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[NRIMNews1960-19.pdf](https://mdr.nims.go.jp/filesets/0608eb8a-b45c-43b0-b24b-9ed1b5ae24b7/download)

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吉村 浩

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[材技研ニュース 1960 No.19](https://mdr.nims.go.jp/datasets/e988a9ad-1665-4055-a373-59165cbcd068)

## Fulltext

材技研ニュース　1960　No.19七〇一．ゼEoo一一〇E餉Eo一垣o］1oo．o0＝あ○眈oo．］o－E0一垣o○ヨ101E0f000蜆o〇一’o〇一〇一蜆○蜆蜆Eo．ゼ≧里三…ω…Z－o○蜆］0f←科学技術庁 金属材料技術研究所llllllll11lllllアトマイザー装置1111川111111n　金属粉末を製造する方法には，還元・電解・機械的粉砕・噴霧法など種々あって，要求される粉末の性状に応じて適当な方法が用いられる。これらの中で噴霧法，いわゆるアトマイザー法は球形の単体粉末，合金粉末を容易にかつ簡単に製造できるということが特長で，さらに大量生産にも適している。その概要は溶融した金属を細孔から流下させ，それにガスあるいは液体を噴出し，飛散させて粉末化するもので，噴霧方法によって水平式と垂直式とがある。　欧米ではこの方法が実用化され，100～250メッシュの範囲の金属粉末がつくられている。たとえぼ，米国のVanadium　Al1oyStee1Co．では不銃鋼粉末を，英国のPOwder　Me－ta11urgyLtdではCu基の粉末から不銑鋼，ナイモニック，バイタリウムのような高融点金属粉末まで広い範囲にわたって作られてい机　第2部粉末冶金研究室では，高融点金属粉末を塊造することを目的とLて写真にみられるようなアトマイジソグ装置を試作した。この装置は金属を溶融する特殊タソマソ電気炉と溶湯ノズルより流下する金属を飛　写真1散させる噴霧装置，および飛散した粉末を採集する粉末採集装置からなっている。装置の大きさは高さ4m巾1．7加，奥行2．7mで500kgくらいの粉末を連続して製造することができる。　この方法で最も重要な点は，溶湯　　　上ノズルと空気噴霧口の関係位置・方　写翼2向・角度・空気圧力である。すなわ”o．7ち，位置・方向によっては噴霧口の内壁に溶湯が固着し，このため圧搾空気の気流が阻害され，アトマイジソグが不可能となるか，あるいは空気圧力が溶湯用ノズルの尖端に作用し溶湯を吹きあげてしまい，または溶湯が流下した状態で噴霧化されないことなどが起り，それらの関係位置，口径は非常にデリケートでむずかしい。　本装置では，これらの諸条件を確実にみたすたy）に，空気噴霧ノズル，溶湯ノズルの口径・角度　　　　　　を精密に調整することができると共！1イ篶讐烹梁帝．嗣イジソグに適するように，ルツポ下部に交換が容易にできる溶湯ノズルを挿入し，炉内温度を広い範囲で均一になるように従来のタソマソ炉を改良した。また溶湯温度が噴霧化に与える影響をみるために，最高使用アトマイザー装’置　　を嵌合し，Aユ203の交換によって角　　度を変えられるようにした。噴霧口㌻径は，ギヤーこよって外部から・～・mmの範囲に操作でき，噴霧中でも　　　　　　必要に応じて変えられるようにした　　　　　　浴湯を噴霧する圧搾空気は10kg／c皿2　　　　　　のコソプレッサによって圧搾タソク　　　　　　から空気調整弁を経て空気噴霧口にアトマイザー装’置で作った球形Cu粉達する。写真2は本装置で作った球形Cu粉である。