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[NRIMNews1965-10.pdf](https://mdr.nims.go.jp/filesets/114b639c-5067-4a14-8baa-0fc07ac932db/download)

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吉村 浩

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[材技研ニュース 1965 No.10](https://mdr.nims.go.jp/datasets/8c50e1a7-6117-4381-8763-a4634a9c76e8)

## Fulltext

材技研ニュース　1965　No.10七〇一．出Eoo一一〇⊂ω⊂o．oo］100．o0＝あ○蜆oo．］o－Eo一垣oo］10’0E0f000眈o〇一10－〇一眈○眈餉Eo．但≧里三…ω…Z－o○餉］○工←■　ワ金属材料技術研究所中性子発生装置　金属材料の分析に放射化分析法が用いられることがあるが，多くは原子炉が用いられる。原子炉は放射線の遮撒のために大きた設備を要し，運転費がであった・　　　　1ア1　近年コッグクロフトーウォルトソ型　　　　　　　　　　　　　　　　　　　．一・曲鮒’の倍電圧整流方式を高圧直流電源に用　1一岬刊∵い・重水素イオソを高圧電場で加速し1て，三重水素ターゲットを照射し，高エネルギー中性子を発生させる装置が分析装置として開発されてきた。　この装置は次の核反応で中性子を発1生させる。　　　　　　　　　　　　　写翼！　　3∬十2∬＝4∬3＋一η十17．6ハ4一召τ1　発生中性子のエネルギーは約14〃〃であって原子炉中性子と異り，放射化の核反応は（〃，α），（〃，力），（η，2〃）反応が主反応である。　この装置は運転時以外は放射線の発生がないので放射線管理が容易であり，設傭，運転の費用もずっと廉伽である。　金属化学研究部第三研究室では昭和39年度原子力研究設備として本装置を設備した。研究の目的は金属材料の放射化分析法の研究で，特に従来の放射化分析法では困難であった酸素I）の定量を主な目約としており，従来用いられている真空熔融法，不活性気流中熔融法の緕果の検討を行うこと中性子発！1三装置本体　　　　　　写真2　制御系　が可能となり，更に従来法では不可能であった種　々の活性金属，高融点金属中の酸素も定量可能と　なることが予想される。酸素は高速中性子と次の　核反応を行い，1wを生成する。　　　I60（存在比99，758％）十〃　　　　　　　　＝lW（半減期7．35秒）十カ　　ユwのγ線は極めて特性的でこれを測定するこ　により非破壊で酸素を定量でき，同一試料を繰返　し測定することも出来る。　　更に他の元素の分析への利用及びそのための基　礎研究を併せて行う予定である。　　尚本装置は放射化分析に便利である様に次の特　　　　　　　　　　　　　　　以下4頁へつづく1　一　　　　　　　　結品粒度調整法により精密鋳造ステンレス鋼の強靱性著しく向上　一般に鋳造材は鍛圧材よりも結晶粒が粗大化しており，それだけ機械的性質が劣っている。ことにロストワックス法による精密鋳造では鋳型を800～1000oCに予熱して溶湯を鋳込むため，結品粒の粗大化が著しい。そこでシェル鋳型内面に適当な金属酸化物微粒子を塗布して，溶湯の凝固時にこれら微細粒子による核発生作用を禾■」用した結晶粒度調整法が発展して来た。筆者は最近アメリカの各研究所を訪問して，この方法が広く用いられていることを知った。g00～1000oCで強力なM基超耐熱合金は多量のA1，T’を含むため真空溶解鋳造が必要であり，予熱したロストワックス鋳型はガスの発生が無いから好適である。結品粒度調整法はこのような場合に大きな威力を発揮する　そこで耐熱合金研究室と金属酸化物研究室では基礎実験としてSUS27（18－8ステソレス鋼）の大気中溶製についてこの方法を検討してみた。金属酸化物としては市販の一酸化コパルト（CoO）徴粉末を用いがた，X線回折の結果，この徴粉末はCOO約60％，Co30。約40％から成り，Co・O畠は検出されなかった。ロストワックス法による鋳型の作製において，この酸化物はスラリー中に15％混合し，一次コーティングに使用した。ステソレス鋼は大気中高周波炉で溶解し，溶湯はCoO処理したシエル鋳型と処理しない通常のシエル鋳型の両老に同時に鋳込んだ。両老の鋳型は900oCに予熱しておいた。　　　