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無機材質研究所

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[無機材研ニュース第45号](https://mdr.nims.go.jp/datasets/f6c54cf6-8618-4b73-a797-15b8dbebd72d)

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無機材研ニュース第45号七〇一．ゼEoo一一0E蜆E0－oo］1oo．o0＝あ○蜆oo．］o－Eo－ooo］10〕’0E0f000眈o〇一10－〇一眈○眈餉Eo．但≧里三…ω…Z－o○餉］o〕f←　　　　　　　　㌔1｛　　　　　　　　　　　　　　　　’　㌔1　　　　　　　　＼、アル、．第4’5号ミナ白金触媒　ここで述べられる研究の発端は，刃物を砥石で研ぐときに研ぎ汁が灰黒色に変化してゆく現象の注目にある。この場合の研ぎ汁は典型的なコロイド懸濁液であって，この中には鉄の極端超微粒子が一様に分散している。　アルミナ白金触媒を製造するための出発物質は，ガンマ型アルミナ粉体，水及び白金板である。アルミナの懸濁液を研摩材として白金板の表面を研摩することによって，アルミナの中に白金の榔田粒子が分散している灰黒色のぺ一スト状物質を製造することができる。このアルミナー白金系ぺ一スト中の自金含有量は，一定量のアルミナを用い，研摩の時間をコントロールすることによって任意に処方されうる。アルミナ懸濁水のアルミナ濃度はクリチカルではないが，A1203：H20＝70：30位が適当である。　アルミナ懸濁水を研摩材として自金板を砥石の上で研摩することによっても触媒として役立つA1203－Ptぺ一ストを製造することができるが，砥石からぺ一ストに入る不純物を避けるためには，二枚の白金板の間にアルミナ懸濁水を置いて自金板を共ずりする方法がとられる。　　　　　　空気　　　　柳…淋　　アスベスト十　　　　　一一・　　　　　A1203－Ptぺ一スト　　　　　　　　　　　　　　　　脱脂綿十…　．・…　．い一．、、一．．、．一一　　　　ベンジン…“…∴iミ…三三三三；、、｝，←■．黄銅昭和52年6月　ガンマ型アルミナとしては国産品及び外国からの輸入品六種類が試用きれたが，その差異についてはここでは触れない。　磨砕物理学的に（Tnibophysically）に製造された当該触媒の定性的能カテストは図1に示される装置によって行われる。アスベストの細い繊維の表面にA1203－Ptぺ一スト（自金含有量：約20％重量）を塗り付けたものが，炭化水素ガスの緩慢酸化用触媒に応用された。アスベストー触媒はフッ点が50～120℃のガソリンを凄み込ませた脱脂綿を挿入した容器の上部に配置されている。このようにして触媒体の表面は空気と混合したガソりン蒸気の中につねに浸漬されていた。触媒がひとたび着火された後には，炭化水素ガスの運続緩慢燃焼が触媒粒子の表面で約400℃で起った。3ケ月の連続使用の後でもなお触媒の活性の低下は認められなかった。　更に触媒能の定量的なテストは以下のような方法に従って行われれまず，図2に示されるような白金線コイル抵抗体素子が2個準備された。この場合の臼金線の径はO．O血m，コイルの捲き高は11回，電気抵抗は2オーム（室温）。コイルは製造されたアルミナ自金触媒で被覆　　　　　　　　　　A120呂一Ptぺ一スト　　　　　　　／自金線←一6㎝一一一一■　図1　A120ヨーPt触媒の定性的テストのための装竈。容器の厚さ：約10㎜。ベンジンのフッ点：50～120℃（1〕　図2　A1203－pt触媒の定■的テストのための自金線コイル抵抗体素子。白金線の径：O．03㎜。白金線コイルの抵抗伯：2オーム（室温）。