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無機材研ニュース第119号…禰’議ボ…七〇一．ゼEoo．一0E蜆E0－oo］1oo．o0＝あ○蜆oo．］o－Eo一垣oo］10’0E0f000眈o〇一10－〇一眈○眈餉Eo．但≧里三…ω…Z－o○餉］o〕f←．19 平 年1超電導材料研究マルチコアプロジェクトにおける最近の研究新物質探索コァー　BednorzとMOllerによる（La，Ba〕・CuO。の発見以来、酸化物超電導の研究は驚異的な進展を見せ、現在では超電導体として認められている銅酸化物の数は20を越えようとしている。又Tcも130Kに達している。しかし、超電導の発現機構という点から見るならば、依然として多くの謎が残されている。こうした中で、Tcは低くても、より単純な結晶構造を有した物質を対象として、理論の検証に役立つような精密な実験データを得ようとする機運が広がりつつある。ここでは、新物質探索コアの最近の研究の中から、以上ような立場に立って行なわれた研究について解説する。　今までに知られている銅酸化物系の超電導相0）中で、図ユに示した正方晶の3種類が最も単純な結晶構造と言える。図1（・）は、いわゆるK．NiF。型（又は丁型）と呼ばれるもので、BednorzとMOl1erによる（La，Ba）。CuO。はこれに属する。図1（b〕は、T’型と　1●○＝．ノ？一一一、、●■’…■O←○▲’■O1●か一、・q一・O’一」Oa　　　　　　b　　　　　　c図1　A．Cu〇一の結晶構造　（a　T型、b：T’型、c1T”型）新物質探索コアリーダー　室町　英治呼ばれており、代表的な物質は、Nd．CuO。である。Nd．CuO。にCeをドープすることにより電子をキャリアーとする超電導体（Nd，Ce）。CuO。が得られる’〕。図！（・〕は、T”型（又はT‡型）構造であり、丁型とT’型のユニットを交互に積み重ねた形をしている。T”型超電導体は最初Nd－Ce－Sr－Cu－O系内で発見された2㌧一見してわかるように、これらの構造において金属の位置は基本的に同じであり、ただ酸素の位置のみが異っている。その結果として、T，T’、T”における銅の配位数は、それぞれ6，4，5である。このように異った配位状態にある銅酸化物のいずれにおいても、超電導が発現し、Tcにも大きな差がない（20～40K）のは非常に興味深いことである。　丁型超電導体については、すでに膨大なデータの蓄積があるのに対して、T”、T1型は比較的新しい超電導体であり、今後の展開が期待できる。以下ではT”、T’型を中心に筆者等の実験を紹介してみたい。　図2は種々のT一、T1－A．CuO。（Aは希土類元素）のa軸長をAイオンのイオン半径に対してプロットしたものであるヨ〕。A＝Gd～PrまでT1型が安定であり、a軸長はイオン半径に伴って増大する。AイオンがPrより大きくなると、T’より丁型が安定となりa軸長は逆に減少する。一方丁”型超電導体（（Nd，Ce，Sr）。CuO。のa軸長はT”で示してある）はTとT’型のそれの中問に位置する。これはT”型構造が丁型ユニットとT’型ユニットを交互に積み重ねたものであることから自然に理解できる。Nd－Ce－Sr－Cu－O系のT”相の組成を詳しく示すと、（Ndo．。。Ce。、1。。Sr。、。。ヨ）。CuO。であり、中性子解析の結果から、丁型ユニットはNdとSrによって（Ndo、。gSro．。1によって）、（1）又丁1型ユニットはNdとCeによって（Nd。．。ヨCeo．呈7によって）占められていることがわかっている4〕。これらの混合イオンのイオン半径として加重平均を取り、Nd－CeとNd・Srで示してあるが、当然予想されるように、前考はγ型安定領域に、後者は丁型安定領域に位置している。又イオンの大きさという点からするならば、この図はNd－CeがSm，Eu，Gd等で糧換可能であり、M－SrはLaやLa＋Srで護き換え得ることを強く示唆している。実際に、（La，Ln，Sr）。CuO。（Ln＝Y，Tb，Dy，Gd，Eu，Sm）で示される、多数のT”相が合成されており、Ln二Sm，Euの禰は超電導を示すことが明らかになっている引。　