ヨ　　石　　　　　　　宮　　10　ユl　1！　ユヨ　14　－5　16　17　1呂　1目　　　　　　　　撫型試験片ωμさ；n1剛　　図　　喫型試験片の肉厚と結晶粒度との関係い場合は襖の最も肉の厚い」一二端部では上端而からの冷却の影響のため，かえって結晶粒が幾分細かくたっている。しかしCoO処理したものではこのようなことがない。結晶粒度調整法では金属酸化物と冷却速度の両者を利用することによって，肉厚による結品粒の大きさを自rhにコソトロールすることがきる。例えぼ厚肉の部品ならぼ鋳込温度と鋳型の予熱温度を低くすれぼよい。　写真2はCoO処理の有無による常温引張試験の結果である。CoO処理で結晶粒が微細化したもの　　　　　　　　　処理前■　1■ ■ 』一■oo掩逼■■ 二一■’1　’…’■一・一←↓一一 ■　　　　■■■■■［■1O＿■5　　一一ヨ　石　｝ 宮10 ！ ヨ14帖 617 呂 目処理前　　　　　　　　　洲註監榊　’　　　　　　　処理後写真2　常温引張試験したCoO処理前後の試験片　表常温と高温の短時間引張試験結果　　　　　　　　　処理後　　　写真1　襖型試験片の緒品粒に対する　　　　　　　CoO処理の影響　襖型試験片の結果は写真1に示したようにCoO処理によって結晶粒は著しく徴細化する。模の厚さと結品粒数との関係は図のごとくで，CoO処理したものは襖の厚さの減少，つまり冷却速度の増加による結晶粒の徴細化も著しい。CoO処理しな試験温度室　　温試鹸片処理前CoO処理…℃1鮎鵬引張強さ（kg／mm筥）　46，1　49．921，925．4イ1＝1・1　び（％）63．125，041．Oは遥かに仲びが大きい。しかも表に示したように，CoO処理によって強度も向」二し，伸びと強度の向上は700oCの高温引張試験の結果にもみられる。このように結品粒度調柊法は材質向上に大きな効果をもっているので，われわれは更に各種金属酸化物について研究を進めている。一　2西独に研究生活を送って　　　　　　　金属物理研究都11’1鱒吉田秀彦　西ドイツのAachen工業大学に一1963年から約2年問研究生活を送る機会を得たのでその問見闘したこと，感じたことにっいて報告したい。西独には現在Aacl｝enの他にBer互in，Braunschweig，αausthal，Dar㎜stadt，Hannover，Kar王sruhe，Stuttgart，Mセnchenの禽計9つの二1二業大学があるが（Vniverst批は他に沢山ある），年々大学希望老が増加し、近年更に大学を新設しようとする案があると闘いている。Aachenの工業大学は上の9つの中で学生数も最も多く，既に！962年にその数10，000人を超え，そのうち18～20％は外国人留学生であり，特にギリシャ，イソド，イラソ等からの留学生が多い。この大学の構成について簡単に述べると，Faku1t蓋tはA11gemeine　Wissensch－aften，Bauwesen，Maschinenwesen，Berg＿baumdH枇tenwesen，EIektrotechnikの5つからなっているが，　Faku互t査tによってはこれが更に2～3のAbteiIungに分割されている。縞局これらの総計9つに分かれたAbtei1mgに夫々6～7から10以上のInst三tutが属し，各Instiutにはユ1三教授は1人いるのみである。学期（Semest－er）は！年を逝じて，夏学螂と冬学舳こ分かれ，各学期の講義の行われる期1湖は，夏学期では5月！1三1から7月31日まで，冬学期は11月1i三iから2月28倶までである。その間非常に長い休暇があり，学生は工場実殺にゆくが，識義は鍛低8学期頂1］ち少くとも4年1湖は勉強しないと学土（Dip1o－m）になる試．験は受けられない。Doktorをとる為にはFakult昼tによつても違うが，普通2～3年位かかってDoktorarbeitをし，論文を纏め試験に合格してその資格を得る。私はAbte三1ung　Hむ一ttenkundeに鰯するProf．K．LOckeのInstitutfur　Metallkunde　md　Meta晦hysikで研究に従塾していたのであるが，ここは総員70人以」二にも及ぶかなり大きなInStitytであって，その構成負はProf．の下にAssistent（Prof．の推薦により，州によって任命される），Doktorand，Dip1omandなど50人位，研究繍幼者，秘書など約ユ0人，この他に工場（Werkstatt）があり，そこに10人以上の人達が働いている。事務的な処理は至って簡単で，少人数の有能な秘書でやってのけ，研究者が雑」＝目に悩まされることが少ないのは非常に羨しい点である。