ガスM1160ミ牛　40制お脚20口㌔㌔μ廿、u新型触媒、1＝トー＿　　　1日蛮皇角虫姑圭　　’廿一一一〇　図3　A120ヨーPt触媒の定量的テストに対するホイートストン・ブリッジ。図2に示される2個の素子の1にイソブタンガスを含む空気が送り込まれる。通電によって両素子の温度を約400℃に保ってブリッジのミリボルトメーターMにおける相殺が行われる。触媒の活動と共にブリッジのバランスが崩れ，Mに電位差が記録される。された。これらの2個の素子はホイートストン・ブリッジにおける2個の抵抗体として組込まれ，いずれも通電による加熱によって約400℃に保たれた。図3におけるミリボルトメーターMの上でブリッジのバランスが得られた後に，一方の素子にのみO．6パーセント（重量）のイソブタンガスを含む大気が送られた。このときイソブタンの燃焼が触媒表面で起り，その結果，問題の抵抗素子の温度が上昇し，抵抗値が変化し，同時にブリッジのバランスが崩れるので，メーターMの上で電位差が記録された。実験結果が図4に示されてい乱この図でアルミナに吸収された塩化白金酸塩の熱分解によって製造された従来型のアルミナ白金触媒が当研究所で創製された触媒と比較されている。最初の一週間位は前者が後者よりも活性であるが，70日の連続使用の後では，従来型ではその活性がぼぼ半分にまで落ちている。それに対して，当研究の触媒は衰えをみせない。図4におけるミリボルト単位の測定値は化学反応方程式　2CH（CH3）3＋1302＝8C02＋10H20＋△Hによって与えられるエンタルピー差に直接比例する。　磨砕物理学的方法によって製造されたアルミナ白金触媒の構造を電子回折法によって解明した。図5の回折模様は自金含有量約80％のPt－A1203触媒から観測された。図6は出発物質のガンマ型アルミナである。図5ではアルミナの（220）及び（311）反射が弱いことが，図6と照合することによって確かめられる。このように触媒中の白金含有量を電子回折強度からも推定することが　　　　l0　　　　30　　　　50　　　　70日　図4　A1203＿Pt触媒のテストの結果。○：当研究所で製造された触媒。□：従来の化学的方法によって調製された触媒。縦軸は図3のメーターMで測定された電位差。新型触蝶の長いライフが注目される。／pt（110）→1・o・（440）一Pt（100）一A1203（400）コー■A1203（222，311，220）　図5　アルミナ白金触媒の竈子回折模様。白金の含有1約80％童量。アルミナの反射と白金のそれとは同じ位置に現れる。この場合の白金結晶は空聞群Pm3m（格子定数：1．97A）を示している。用いた電子線の波長：O・0353A。試片一乾板距離：50㎝。陽画213倍拡大。可能である。　図5における反射の半価幅から触媒体構成粒子のサイズが約50Aであることが推定され乱このサイズは接触固体触媒にとって好適である。　図5の電子回折模様の解析結果が表に掲示されている。この表で注目されることはアルミナ結晶（空間群1Fd3m〕の面問隔が白金のそれと一致していることである。12〕このような格子整合が白金粒子とアルミナ粒子との閻の均一分散を弓1き起すように思われる。　図5及び表から理解されるように，白金結晶からの（ユ11）反射が触媒からの回折模様において消失している。このことは触媒中の白金結晶が空間群Fm3mには属しないで，むしろIm3mかPm3㎜に属することを意味する。これら二つの空間群の回折模様による区別は第7番目の反射の有無によって行われる。すなわち，Im3mとPm3mとに対して／呵の上ヒは　汀：2：爪：■T1汀：π：爪：！W＝　　1　：∫7：／「『：／T1／てデ：／「ゴ：□：／「ゴによって与えられるからである。　図5においては，面間隔O．815とO．706Aの問で第7番目の反射を兄出すことは困難である。このことは図5におけるPm3mをもつ白金結晶の存在を支持する。　また更に，図1において白金からの第2番目の反射が第I番目のそれと比肩的に強いことが注目される。