T”型超電導体の大きな特徴の一つは、微鐙の酸素欠陥がTcに大きく影響することである。図3は、（M。．。。Ce。．1ヨ。Sr。．。。。）。CuOy㌧△yにおいて、酸索欠陥の棉対値△yに対するTcのプロットである。ここでy’は、！気圧の駿索中での酸素量の最大値を示し、実験的に決められた値は、4より少し小さく3．98～3－99である。駿索欠陥のTcに与える影響は顕著であり、△y～O．0！5穫度で趨電導は消失する。YBa．Cu昌○。で代表される1－2－3型超電導体においても、酸索欠陥が？Cを降下させることは、良く矧られている。しかし、その程度は上記丁”型に比べてずっと小さく、酸素壁7に対して、O．6程度の欠陥を導入しないと、超電導は消失しない。両系のこの違いはな竺Φ385■Pr；3．95 IC・”　　　Nd　l　　　　　　T’　　　一■S　　　　I3．90 1Gd　Eu　l，1；　　　　　。。　　　　　　T3．85 31j』l　La3．801La－Sr　　　　　　　　　　　　　　　　■　“　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　”Ce　　　　　　Nd－Ce　　　3Nd－Sr　　　　Sr3．乃1n　　　　1．1　　　　1．21．Or㈹により結晶構造の差に起因しているものと考えられる。図ユに示した、三つの構造では、鋼の結晶学的サイトは一種類しかなく、従って酸素欠陥の導入は、即CuO。繭内のホール密度の滅少（γ型超電導体では、電子密度の増大）を意味する。これに対して、ユー2－3型では、Cuのサイトに2種類あり、その［準1で超驚導に対してより重要と考えられるのはCuO屈内の銅（Cu2〕である。この場合酸素欠陥の導入が、CuO。面内のホール密度の減少に直接結び付くという証拠はなにもなく、むしろ現在までの研究は、欠陥0）導入による影響はまずCu1サイトの銅の周囲に起ることを示唆している。以上の議論は、より単純な結晶構造を衝する超竃導体にっいて実験の重要性を示している。　電子をキャリアーとする超電導体の発見は、最近の凝もホットな話題の一つであるjj。電子超電導体として、数種類のものが知られているが、いずれもT’型構造を有しており、代表的な物質は（Nd，Ce）。Cu○。である。これは、T’・Nd2Cu○。のNdの一都を4倣のCeで置換することにより、電子をドープしたものである。ただし璽要な点は、Ceによる電子ドープだけでは超電導は発現せず、還元処理による駿索欠陥の導入が不可欠なことである。Nd。一、Ce，Cu〇一、。において、O≦x≦0－2の範囲でT1型固溶体が存在するが、酸素欠陥量yは、Ce盤xに大きく依存する。図4にC○。中における熱重璽分析の繕榮を示す目〕。一見して明らかなように、酸素欠陥による童鑑減少は、Ce鐙が小さい試料程、顕著である。x饒O．14～O．18の言式料が超20　1ヨと■　一罰＼⑧　＼、　　　o＼　　■・“図2　A，CuO、のa輸長とAイオンのイオン半径　　　1灘30　　　　　5　　　　　10　　　　15　　　　　　　　　　3　　　　　　　△y110（Ndo．66Ceo．蝸Sro．205）呈CuO｝．㌧＾yにおける△yとTCの関係（2）＼100一　99．8童99．6｝㌔、　　　　　　　｝＼㌔　　．、．　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼．　　　、＼　　　　　　　　　　　　　　＼、　　　　　＼、　　　　　　　か＼　　　　　　　＼　　　　　　　‘＼．　　　。．、日．一5　　　　　　　　　＼　　　　　　　　　　　＼貝！M　　　　　　　　　　　　＼　　I　　　　　　　　　　　　、　　　　　　　　　　　　　＼　　　y＝0．02　　　　　　　　　　　　　　■　　　　　　　　　　　　　　、　　　　　　　　　　　　　　　、　　　　　　　　　　　　　　　＼　　　　　　　　　　　　　　　　■　　　　　　　　　　　　　　　　、、　　　　　　　　　　　　　　　　＼　　　　　　　　　　　　　　　　　＼1100》＼■2劃15”　500　　　　　　　　　　　　800　　　　　　　　　　T　　（㍉）図4　C02印におけるNd，L玉Ce，CuO、．