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[tokyo1406.pdf](https://mdr.nims.go.jp/filesets/18be54a0-53d8-4b46-bef7-b57dff02c57e/download)

## Creator

[轟 眞市](https://orcid.org/0000-0003-3986-1900)

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[Geocities.com/Tokyo 1406番地の消滅を迎えて](https://mdr.nims.go.jp/datasets/a70fc02e-0471-4847-925a-ad6b70748834)

## Fulltext

A story of a researcher's homepage at geocities.com/Tokyo◎連載Geocities.com/Tokyo 1406番地の消滅を迎えて轟　眞市 物質・材料研究機構光材料センター∗Shin-ichi TODOROKI7月の初め、米国 Yahoo!社より 1通の電子メールを受け取った。重要なおしらせ2009年 10月 26日をもちまして、無料Webサイト開設サービスであるYahoo! Geocitiesを閉鎖します。Geocitiesとは、個人が手軽にホームページを開く手段を提供した草分けである。このメールは、1995年に筆者が開設したホームページの消去を予告するものであった。今や個人の情報発信の主役はブログに取って変わられているのだから、特に驚くべき出来事ではない。しかしながら、かつて筆者が時代の先端を行くGeocitiesに出会って研究者ホームページを開設し、持続可能な形態で更新し続けるに至った道のりを、この機会に書き残しておきたい。最初は試行錯誤と自己満足きっかけは職場の先輩からの情報だった。無料でホームページを持つことができるらしい。いくつかある仮想都市のそれぞれに 1から 9999までの番地が割り振られ、1MBまでのファイルを公開できるのだという。早速 Tokyoのページを開き、なるべく若くて覚えやすい番地を予約した。当時のインターネット事情を記した拙文 [1]を読み返すと、今とは比べ物にならない位ゆったりとした時代だったことを思い出す。日本セラミックス協会がホームページを開設する前年の出来事だったのだ。英文の説明ページを読破して、手元で作成したHTMLファイルをアップロードし、開設にこぎつけ∗〒 305-0044茨城県つくば市並木 1-1fax 029-854-9060URL: http://www.geocities.jp/tokyo 1406/た。当時はまだデジカメが珍しい存在だったから、中身は文章だけ。プライベートな出来事を綴ったりもしてみたが、すぐにネタが尽きてしまった。仮想都市内をネットサーフィンする連中からの反響がある訳でもない。結局、論文リストと博士論文の PDFファイルを掲載して、必要に応じて更新するという形態に落ち着いた。ターゲットは検索エンジンやがて、研究業績リストを公開しておくことの重要性に気がついたのは、全文検索エンジン AltaVistaを使い始めた頃であった。単語で検索して未知のホームページに到達する手段が確立されたのであるから、自分のホームページの内容を豊かにしておけば訪問客が増えるはずだ。そこで論文リストとは別に、各論文の Abstractとその和訳を追記したものを準備し、相互にリンクを張って閲覧性を高めてみた。それに対する具体的な反響を得たことは無かったが、少なくともこういうページを持っていると、自分の日常の仕事に役に立つことが分かってきた。その後、学会誌等に日本語で記事を書く機会が増えてきた 2000 年頃、原稿ファイルをホームページ上で公開するセルフアーカイビングを始めた。ホームページの内容が増えてきた 2002年には、面倒なHTMLの手入力を止めて、LATEXで書いたものを変換する手法に切り替え、ついでに英語ページも同時生成できるようにした。それ以降、自分の学術論文にホームページアドレスを記載するようになった。当時のホームページの断片は、http://www.archive.org/から検索すると見つけることができる。100 Materials Integration Vol.22 No.08 (2009)http://www.geocities.jp/tokyo_1406/http://www.archive.org/http://www.tic-mi.com/publ/mi_new.html◎連載Geocities.comGeocities.jpScribd.com’96’00’04’06’02’98’08/Tokyo_1406/Tokyo/1406/tdrksNIMSeSciDoc       運用開始セルフアーカイビング開始サービス終了ホームページ開設図 1: 筆者による情報発信の舞台の変遷。執筆支援システムへの進化一方、学術雑誌の電子化が急速に進んだのもこの頃である。インターネット経由で中身を読めるようになると、研究業績リストにもリンクを張りたくなる。しかし、手元にある自分用の記録とホームページの両方をいちいち更新していくのは面倒な作業だ。そこで一念発起し、保存すべき情報は文献データベースで一元管理し、必要な形式のファイルを自動生成するシステムを組み上げた [2](2004年)。これが予想以上に役に立つことが分かった。通常の業績リストに加えて、テーマ別におすすめ文献を 3つ程度紹介するページを作って公開したところ、初めて知り合いから好意的なコメントを聞くことができた。情報発信には、読み手に配慮した編集作業が必須であることを学んだ。自分用の業績リストには手元の原稿ファイルへのリンクを埋め込んだので、過去に作成した文章や図面の再利用が容易になり、執筆の質とスピードが向上した。文献データベースを更新すると、和英公私 5種類以上の文献リストが自動的に書き換わる環境を手に入れたわけであり、更新するのが楽しみになった。翌年からホームページへのアクセス数を記録に残し始め、セルフアーカイビングに対する反響が目に見えるようになった [3, 4]。2008年秋には、セルフアーカイビングの舞台を専用のサービスに移行させ、反響をより正確に収集できる様にした。ホームページにはその案内役を勤めさせている。個人発の情報発信を長続きさせるコツは、自動化で手間を省きつつ内容を充実させ、反響を得やすくすることにあると思う。ホームページという手段は陳腐化したのかもしれないが、基本となる考え方は変わらないと信じている。［参考文献］[1] 轟眞市：“インターネットとニューガラス”, NewGlass, 11, 3, pp. 58–61 (1996).http://www.newglass.jp/mag/TITL/maghtml/42.html[2] 轟眞市：“研究業績リストの電子化―研究者のための執筆・発表支援システム”,セラミックス, 42,7, pp. 520–524 (2007).[3] 轟眞市：“研究生活のためのインフォマティクス(3)セルフアーカイビングのすすめ―かわいい著作には旅をさせよ”,マテリアルインテグレーション, 21, 12, pp. 75–76 (2008).[4] 谷藤幹子,高久雅生,大塚真吾,轟眞市：“材料系研究所におけるリポジトリシステムの実践と将来”,情報管理, 51, 12, pp. 888–901 (2009).http://dx.doi.org/10.1241/johokanri.51.888マテリアルインテグレーション Vol.22 No.08 (2009) 101http://www.newglass.jp/mag/TITL/maghtml/42.htmlhttp://dx.doi.org/10.1241/johokanri.51.888http://www.tic-mi.com/publ/mi_new.html