単体結晶のIm3mからの（200）反射は（11O）反射よりも弱い。このことも問題の試料におけるPm3m自金の存在を支持する。　単体では単純立方格子は一般には現れない（例外1Po〕。Fm3mの自金は極端に微粉化されるときPm3m（格子定数：1．97A）に異常変態をしている。　炭化水素ガス，特にメタンガスの酸化触媒としては，白金よりもパラジウムが有能である。しかし，後者は酸化されやすく，そのために揮発性となる。この困難を乗り越えるためにP卜Pd合金アルミナ触媒の製造を試みた。まず，Pdを1O％（重量）を含むPt－Pdのインゴットを／440／400！220　■311＼　222　図6　白金を含まないガンマ型アルミナの電子回折模様。　（220），　（311）及び（222）反射の強度を図5と比較することによって，図5における白金含有量を推定することができる。鋳造し，その表面をアルミナ懸濁水で研摩することによって，Pt－Pd合金微粒子の一様に分散した灰黒色の研ぎ汁を得た。アルミナ白金触媒に対し行われた触媒能テスト法がこのアルミナ合金触媒に対しても採用され，後者の活一性及びライフは前者のそれに劣らないことが現在までに認められている。　ここで強調されるべきことは，当研究における欠陥スピネル型ガンマA1203の懸濁液は自金板に対する研摩材の役割を果すと同時に，白金微粉体に対する担体助触媒の役もしていることである。　当研究の摩砕物理化学的触媒製造法は種々の担体酸化物及び金属合金に対して応用きれ得る。例えば，酸化トリウム，駿化バナジウム，酸化チタン等の懸濁水を研摩材として遷移金属Ni，Co等及びこれらの合金表面を研摩することによって所要の触媒を製造することができる。　塩化白金酸カリウムを化学的に熱分解することによって得られる従未型の触媒白金黒からの電子回折模様は等軸面心型であって，典型的なFm3mに属し，白金粒子のサイズは100～500Aである。この回折模様から結論される自金の状態と図5に示されるそれとは，その粒子の大きさのみならず，その結晶構造に関しても，全く区別されることが重要である。　従来の自金アルミナ触媒は，アルミナ中で塩化白金酸塩を化学的に熱分解することによって製造されるので，塩素，アルカリ金属等の触媒毒の介入が避けられないばかりでなく，高温加熱のために触媒粉体の焼結粗粒化が起る。それに対して，当研究の製法では純粋な白金板が出発物質であって，触媒の製造は室温で行われている。これに．ついての詳細は文献：S．Yamag．chi，Plati。。mMeta1昌　Review，London，Vo1．21（1977）p．25を参照されたい。　アルミナ自金触媒は第二次大戦中にU．S．A．でV．Haense1によって石油化学用として開発された。ここで強調されていることはアルミナ中の自金のコロイド化学的状態である。当研究所で創・製されたアルミナ自金触媒も新しいコロイド状態の一つの発兄を意味する。表図5の解析結果面間隔（A）　　A1203　　pt4，562，802，382，281，971，521．40111220311222400　　100333　　－440　　200言圭I　Ptの指数はPm3mに対して与えられている。；3〕高圧下の示差熱分析　示差熱分析は，融解や結晶構造転移，脱水反応，分解反応などの相変化に際して生ずるエンタルピー変化を観測し，温度あるいは時間の関数として記録するものである。示差熱分析法は，有機物や無機化合物，金属などの多くの物質に適用することができる。　高圧下の示差熱分析法は，単に常圧下における示差熱分析を圧力場のもとで行うことである。いかなる高圧装置においても，二対の熱電対を高圧空間より取り出すことができれば実験可能である。示差熱分析を行う際に，圧力発生法としては，静的圧力発生が妥当である。静的圧力発生によって得られる圧力は，圧力媒体によって，静水圧的と非静水圧的圧力場に分類される。