｝の熱重鑑分　　　析／’・0　　　　竃．01　　　0，02　　　5．03y電導を示すことが知られているが、図4でこの範剛こ入るx＝O．15の試料に注員すると、導入できる欠陥最は、工，mぴCにおいても高々y～O．03である。この程度の微量の酸素欠陥が、しかし、趨電導の発瑚こは重大な影響を与えるのである。　図5はx＝O．ユ5の試料のTcをyに対してプロットしたものである5〕。Tcはy～0．O玉で最高値を取り、これより欠陥が多くても、少なくてもTCは降下する。特に、駿素欠陥を含まない試料は、Ce量xの大小にかかわらず、超電導を示さないことが知られている1〕。酸素欠陥の存在は、系の“伝導電子”を化学式姿り2yだけ増大させることに寄与するが、y二0．O工とすると、その寄与は高々O．02であり、Ceによりドープされる電子（x＝O・15の場合・C・15）一に比べて、ずっと少ない。従って、酸素欠陥は、単に“伝導電子”の密度を増やすだけでなく、侭か別の役割を果していると考えた方がよさそうである。これは、現在でも未解決な間題である。　最後に図玉に示した、結晶構造においてどの酸素サイトに欠陥が導入されるかについて簡単に触れておく。微盤な酸素欠陥の位置を特定することは、中性子解析を用いても、難しい間題であるが、現在までの結聚を総合的に判断すると、丁型、T’型においては、CuO。繭内の酸素が、又丁”型においては、CuO。ピラミッドの頂点の酸素が欠損すると考えられている。　以上、T’型、T”型を中心に、主として酸索欠陥の趨電導に与える影響について解説してきた。先に述べたようにこれらは上と較的新しい超電導体であり、今後のデータの蓄穫が期持される。図5　Ndl、畠・Ceo．、、CuO、．。におけるyとTcの関係文献ユ）Y．Tokura，H．Takagi　and　S．Uchida，Nature　　337，345（1989）．2）J．Akimitsu，S－Suzuki，M．Watanabe　and　R．　　Sawa，JPn．J．ApPl．Phys．27，口859（1988）．3）E．Takayama－Mur㎝一achi，Y．むchida，M．　　Kobayashi　and　K．Kato，Physica　C，158，449　　（！989）．4）F．Izumi，E．Takayama－MUromachi，A．Fu－　　jimori，T．Kamiyama，H．Asano，J．Akimitzu　　a11d　H．Sawa，Physica　C，158，440（1989）．5）E．Takayama－Muromachi，F．Izumi，Y．　　Uchida，K．Kato　and　H．Asano，Physica　C，　　159，634（1989）．（3〕一結晶構造解析コアー結晶構造解析コアリーダー　堀内　繁雄　　　　　　　　　　　　　　松井　良夫　　　　　　　　　　　　　　泉　富士夫　結晶構造解析コアでは、高温超電導体の結晶構造に関する研究を大学等との共同で進めている。ここではこの一年間に行なわれた研究の中から、3つの成果を紹介する。イ1）新型結晶構造を有する（Ln，Ce）。（Ba，Ln）。CuヨO］。．、　高温超電導体の特徴の1っは、構成元素の種類が多一く、それに伴って、結晶構造が複雑なことである。そのために、新型構造のモデルを見た時容易には理解できないことが多い。このような問題を解決するために、結晶構造をいくつかの構造要素に分解し、それらの組合せとして記述することが有用である’〕。例えば、Bi系超電導体の場合には、ペロブスカイト層とBi－O面の組合せとして記述される宣〕。　青山学院大学の秋光研究室ではこれまでにいくつかの超電導体を発見している。最近では、Ln（Eu，Nd，Sm，Gd）、CeおよびBaを含むCu酸化物の超雷導体（Tc（onsetト40K）の合成に成功した宮〕。同研究室からの協力要請に基づいて、我々は高分解能電子顕微鏡を用いて観察し、結晶構造像（図1）を得た。