、、研究の終りの榔分については現在特許にしようとしているので，ここではくわしく述べられない。、これら全ての研究は本鰯での研究の延長で，来年も本禺で継続することになるであろう。　滞在111］を逝して次の様なところを訓享1〕した。東京大学，東京二1二業試験所，三菱金属鉱薬および依友金属鉱1．1．1の研究所，lr本原予力研究所，名肯摩大学，1三1光の了，’洞電」1’1．．1，秋川の三’菱金属鉱業と小坂の同和鉱榮におけるll；1鉛■r場等　　　、9月にはl1ヨ光で闘かれた第101則蒸1際錯塩会議にも止1．．1席した。この紙櫛では特に一闘心のあったいくつかの嚇納について譜りたいo　1T1業試験所の後藤博士と相亙の闘心閉魑のひとっである，　「希土類元素の有機溶媒捌・州」にっいて議論したことは非常に有懲義であった、〕三菱金属鉱業のl1i・］央研究所ではバクテリヤによるリーチソグ作薬，特にそのl1l－1で実験窒的研究がバイロット試験まで拡大していることは注1ヨに傭した、二、・獅三友金属鉱■」、1の研究所では，腹接水素遠尤にょるメタル・バウダーの製造について議論し，三外金属ではセグレゲーショソ法に闘する研究に輿味をもった。東海村では多くの菊機溶’媒による燭期雑表元索の捌．1舳1七線図で，1詞際的に匁1らされた石森’1球＝一．．：と会った。、名肯屡で知りあった1二州＝・1教授とは「カルボソ酸による宥機溶媒制咄法」に闘する禍’’κの問魑について議論した、」、瀞岡大学で行われた1三1本化学会東海支郷と瀞岡大学化学系学科の共催による紹特講演会では「カルポソ酸による有機漆媒洲」l1舷の灘式冶金への応用」と趣する講演をした。終了後・f左藤教授と有機溶媒杣舳こおける彼の研究について誘しあった。三＝裟金属と1那1．1鉱業における舳鉛］l1場は，見学旅行の有終の羨・をかざるにふさわしいものであ。った。三菱金属の’舳鉛二1二場一はよくまとまった湿式冶金的な襟業をしており，カドミウムも浸1士1と電解ま采I阪法により副産物として生成されている。同和鉱業は黒鉱石を採取Lそれから鋼，鉛，！ll」1鉛，金，銀，どスマス，硫化鉄鉱，璽品石を洲」’二1している。企操業のポイソトは選択浮遊選鉱法であ・って以後の銅，」1匝鉛，鉛繍鉱の操作に適することにある。会杜は最近，銅精鉱の製錬のためにフィソラソドで設計された1彗溶炉iを導入しした、1、このl1脇11］二場も根本舳こは三菱のものと1圃じであった。鉛精鉱は現在処理していないが，鉛は崖1溶炉iの煙灰から，金と銀は鍋の電解採取周タソクの陽極スライムから1’酬又されているOまたビスマスは鋼電解糟のスラム1半1から1則又される。　年間を通Lて私的な1三1本の観旅行もかなりあった。その1－1－1でも車で王0賓1闘かかった東北，北海遭縦継旅行は圧巻であり，これらは1三1本での滞在をさらに棄1情らしいかつ思いで深いものにした。　最後にこの機会を利用して私の1ヨ本’訪閉に尽力していただいた科学技術庁，および，私の研究を側繭から援幼していただいた金材技研職負皆様の鰯・切な心遮いともてたしに心から感謝の意を表す。　　　　　　　　　／．．以」二原文よM’1訳した．）　　　　　（遜巻雄109場）棚鎌発行人吉　　村■司］　　搦1」奥村印脳株式会杜　　　　　　　災玖都・↑・代［1・llヌli榊111＝1〕．一／・…4一従　　研科学技術庁金属材料技術研究所　　　　　　　　　　　負芝フ爽嵩1≦…ヨ呉1ま1累二1＝I＝I…：1美1、…2■］「ヨ3雫爵12・弩・　　　　　　　　　　　蟹言■いヨ；11，1（7工2）3ユ8／（代炎）