静水圧的に得られる圧力上限は，一般的には1万気圧程度である。いっそう高い圧力場における示差熱分析は，固体を圧力媒体とした，非静水圧的な圧力場を利用する。　高圧下の示差熱分析を行う披術は，ピストン・シリンダー方式を用いて，ケネディ等のカルフォルニア大学のグループによって開発されてきた。　近年，高温下における圧カスケールが，重要な問題となりつつある。室温においてさえ，ピストン・シリンダー方式を除く，すべての圧力発生方法は，荷重よりの圧力の推定は難しく，BiやTl，Ba，Pb等の相転移を利用して，間接的に圧力の推定を行っているのが現状である。高温高圧下の諸現象を扱う研究者は，高温下の圧カスケールの問題を避けてとお一ることはできない。　高温下の圧力推定方法は，大きく二つの方法がある。　1．標準物質のP－V－丁関係の理論計算に基づき，内　　部標準物質としてN・Clを使用して，高温高圧X線に　　よって，格子定数を測定して，体積からある温度下　　における圧力を推定する方法。図1　高圧下の示差熱分析装竈　2、ピストン・シリンダー方式等による既知の相転移　　の圧力依存性のデータに基づき，高温下の圧カスケ　　ー一ルを必要とする装置において，一定荷重のもとで　　検出される転移点より圧力を推定する方法がある。　　この相転移を検出する手段として，高圧下の示差熱　　分析を利用する。ここで，高温高圧下の合成装置として，広く人エダイヤモンドの製造等に利用されている，ベルトあるいはガードル型高圧装置の高温下における圧カスケールの確立のために，ガードル型高圧装置を用いて，示差熱分析を試みた。ベルト又はガードル型高圧装置は，10万気圧程度の圧力発生可能で，数多くのP－丁相図の作成に用いられている高圧装置である。図1に高圧下の示差熱分析装置を示す。高圧下の示差熱分析装置は，大きく分けて，高圧発生系，温度制御系そして測定系よりなる。図2に高圧下の示差熱分析に使用した試料構成を示す。図21a〕は，下アンビルのガスケット部分以外の試料構成の全体図を示している。図21b〕は，熱電対導出と試料構成部の詳細を示している。　ガードル型高圧装置による示差熱分析を行う際に問題となった主な点を列記する。　11〕図2に示す試料構成にするまで，熱電対をアルミ　　ナ保護管に通し黒鉛ヒーター部を通過させていた。　　この部ヵで加熱用交流電源と絶縁が困難なので，タ　　ングステンカーバイドに穴をあけて，図2に示す試　　料構成となった。　（2〕図21a〕に示すA，B，C各点近傍での熱電対の断　　線の間題。熱電対の断線は，A，B，C点と順次マ　　グネシアセメントで固定し，長さに余裕を与えるこ　　とにより防ぐことができた。　13〕融点の圧力依存性を調べる場合における，試料の　　封入の問題。測定物質と反応しない金属カプセルを　　使用して，カプセルの形状を工夫することにより，　　この問題は解決できた。これらの改良によって，ガードル型高圧装置を用いて，融点の圧力依存性を再現性よく，測定することができた。　最近のピストンシリンダー型高圧装置は，圧力媒体の工夫により，シリンダーと試料の間の摩擦をほとんど無視できるように改良された。このピストンシリンダー型高圧装置を用いて得られた融点の圧力依存性のデータは，極めて信頼のおけるデータと考えられる。ガードル型高圧装置を用いて得られた，鉛，銀などの融点測定結果は，ピストンシリンダー装置による結果と比較して，室温基14〕準の圧力と高温下における圧力とはかなり遼いのあることをしさしているo　現在までの高圧下の示差熱分析において得られた情報とその遼用可能性について以下のことが考えられる。　　種々の相転移の圧力依存惟の検出手段として，示差　熱分析を利用すること。一次の相転移はもちろんのこ　と，場含によっては1：二次の絹転移の検艶も可能である。　從来急冷法によって決定していた，高温高圧下に拾け　る物質の安定頒域の決定に示差熱分析を適馬すること　ができる。