これより本結晶は酸素欠損三重ぺロブスカイトの層と岩塩型層あるいは蛍石型層より成ることが判明した。また、電子回折によればa二3．8A，c｝28A（正方晶系、I4／mmm）であった。　最近の電子顕微鏡は性能が向上し、重い金属原子は直視できるが、軽い酸素原子を見ることは未だ不可能である。このために、上記の岩塩型か蛍石型かの選択はできない。そこで、Ln＝Euの場合について、粉末X線回折データのリートベルト解析を行った。結果として、蛍石型であることが判明した。図2はそのようにして得られた結晶モデルであるヨ〕。榊榊榊榊w附榊w泌箏脇竈淡二”凸：・1＾　　　　　　　　　　　ρ　　y‘一’一’■岳’1’o＃　　　　　　　　　　　　鵠鍬、。、．一日、　　　　　　　　　　　　　　　・〆‘｛・〆〆虫’’圭’い・・州・　　　　　　　　　　　　　　　i　■・着　庁　’由　・申　■　■一邊　　　　　　　　　　　　1凹　雛徽；㌻プ’、、」鱗鰍マ　丁縦κ享：一：’㌧ごけ二・。二：二∵川註図1　新型結晶構造のモデルの導出に用いられた　　　HRTEM像■■■ ③Eu　Ce⑪Ba，Eu■CuO　O⑧O（4c）　図2　（Ln，Ce〕。（Ba，Ln）、Cu害O、。L、の結晶構造図中、三重ペロブスカイト層の中央のCuO・面（矢印部）の酸素は最大50％近く欠損している。本物質は酸素中アニールにより超電導特性を変えるが、これは、酸素欠損率の変化と関係している。　図2の構造モデル、特に酸素原子の配置が妥当であることは、Ln＝Ndの場合についての粉末中性子回折データのリートベルト解析の結果と一致することから保証された4〕。本結晶の臨界温度TcはYBa・CulO・一、（Tc＝90K、酸素欠損三重ペロブスカイト型構造）のそれに較べて低い。両者の構造に共通点があることから、超電導機構の解明に寄与することが期待される。（2〕Bi系超電導体Bi。（Sr，Ca）且Cu里O、の表面構造　Bi系超電導体の結晶構造における大きな特徴の1つは格子面が蛮曲していることである。（020）格子面の蛮曲は最大20％にも達する。これは通常の結晶の弾性歪（4）図3　Bi系超電導体のHRTEM像。結晶表面に凹凸　　　が見える。TP　　　　日1：　ll：：　。一B　　　　bb．工（P；二CP図4　Bi系超電導体における原子配列みの限界値O．2％と較べてユOα音である。図3はそのような格子面の蛮曲を示す高分解能電顕像であるヨ〕。　図3において着目すべきもう1つの点は、写真上方において、結晶片の縁が直線的でなく、曲っていることである。矢印Bの所では少し凹み、一方矢印Dでは凸になっている。これは結晶の表面が平らでなく、凹凸を有することを示す。具体的には、Bi－O面が弩曲しているために（図4〕、隣接する2つのBi－O面が、Bi濃縮帯の所では互いに離れており、一方Bi希薄帯では近づいていること。さらに、二つのBl－O面の間で壁開が起こった時もB1O面の蛮曲が保存されることを仮定すれば説明できる。Bi－O面の蛮曲はペロブスカイト層内での異種金属原子問の周期的置換によるものであろう。　図3のような表面の凹凸は試料片の厚い領域においてより明瞭に観察された5〕。なお、同種の表面形態がSTMによっても観察されている6〕。　表面構造の解析は薄膜試料において実用的見地から重要である。超電導デバイスとしての応用に際して、パーツ問の連結法を設計する時、表面構造を考慮しなければならない。（3）Bi系超電導体における弗素添加の効果　高温超電導体では銅の他に酸素も超電導に寄与している、すなわち、多くの場合Cu－O結合規道内に生成し　　　　鰹↓；㌧図5　Fを添加したBi系超電導体。中央部に界面が　　　発生しているたホールが超電導を担っていると考えられている。　今、酸素の一部を弗素で置換するならば、ホールの量は減少するから、超電導特性は劣化する方向に変ることが予想される。これを確かめるために、F添加量を変えながら焼結法で試料を合成した。出発原料粉のCaCOヨの一部をCaF呈で置換することにより添加量を調節した。CaCOヨ／CaF。＝9／1の場合に合成された試料において、Tc＝113K，Tc（onset）＝120K，Tc（end）＝106Kが得られた7〕。