# Fileset

[presgln3.pdf](https://mdr.nims.go.jp/filesets/1ff31de9-edad-4aaa-8054-d7200c29c481/download)

## Creator

[轟 眞市](https://orcid.org/0000-0003-3986-1900)

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[我、如何にして人に口頭発表術を説くに至りしか](https://mdr.nims.go.jp/datasets/99c24be5-4dbc-4d16-bb00-dec51045842d)

## Fulltext

Hands-on techniques of presentation (4): The reason why I teach colleages my presentation skills.◎連載プレゼン修行拾遺録【第 4回】我、如何にして人に口頭発表術を説くに至りしか轟　眞市 物質・材料研究機構光材料センター∗Shin-ichi TODOROKI筆者は年に一回、プレゼンテーション技術の講義を学会会員向けに行っている。去年のこと、筆者よりも少しだけ年上とお見受けする聴講者から質問を受けた。講義の中で、外国人から見た日本人のプレゼンの特徴† に触れたことに対するコメントだった。20年以上前から日本人のプレゼン下手は指摘されていたのに何故改善されないのか？確かに筆者にも覚えがある。学生時代から耳にしていたことだ。それに対する一般的な回答は、学校教育にプレゼンテーション技術が組み込まれていないから、であろう。でもそれを口にしたところで、何の解決にもならない。あえて、本音を申し上げた。我々がその改善のための努力をしてこなかったからだと思います。学校教育を変える努力のことではない。まず、自分自身のプレゼンテーション技術を高める努力をしなければ、後進を導くことは出来ないはずだ。「うちのボスは、言ってる事とやってる事がちぐはぐだ」と思われてしまえば、やがて彼らのひどいプレゼンに頭を抱えることになる。はじめに志ありき「これであなたも明日からプレゼンの達人！」なんて旨い話は無い。それは分かっているにしても、忙しい仕事の合間を縫って、なんとか短期間のうちに上達する方法は無いだろうか？∗〒 305-0044茨城県つくば市並木 1-1fax 029-854-9060URL: http://www.geocities.jp/tokyo 1406/†連載第 1 回でも取り上げた。残念ながら、そういう発想を持つこと自体、最初からボタンを掛け違えている。純粋に「プレゼンが上手くなりたい」と願う自発的な動機が無い限り、プレゼンを上達させるための時間を見出すことは出来ない。永遠に優先順位が低いままで終わるのだ。ではどうすれば、その自発的な動機をもつことが出来るのか？「あの人みたいになりたい」という憧れが一番健全である。例えば、野球少年なら「イチロー」、クラシック音楽少女なら「村治佳織」。では、読者の方々が身を置かれている業界では誰がプレゼンの達人として思い浮かぶだろうか？筆者の場合はもっと屈折した動機だった。自分のプレゼンのお粗末さを思い知ったのである。社会人になって 2年が過ぎる頃、外国人講師によるプレゼンテーション研修に丸 2日参加した。自分の弱点が客観的に晒け出され、改善のための方法論を学んだ。それからのこと、退屈なプレゼンに遭遇すると、その内容はそっちのけで、どうすれば改善できるかを考えるようになった。しかし、その気づいた点を本人に進言するのは、ためらわれる場合がほとんどだった。このことは、恐ろしい現実を示唆している。自分が年齢を重ねる程に、自分のプレゼンの不備を指摘してくれる人は居なくなるのだ。「裸の王様にはなりたくない。」これが筆者の自発的な動機である。覚悟を決めれば道は開かれる自発的な動機が備われば、プレゼン技術向上のためなら余計に時間を割くことも厭わなくなる。筆者が学んだ方法論は、上映資料の構成方法に特徴があり、それを忠実に実行すると、今まで以上に準備に時間の掛かるものだった。何とか手間を省こうと、自64 Materials Integration Vol.22 No.04 (2009)http://www.geocities.jp/tokyo_1406/http://www.tic-mi.com/publ/mi_new.html◎連載1. *****2. ****3. ********1. *****2. ****3. ********図 1: プレゼンテーション技術を教えるプレゼンテーション。言行一致が求められる厳しい機会。分の趣味であるプログラミングが利用できるソフトウエアで上映資料を作る様になった。最初に結論をわずか 3行でまとめることから始まるこの方法論 [1]は、全体を鳥瞰しつつ細部を整えていけるので、準備の見通しが立て易いし、話を聞く方もわかり易い。しかしながら、3行でまとめる作業が一番時間が掛かる。いや正確に言えば、満足な達成感を得るのに必要な時間が他の作業より長く感じる。話の印象を左右する極めて文学的な作業であり、産みの苦しみを伴うのだ。しかし、これを続けていくうちに、「君の話は分かり易い」と褒められる様になり、それが励みとなって更に磨きを掛けるようになった。その後、上映資料の作り方を記事にまとめる依頼が舞い込み [2]、それがきっかけとなって、冒頭で述べた講義を受け持つようになった。プレゼンテーション研修を受けてから 6年経った頃のことであった。教えることは学ぶこと教えるためには、教える以上に多くの内容を理解し、それを消化して自分なりの体系を構築せねばならない。それに加えて、プレゼンテーション技術を講義をする、ということは「言っていることとやっていることが一致する」ことを要求される気の抜けない仕事なのである (図 1参照)。そしてそれは講義を離れた場でも付きまとう。どこに受講生の目があるかわからないので、気の抜けた発表は出来ない。これほど厳しい修行の機会はそうあるものではない。世の中には、プレゼン技術の伝授を商売にしている方も居られる訳で、その方たちの目を通せば筆者のプレゼンはまだまだ改善の余地があると思う。そでれも、筆者の存在価値は、「現役の研究者でもこの程度のプレゼンはこなせる」、と世に示すことだろう。後進の方々の憧れの的になるにはまだまた心許ないが、こういう人がもっと増えて欲しいと思う。その後、プレゼンテーション技術の講義で出会った縁で、ある大学の学生向けに年 1回講義を受け持つことになり、さらに修行の機会は増えた。最近になって、その受講者が学会等で賞をもらった、という話が舞い込むようになった。ご本人と指導教官の努力の賜物であるが、背中を押すきっかけに関われたのは嬉しいことである。［参考文献］[1] 轟眞市：“セレンディピティを高めるプレゼンテーション技術 (連載全 6回)”,工業材料, 55, 8～翌 3月号 (2007～2008).[2] 轟眞市：“分かりやすい発表は良い OHPシートづくりから”, セラミックス, 35, 8, pp. 656–660(2000).※上記筆者の文献はすべてセルフアーカイビングされています。タイトルで検索してみてください。マテリアルインテグレーション Vol.22 No.04 (2009) 65http://www.tic-mi.com/publ/mi_new.html