しかしながら反応が比較約連いものに限定　されるという欠点はある。　急冷法によっても，高濫高圧下の構造の凍緒不可能の　場含，いかなる温度，圧カ頒域において，貿的の物質　が安定であるかを示差熱分析により決定することがで　きる。決定した頒域において，高温高圧X線を用いて，　凍結不能な物質の構造を調ぺることも，示菱熱分析の　並用により，より能率自勺になるであろう。吏に示差熱分　析を閑いて，高温下の圧カスケールを確立した裟霞は，急冷法による従来のP一γ禰図の見なおしなどにも利用できるであろう。　今後高圧下の示差熱分析を行う場合に，改善すべき闘題点として，次の点を考慮すぺきである。la）示差閑熱電対と測温用熱電対をぽぼ均一な潟一度，圧　プ〕場におくこと。　（a〕の条件を満たしたときに，示差熱分析曲線の水平基　準線が，急傾斜になることが避られる。このことより　高圧下の示差熱分析は，半定盤的データを得ることが　可能となり，より多くの知見を与えるだろう。　均一な温痩，圧力場を得るためには，厘力媒体の研究　そして萬圧容器の大型化が，必要となるであろう。lb〕熱電対の熱起電力の圧力依存姓　熱電対の熱起電力の圧力依存性のデータは，ピストン・　シリンダー裟置，ベルト裟置等により，報告はあるが，　いまだ十分ではない。今後，商温高圧案験に使照する　装護にっいての熱電対の熱起電力の圧力依存性のデー　タの集穣が，必要となるであろう。BC810A36592（a）（b）1．熱電対　2．パイロフィライト　3．アルミナ保譲1管5．言式肖斗　　6．言式肖碑容総　　7．緊雀昏ヒーター　　8，10．タングステン・カーバイド　雀　マグネシア9．焼入れ鋼図2　ガードル型蕎圧装剛こよる示養熱分析の試料構成15）カナダトロン ト大学に留学して第10研究グループ主任研究官　小　玉　博　志　筆者は昭棚50年玉C月から昭和52年3戸ヨまでカナダのトロント大掌で挙ぶ機会を得ました。トロントはオンタリオ州の蘭音βにある皿五．大湖の一つオンタリオ湖のぽとりに位霞し人に】約240万人位でモントリオールに次ぐカナダ第2の都帝です。対岸はアメリカ含衆国で国境の葬1了ナイヤガラ・フォール市まで箪で2瞭聞くらいのところにあります。トロント大学は学生数約4万人位のカナダで宥数の歴史と規模を誇る大学で，特に医掌部などは豊箆な基金と活発な研究活動で世界的に有名です。大挙は禰のダウンタウン地区に広大なキャンパスをもっていますが，それでも手狭になったために，郊外にもカレッジをもっているようです。私の所属したのは金属・材料科掌科ですが教授数15名，大挙院生約25名前後の上ヒ較約小じんまりとした掌科でした。Prof．C．B．A1cockが私の指導教授で臼本ではクバチェフスキーとの共著藷「金属熱化挙」で良く知られてお・り，この4月にはじめて来日きれ，臼本全国の大挙や会社などを精力的に箆挙して歩かれたようです。彼は7年簡，この挙科のcha1．m舳を勤めていましたが最近日系カナダ人であるProf．J，M．Toguriにその座をバトンタッチしました。Toguri教授は銅の精練や液体スラグの構造などが覇門でカナダ生れの2世ですが’大裟日本人的な惟格の機ち主で，ここへやってくる日本人留掌生の世誘を実によくやってお’りました。築巻も家族ともども大変御世語になった者の1人です。ここの学科には他に熱測定で宥名なProチ．S，N．FlengasやGra1H　Boudaryの事肝究で有名なProf．K．T．Austなどが活麟しておりました。租、の師従したアルコック教授の研究室は彼の他にスタッフとして助手が2名（インド人・ハンガリー人），大学院生が1名（コロンピア人），ポストドクトルとしてポーランド人1名，それに日本から私と大変国際色豊かなグループでした。この研究グループの内容は三つに大男1jされています。