Fを添加しない場合にはTc（onsetト115K，Tc（end）＜90Kであるから、F添加は予想に反して超電導特性を向上させる方向に変えたといえる。　本実験では試料は大気中で加熱した（開放系）。このために、合成された試料内にはFはほとんど検出されない（NMRによる分析）。1つの特徴は、結晶粒がF無添加の場合と較べて約10倍近く大きく成長したことである。　一方、試料ペレットを封管内で加熱焼成した場合には（閉鎖系）、Tcはやや低下した。　開放系で作成した試料には図5のような微細組織が観察された。本写真で興味深いのは、中央部でBi　○面が互いにくい違っていることである。このために局所的な界面が生成したことになる。しかし、（5）図6のモデル図のように、ぺロブスカイト層内のCu－O繭の一音晴は、界繭をはさんで左右の領域で連結している。このことは恐らく上記のTCの上昇に寄与しているであろう。　なお、我々の実験とは別に、同時期に発表された論文によれぱ、イオン注入法によりFをドープされたBi系超電導体ではTcが120Kに上昇するとのことであるB〕。この場合のF含有量は不明である。文献1）岸尾光二、長谷川哲也、北沢宏一：セラミック　　ス、24（1989）690．2）F．P，Okamura，S．Sueno＆至．Nakai：Proc，　　Symp．Adv．Mat．Tokyo，（1988）77．3）H．Sawa，K．Obara，J．Akimits鐵，Y．Matsui＆　　S．Horiuchi：J．Phys．Soc．Jpn．58（1989）2252．4）F．Izumi，H．Kito，H．Sawa，J．Akimitsu＆H．　　Asano：Physica　C160（1989）235－5）Y．Matsui，H．Maeda，Y．Tanaka＆S，Horiu一幡図6　図5に屍られる界面のモデル図　ch三：Jpn．J．App工．Phys．28（ユ989）L946．6）M．D．Kirk　et　ai：Science，242（1988）1673．7）S．Noriuchi，K．Shoda，H．Nozaki，Y．Onoda＆Y．Matsui：　Jpn．J．Appl．Phys．28（！989）L62L8）　R．P．Gupta　et　al：Appl．Phys．Lett．54（！989〕57C．フランス国立セラミックエ業大学に滞在して　1988年9月より1年間科学技術庁長期在外研究員としてフランスはリモージュにある国立セラミックエ業大学（Ecole　Nationale　Sup6rieure　de　C6rami－que　Industrie王王e，E－N－S．C．I．）に出張した。リモージュはパリから南へ約400kmの距離、つまりフランスを人聞の体に例えればヘソのあたりに位置した、人○約二十万人のやきもの（リモージュ焼き）で有名な静かな町である。E．N．S．C．I、は、その前身であるEcoie　de　C6ramique　de　S6vresが！893隼にバリに作られ、1979隼にリモージュヘ移転しその際に名称も現在の名前に改められた、フランスで曜一のセラミックスに関するグランゼコールである。しかしその規模は小さく、全学生数は僅か百余名である。フランスの学校制度は複雑で分かりにくいが、E．N．S．C．I．に入学する方法はほぼ二通りあり、一つはバカロレア取得後2年の予科を経、さらに特別な入学試験に合格する、もう一っは四年制の大学（㎜iVer－Sitξ）を卒業後再入学する、である。そのためか学生のプライドは高く、またセラミックスの町にあるセラミックスの大学であるためか、町の人達もE．N．S．C，Lの関係制こ対しては敬意を払っていたようである。そのため町で唯一組の日本人家族であった私達にとっても遇ごし易い一年間であった。　E．N．S．C．至．のカりキュラムは、約4ヵ月の工場実習　　　第1研究グループ研究員　菱田　俊丁を含む3年制で、一般教養、専門科目、一般技術、卒業論文からなる。私が議も驚いたのはr］般技術」であった。「一般技術」と言うのは、いわゆる陶磁器の製作実習の事であるが、E．N，S．C．I．