この大世滞を纏めてゆく為にProf．の権隈は大きく，一般にドイツにおけるProf．への遭は極めて厳しい。研究予算は1ヨ本の大学に比べるとかなり多いと思うが，それでも装置が足りなくて使刷1臓番を待たねぼならぬことが多い。このInStitutで行はれこいる研究は，DoZentにより指導されているものも含めて次の様である。（1〕ヘリウム温度で電子ピーム叉はγ線照射により導入された点久陥の圃復を電気抵抗及び比熱により測定。この比熱測定装樹は3年以．r二に亘って漸く究成された非常に感度の高いものである。（2〕同じくヘリウム温度で照射又は圧縮加工により導人された格子久陥のl1＝：1復過程を超背波減衰により測定o／3）金鰯及び含金単結榊こおける再結晶の時の優先方位の決定。／4）Po1e－fig岨eによる冷1削11三延（液体窒素温度におけるj三1三延も含めて）及び再結品組織の決定。（5）純金属単緒搬の廓混塑炊変形。㈹　純金鰯におけるetch　pitの研究。／7）多結品体金属における狽り，引抜，抑出しに　よる加工組織と再緒品組織の研究。　以」二の’麟であるが，実質的にはAssistentが各研究グループの指導をし，耐1隅をみていることが多い。一般によく知られているように，ドイツ人は誇り商く勤勉な優等燃タイプで，彼等と長く交き含っていても，感傷的な甘っちょろい術は凡そ感じられない。あらゆる点に合理1杓であろうとするドイツ人の性格は，1ヨ常の態度にもよくあらはれ，非常によく議論し，おざなりの廿い考え方を排斤しようとする厳しい態度には腿々感心させられた。併しその反噸我が強くて独善的にたり易く自説を頑強になげないのには，嗣らせられることも大いにある・偏執的で物事に徹底しようとする傾1自1がある彼等の康1民吐は，研究においても，1つのことを深くつつこんでやり，いたずらに流行を追ったり，他人の輿似をすることを非常に嫌う1三1本と煎んで色々の一点で比較して論ぜられ乍ら，その幽民性，生活態度など全く対照111勺たのは，私にとって非常に興味深く，色々と教えられる一点も多かった。一3一創立10周年記念行事について旧1191旧1旧1旧11馴1■1 　当所は昭和3ユ年に金属材料に関する国の総合的研究機関として創設されてより，注目を浴びつつ昭和4互年7月に工O周年を迎えることとなった。　今年年顕に10周年記念行事の大綱が示されてより，岩村科学研究官を委負長とする「10周年記念事業準備委負会」が発足し，本委員会につぎの小委員会が設けられ，計画の立案推進をはかっている。　記念講演関係　10周年記念出版関係　式典関係　記念品関係　渉外関係　経理関係　言己念講演小委員会では，すでに蜘到の小委員会を開き，外禺の金属関係の著名な権威老を含む基調講演者の人選等を進め，10周年記念出版小委負会では，当所王0年史を集成する「十年の歩み」の編集に斎予する等各小委員会での作業が進められている。至0周年雷己念行事の肩程はつぎのとおり。　　昭和41年6月28日，291ヨ，30日の3肝竈　　　基調講滅及び研究発表　　昭和41年7月王冒　　　記念式典及びレセブシ冒ソ以下1貫からつづく別な装澄を作製させ付属している。　ω　中性刊上i力安定装置　ターゲットの消粍による出力の変動はこの装樹を用いない時には侮分約1．7％であったが，この装置を」Tjいることにより！／、O以下に抑えることができた。　12〕照射時間設定j椚タィー・一　同一試料申の数種の元索を測定するために夫々の飽和系数を算出するために用いる。短時削同の数字表示管タイマー及び長時間用の電動タイマーを切り換えて使j辛1する。　（3〕　冷去1三［時1湖言己録」予］タイマー　照射終了から計数開始までの1時閥汲■淀」同の数字表示管タイマーである。　ω　固転試料照射台　唾伽までの試料を同時に照射可能な，且つ試料の位灘による中汝子束の不均一をなくすために照射「1コは試料が1〕＝…！転する。　本装幟の主な亡11様は次の女口くであ乱　　　　　　　　　　　東芝NT－20型　最大イオソ加連電圧　200kV　最大イオソ篭流　　　1狐A　ゴ受）k1二｛・1性子発ξk圭養二　　　1011　0／sec／4π　　　　　　　　　　　約　1sec　1）郷薬，千葉商純陵金脚やの概微’11圭元繁の分析金馴963年12別5日・弩・別柵付録，成分管瑠1，渦度‘i養；理置の爽際　　　　（轟亘幸套　　猟82・弩・）繍集兼発行人吉　村　浩印　　脳奥村印刷株式会杜　　　　　　東京榔千代剛茎1酔帆11のユO発行所科学技術庁金属材料技術研究所東京繍閉熟ヌ1刺三1黒2Tl≡13C0番地　　　　1ヨ黒（712）3ユ81（代表）