一っは起電力法による種々の酸化物（CuA1204，FeCr204，FeV204，ZnV204，　ZnA1204，　ZnCr204，　TiZn204などの主としてスピネル化含物）の標準ギップスの薗由エネルギーなどの溺定であり，第2には酸素分圧の直接測定法による相平衡の研究（彼らが躯り級った物質としてはV－O系，T1－O系，Nb－O系など），第3には質搬分析言十簿を胴いた蒸気圧溺定法による熱力掌約パラメーターの1員淀です。アルコック概究室の助手であったTomJ目cob氏がその第1のテーマであるスピネル牝合物の熱測定を繍力約にやっていたのがとても郎象的でした。私のテーマは「Nb02－Nb205の1，300℃にお・ける相平衡の拒暦究」でした。アルニコック破究室の助手であったS，Z副dorがちょうど「T1－O系の相平衡」の実験を終えたところだったので，彼女の使用していた装綴を利再の実験にそのまま使うことができたので大変好郊含でした。　カナダの火掌における鰍究徴は£1本の大挙のように全概究室一・偉には配分されず，毎年Nat1ona1ResearchCouncil，Defe日ce　Researc11　Board，厚生省等が付与しているようである。（日本と異なって印央政榊二文部衝は存荻しない。）鰍究錐は節昨度の笑績に応じて配分されているようで，これは未1二会的嬰求に応じた而簾究テーマをいつでも粛てることができるから，研究テーマ繭での硬直’下を避けることができる反繭，時閥のかかる研究，あまりにも基礎自勺な鰍究，公的仕窮（ChairmaOなど）にl1都；］のとられる人には不利になることもあるようでした竈教授の築金能力が弱いとポス1・ドクトルや助季をやとえず，また大学院挙生も集まらないためになかなか大変なようでした。　カナダは経済的にも文純向勺にもアメリカ含衆国の力をあまりにも強く受けており，時にはそれがマイナスに作用するようです。例えば大企業はアメリカ資本の会社が多く，したがって民閥における研究投資は米国本国内の会批にて行い，カナダ国内ではきぽるとかいろいろ溝腿があるようでした。また，実、験閑の大型裟霞あるいは特殊な資材はすぺて米国，西ドイツ，イギリスなどからの輸入潟。であるため，納二暴1に酵閥がかかる，最小注文数をメーカーに指定きれ余分に買わされる，欝機のアフターサービスが・・十分でないなどのマイナス面が爵につきました。しかし，利，叙も多く，例えばアメリカ合衆国との研究交流に国境は存在せぬも岡様で，研究や挙会はカナダ醒内を単位としてではなく，北アメリカ大陸を単位としたとらえ方で進めているようでした。　トロントがアメリカ含衆獲1の策部に比較約近いものもあって私禽身も合衆国まで姓をのばして，ベルテレフォンの研究所やペンシルバニヤ州立大学のMater1a1Reseorcわ　Lab．やシカゴ大学のKlepa研究室を兄掌する機会をf讐ました。ベル研で以前にビスマスの層状化含物を研究していたことがあると闘いて，見にいったのですが，電蕎盃に特に剤≡珂な慨質がみつからなかったので現着…はその研究は申断しているようでした。しかし，主として絡縞成長剖椚を兇学してきましたが，その世界一流の設徽，研究内容は強プ〕な印象でした。；6〕一特許一スピネル型強磁性半導体の電気化学的製造法発　明　者　山口　成人，毛利　尚彦公害番号50－24ユ54号50．8　I3特許番号第808988号51．3　23　概　要　この発囎は，グレーギットを電気化学的に製造する方法に関する。　グレーギットは，スピネル型Fe3S4であり，強磁憧体及び半導体としての性質を有し，電子ユニ学披術の基材として応用される可能性をもつものである。　従来，グレーギットは，FeS04又はFeSなどを原料として，水熱反応，湿式反応，宥機化学的含成，生化掌約方法により製造されていた。しかし，水熱反応の場合は20C℃，20気圧の高温高厘の処理と急冷の処理を必要とし，その他の方法も収鑑が10％以下で，反応時闘も阿ケ月もかかるものであり，これらの方法に代る実用的な製造方法が望まれていた。　