はその構榊こ約2，OOO㎡のアトリエを持ち、その中で学生は粘土の調合、石鷲型の作成から始まる、かなり実際的な陶磁器の作成技術を修得するわけである。その規模はちょっとした工場なみで、できあがった作品の質も高く、グランゼコールの目指すものの一端を屍たような気がした。E．N．S．C．I．の教授障は、構造材料、電子材料、アモルファス材料の三グループと、芸術部門の計四グループからなり、前三グループはE．N．S．C．I．内に設置されている。CNRS（国立科学研究センター）付属の研究所のスタッフも兼ねている。そのため大学としての予算には試験研究費はほとんどなく、大型設傭に関してはCNRSの予算により整備していた。　私がViSiting　reSearCherとして席を置いた電子材料のグループはポマール教授をリーダーとする計六人からなり、電子材料セラミックスの合成から、電気的・誘電的性質の濁定まで一貫約に行われており、また他グループとの交流も盛んに行われていた。私の滞在中のテーマは、チタン酸バりウムP？Cサーミスタの電気特性に関するもので、特に纏織の不均一性と電気特性の関係について明らかにすることで（6〕あった。パーコレイションセオリーを導入することにより、複素インピーダンス分光から導電経路内での抵抗分布を求める手法を開発した。この手法を用いることによりPTCサーミスタの導電機構にっいて新しい視点を加えることに成功した。　今回フランスでの研究活動に触れて感じたことは、応用指向の研究が増えつつはあるが、地道で繊涜的な基礎研究がまだ主流を占めていたこと、研究者は数よりも質を重視して論文を書く姿勢が強いように思われた事である。これは大学関係の研究予算のほとんどがCNRSにより統括されていること、及び昇進・昇給に係わる業績評価に研究者の代表で構成される委員会の声が強く反映されることによると思われた。　リモージュでの生活は、言葉の障害があったにも関わらず、親切な友人・隣人に恵まれ楽しいものであった。またフランス人の文化、習慣、ものの考え方の一端に触れることができ、そしてそれを通じて白らを見つめ直す機会が得られ大変有意義であった。　最後にこの貴重な機会を与えて下さった科学技術庁並びに無機材質研究所の皆様、フランスでお世話になった皆様に感謝します。ジフランス国立セラミックエ業大学キャンパス※投稿登録番号 題　　　　　　　　　目 発　　表　　者 掲　載　誌　等2204 局温超電導体の局エネルギー分光 藤森　　淳 放射光1，1，73．19882205 Structural　Study　of　Lal＋、Ba。＿、Cu30。 和泉　充・目1」田尿剛 Physica　C内野倉国光・矢部　友章 153－155，964．1988浅野　　肇・泉　富士夫和田　隆博・長谷川哲也田中　昭次2206 Neutron　Diffraction　Study　of　the 沼倉　　宏・小岩　昌宏 Acta　metaHMetastabIeγTitanium　Deuteride 浅野　　肇・泉　富士夫 36，8．2267．19882207 Synthesis　of　LiNiSi．O眉and　LiTiSi．O石 大橋　晴夫・大沢　俊一 J．Min．Petr．Econ．Gea1．spodumenes 83，308．19882208 BNのルミネッセンスと発光ダイオード 江良　　皓・二島　　修 電子材料研究会資料7．19882209 炭化珪素焼結体の酸化挙動 長谷川安利・広田　和士 炭化珪素セラミックスI14，2ユユ，ユ9882210 structural　Studies　ofβ一Bi20畠stabilized 堀内　繁雄・泉　富士夫 J．Sol．state　Chem．by　the　Addition　of　PbF。 三橋　武文・内田　健治 74，247．1988下村　　正・小笠原一晴2211 SiCの焼結助剤と熱伝導率 酒井　利和・廣崎　尚登 炭化珪素セラミックスI相川　俊彦 13，201．19872212 Hydraulic　Properties　of　the　Trica1cium 門問　英毅・牧島　免男 日本セラミックス協会学術論文誌Phosphate－Dica1cium　Phosphate　Mixture 三友　護・池上隆康 96，8，878．