この発明は，水申の溶存酸素を排除した硫黄イオンを含む水溶液中で，鉄を電極として電気分解を行わせしめた後，水熱処理することを特徴とする式Fe3S4で表わきれるスピネル型強磁性半導体を製造するものである。　この芳法によれば，従来の方法に上ヒし，高温，高圧を必嬰とせず，反応時間も短かく，また収率も高いなど縫済的に有利なグレーギットを得ることができる。炭化けい素単結晶の合成方法発明者猪股吉三三，蘭中広畜公害番号51－8400号51，3　至6特許番号第83杢769号51，1118　概　要　この発明は，炭化けい素単緒晶の合成法及びその合成装置に関する。　炭化けい繁は，高温に耐えるため，ダイオード響に利用すると，その利用範囲は著しく広くなる。しかし、この種のものに利用するには，大型で，かつ，高純度の炭化けい素の結晶が要求される。　従来，炭化けい素単結晶の高純度で大型のものは，レリー法により含成されていた。しかし，この方法は，るつぼ内の雰囲気が炭桑に寓んだものとなるため，生成した結晶は，f繍肱炭素粒を内包したものとなり，結晶内に諾種の転移を生ぜしめ，電子工学繋子としてP－N接含にした場合，この接合面を破壊し，電子移鋤度の低下をもたらすなど致命的な欠陥となっていた。　この発棚は，けい棄気化室と炭化けい藁析出室の二つの室を黒鉛により形成せしめ，気体が移動しうるように連通させ，けい棄気化室の温度をけい繁が気化する温度以上に保ち，かつ，炭化けい素析脇室の温度を気化室の温度よりも少なくとも10θ℃以上の高温度に保ちうるようにし，かつ，炭化けい素析幽室の黒鉛壁にテーパーをもった投刈コをあけ，このテーパーとすり含せた黒鉛の蓋を設けたことを特徴とする含成装蟹を閑い，気化塞坤・のけい緊を気化させ，黒鉛からの炭業と反応せしめて炭化けい棄を炭化けい緊析出室の黒鉛壁、ヒに形成せしめることによって，炭化けい素単結晶を含成するものである。　この方法によれば，炭繁粒を内包しない大型の炭イヒけい素単結晶を容易に得ることができる。一外部発表一Boron希±類添獺B芭丁一03のキ弍ラグタりセーンヨノと物性C缶百r固ct哩rlz日tlonCh丑r丑ot直rIz趾10n〇三L刮B6　S皿，f固clL品B6（001）表繭の匂蜘期数の蔽繁1吸瀦による変化とその機機※　口　　　頭題　　　　　　　　冒 発　表　者 掌　・協会等 発表臼Boron　Nitr1deについて 姶田　　稔 商分子脚友金 3月7日希±類添獺B芭T103のキャラグタりゼーションと物性 箇蛾　僑一・1．1．．1村　　樽 セラミ・ソクスのキャラクタリ 3周12目月岡　正釜・囲中　広杳 ゼーションに閥する一懇淡会C缶百r固ct哩riz日tion　in　Nitriding　R哩aotion　of　S1licon 木島　式倫・鈴木　弘茂 セラミックスのキャラクタり 3月13日ゼーションに関する．懇談金Ch丑r丑ot直rヨz趾ion〇三L刮B6　S皿，’f固cl 大幽　一悠坪・坂内　英典 セラミックスのキャラクタリ 3月14臼囮申　蕊秘・背野　正和 ゼーションに関する．懇淡金河含　一ヒ雄L品B6（001）表繭の仕蜘期数の蔽繁1吸瀦による変化とその機機 背野　正和・田中　蘂秘 応廟物王理挙会 3月26臼河含　セ雄・坂内　英典17）L旦B6（O　O1〕表面に局在した電子状態（UPSの角度依存性）L田B6（O　O1）表面の構造（XPSの角度依存性）アナターセ（Tl02）のラマノ散乱Pt一へ1203触媒の構造新しい問温材料一㎜化ラノタノについて水凱条件下での酸化チタノ；Wlの結晶成援におけるフン化物イオノ効果hBN単結晶の光スペクトル週歴磁性体CrB2中のnBのNMRCrB2の磁気構造EuB6の単結晶の可視一赤外反射マグ司タイトのME効果ZrB2のトハースEuB6の磁気的電気的性質CrB2，MnB2のESR圃f本表面における吸着原子の駆子状態Re03の強磁場磁気抵抗NbSe2の陽斑子消滅欠陥を含むBoTIO茗中の陽電子寿命無限に縮重したソフトモート系における肥1f－Con昌Ist2nt　phono皿近似L旦B6（O　O1〕表面に局在した電子状態（UPSの角度依存性） 青野　正和・田中　高穂 応用物理学会 3月26日L田B6（O　O1）表面の構造（XPSの角度依存性）河合　七雄・坂内　英典箭野　正和・田中　商穗 応用物理挙会 3月26日アナターゼ（Ti02）のラマン散乱河合　七雄・坂内　英典大坂　f菱明・泉　當士夫 応用物理挙会 3月27日鱗木　良規Pt－A1203触媒の構造 山口　成人 応用物理挙会 3月29日玩しい高温材料一㎜化ランタンについて 河合　七雄・田中　萬穂 日本挙術振興会第124委員会 3月30臼水熱条件下での酸化チタン；Wlの結晶成援におけるフッ化物イオン効果BN単結晶の光スペクトル青野　正和・大島　，忠平泉　箆士夫・藤木　良規 日本化挙会 4月1日葛薬　　隆・石井　敏彦 日本物理学会 4月4日佐藤　一忠夫・岩田　　稔江良　　脂週歴磁性体CrB2中のnBのNMR 安岡　弘志・北岡　良雄 日本物理学会 4月5日C．B2の磁気構造田中　高穂・石沢　芳夫船橋　　違・皆川　宣明 日本物理学会 4月5日浜口　由和一田中　高穂坂内　英典・石沢　芳夫EuB6の単結晶の可視一赤外反射河合　七雄石川　一義和・鈴木　　孝 日本物理挙会 4月5日マグネタイトのME効果坂内　英典自鳥　純一・梶　源太郎 日本物理学会 4月6日喜多　英治．田崎　　明木村　茂行・進藤　　勇近　桂一郎ZrB2のドハース・ファンアルフェン効果（皿〕 駄簸：雛穣 日本物理学会 4月7日E．B6の磁気的電気的性質 石川　義和・笠谷　光男 日本物理挙会 4月7日C・B2，M・B2のESR田中　高穂・厚井　義隆国井　　目尭・田中　高穂 日本物理学会 4月7日笠谷　光男圃f本表面における吸着原子の一駆子状態 南　不二雄・津田　f藍雄 日本物理挙会 4月7目Re03の強磁場磁気抵抗 石沢　芳夫・赤羽　隆史 日本物理学会 4月7日NbSe2の陽斑子消滅 千葉　利信・赤羽　隆史 日本物理学会 4月7日津田　惟雄・山谷　和崖三本木　孝欠陥を含むBoTiO茗中の陽電子寿命 赤羽　隆史・自崎　信一 日本物理学会 4月7日千葉　利信・津田　惟雄山本　昭二 日本物理挙会 4月7日★M　E　M　O★邊　営会　訟　3月14日，第64回運営会議が「昭和52年度業務計画について」の議題で開催された。研　　究　　会　高圧合成研究会（第8回），3月10日，「炭素の化学について」の議題で開催され，討論が行われた。。。　溶液内成長研究会（第2回），3月14日，　「リンのオキソ酸ポリマーの化学にっいて」の議題で開催された。　高圧力研究会（第14回），3月15日，「高圧下の閃亜鉛鉱型一自錫型相転移にっいて」の議題で開催された。　結合状態研究会（第6回）．4月27日，「We204の磁気構造にっいて」の議題で開催され，討論が行われた。所内一股公開及ぴ科学映画観賞による理科教室　科学技術週間に伴い当研究所は，4月20日所内を一般に公開した。当日は周辺地域及び近郊都県から多数の見学者が来訪した。　更に，4月22日桜村立桜中学校，28日桜村立竹園東中学校にお・いて，それぞれ三年生を対象とした理科教室を発　行　日編集・発行開催した。当日は科学技術庁製作映画「これがガラスだろうか」，「結晶をつくる」を上映し，これに関して当研究所の守吉佑介・岡村富士夫両主任研究官が講義を行い，生徒逢からは活発な質問があり盛況のうちに終った。桜中学校での理科教室　　　表　　　彰　5月9日，　（社）窯業協会から，第9研究グループ主任研究官　長谷川泰は，　r光学的性質を中心としたガラスの固体物性に関する工学的研究」により学術賞を受賞した。昭和52年6月1日　　第45号科学技術庁　無機材質研究所NATIONAL　INSTITUTE　FOR　RESEARCHES　IN　INORGANIC　MATERIALS〒300－31茨城県新治郡桜村大字倉掛電話　0298－51－335118〕