19882213 酸化物繊維 藤木　良規 Gypsum＆Lime216，88．19882214 炭化珪素の焼結 田中　英彦 炭化珪素セラミックスIlO，155．19872215 サイアロン・セラミックスにおける最近の 二友　　護 ファインセラミックス進歩 9，240．19882216 レアメタル研究会を設立 池上　隆康 MOL26，10，11．1988（7）　　☆　M　E　M0　★運営会議　9月25日、第114回運営会議が1）平成2年度予算概算要求について、2）再編成研究グループの研究課題についての議題で開催された。研究会　ユO月12日、第5回ダイヤモンド研究会が「化学的高反応性環境下での炭素の挙動」の議題で開催された。　10月13日、第20回高融点化合物研究会が「固体表面における低速He原子のイオン化機構」の議題で開催された。　l1月14日、第4回新物質探索研究会が「酸化物超電導体に関する最近の話題」の議題で開催された。　11月14日、第51回結晶成長研究会が「融液構造と結晶成長」の議題で開催された。海外出張　第6研究グループ主任研究官佐藤忠夫は、アセアン科学技術協力に関し「ファインセラミックス研究にかかる専門家派遣」SEMの研究指導のため、平成元年10月16日から平成元年10月29日まで、マレイシア国へ出張した。　管理部技術課技術職員堤正幸は、アセアン科学技術協力に関し「ファインセラミックス研究にかかる専門家派遣」SEMの研究指導のため、平成元年10月16日から平成元年10月29日まで、マレイシア国へ出張した。　第3研究グループ主任研究官酒井利和は、「非酸化物セラミックスに関連する調査及び技術交流」のため、平成元年11月ユ3日から平成元年12月3日まで、イタリア国へ出張した。　第3研究グループ主任研究官板東義雄は、「アセアン科学技術協カマレイシアファインセラミックス研究プロジェクト巡回指導」のため、マレイシア国へ出張した。　第11研究グループ主任研究官室町英治は、「超電導の最近の研究に関する国際会議」出席及び大学訪問のため、平成元年ユ1月22日から平成元年！ユ月29日まで、フランス国へ出張した。来訪　11月2日、国務大臣斎藤栄三郎科学技術庁長官の訪問があった。珊無機材質研究所の研究成果について説明を聞く斎藤科学技術庁長官外国人の来所9月14日　J．A．Schwarz米国Syracuse大学9月19日～26日　張　仁化　中国科学院　　　　　長春光学精密機械研究所9月21日～22日　張　思輝他1名　中国科学院9月29日　Dr．M．A．Hepworth他1名　英国丁＆　　　　　NpIcAnnualReportandAccounts1O月5日　Dr．JosephDixon他11名　米国ケミカ　　　　　ル・アブストラクツ・サービス他10月13日　P．A．A．Moser　フランスGrenob1e原子　　　　　核研究所10月18日　Ms．G．M．B．P．Mahfuz　ブラジルゼロ・　　　　　オーラ紙10月20日　S．E．A．Kar工sson　スウェーデンセラ　　　　　ミックス研究所ユO月20日　Dr．C．Lopez－Cacicedo他1名　英国　　　　　The　Electricity　Counci／Research　　　　　Center1O月26日　Dr．Rustum　Roy　米国ペンシルバニア　　　　　州立大学10月26日　Dr．H－B．Dyer他9名米国デビアス　　　　　インダストリアル　ダイヤモンド㈱1ユ月8日　宋　進善他18名　韓国化学工学会11月10日　Dr．John　R．Walls他30名　英国他　固　　　　　体イオニクス国際会議11月14日　Dr．R．H．Howel1他2名　米国ローレン　　　　　スリバモア国立研究所他発　行　日編集・発行平成元年12月1日　第ユユ9号科学技術庁　無機材質研究所NATIONALいINSTITUTE　FOR　RESEARCI・I　IN　INORGANIC　MATERIALS〒305茨城県つくば市並木1丁目1番電話0298－51－3351（8）