純クロムの脆性改善に成功　純クロムが優れた耐食性，耐熱性をもっているにもかかわらず，熱問加工が困難なことと室温ではきわめて脆いため，従来実用材料として利用出来ず，その改善法を見出すことが強く要望されて来た。　第了部高純度金属研究室では，先にクロム酸浴から電解採取したクロムの熱間加工性について研究し，アーク溶解，シース鍛造によって0．5m皿以下の薄板を製造するプロセスを碓立した。しかしながら，このようにして作られたシートは，室温においては充分な靭性を持っているとはいえず特に再結品した状態では全く脆い（写真1参照）。そこで当研究室では引きつづいて純クロムの室温500℃40ぴC● 一i ● ’　b㏄℃1　　！　凸300℃　＾i　1レ・1一　r㌧　’o　　　●O「Q2α30507　　2357r0　20　　Pres†rain〔％〕写真1　再結晶試料（仲びO％）写真2　400℃，0－75％Prestrain試料（仲び42％）　　　図1　Prestrainを力■コえた試■料の室温　　　　　　における引張り伸び脆性を改善するための研究を行った結果，図1に示したように適当な条件の下で試料にPrestrainを加えてやる処理が有効であることを見出した・すなわち，一度再結晶した試料に圧延によって，40ぴCで0・75～3％，500’Cで3～8％の軽度の塑性変形を与えると試料は著しい延性を示L室温で引張り試験を行って，適当なPrestrainを与えられた試料のあるものは，40％以上にも達する伸びを示す（写真2参照）。　そしてこのようなPrestrainの効果がどうして生ずるかということは非常に興味ある問題で目下詳細な検討を行っているが，ほぽ次のように考えられている・つまり，クロムの脆さはクロム中に固溶されている窒素，または超徴細の窒化物によって転位が強く固着されているためであるが，Prestrainによって転位がそのような束縛からのがれ，さらにクロム中に固溶されている窒素原子が析出物として過時効の状態まで析出し，転位に対する固着作用が弱められるからである。　また，現在この結果を実用化するために，純ク1ゴムの細線を製作し，これにPrestrainを加え，延性に富んだ針金を作る実験を行っている口◇人 事　異　動◇総理府技官（金属材料技術研究所科学研究官）に併任する　　　　（東北大学工学部長）文部教官　的　場　幸金属材料技術研究所第7部長に昇任させる　　　　　　　　（第7部高純度金即究室長）総理府技官　吉　田　　　進金属材料技術研究所第2部磁性材料研究室長に昇任させる　　　　　　　　　　　総理締技宮　森　本　　　郎金属材料技術研究所第7部高純度金属研究室長に昇任させる　　　　　　　　　　総理府技官　増　本　　　剛金属材料技術研究所第7部長の併任を解除する　　　　　　　　　　　　　（所長）総理府技官　橋　本　宇金屈材料技術研究所第2部磁性材料研究室長の併任を解除する　　　　　（第2部長）総理府技官　河　田　和　美Mn－Crバネ鋼の恒温変態について　バネ鋼は車1輌の振動エネルギーを吸収するために用いられるもので，一一般に焼入焼戻処理を施して使用されるが，バネの大型化により鋼の焼入性が重要となる。この焼入性を判断するのに恒温変態曲線図を求めることが必要である。そしてこの恒温変態曲線よりオーステソパー・マルテソバーなどの特殊熱処理をどのようにすれぼよいかを知り得るのである。　図1は顕徴鏡組織から作成したMn・Crバネ鋼（0．54％C，O．88％Mn，0－85％Cr）の恒温変態曲線図である。この鋼はCrを含有しているので，変態曲線が二電宵曲をなし，パーライト・ノーズはベイナイト・ノーズに比して右後方にあるために連続冷却の場合にベイナイト・ノーズを切る割合が多くなることがわかる・一般にパーライトとマルテソサイトの混合組織のものはベイナイトとマルテソサイトの混合組織に比して機械的強度が劣るといわれているので，上記Mn－Crバネ鋼の恒温変態曲線図はパネ鋼としては良好であると思われる。800A釘＿＿＿＿＿＿　　＿オヲテ材ト十フ正ライト　　　　　　　　’’一’　一1　　　　κ　パーライト　　　オーヌテナイト＿　　　　　状でト　　　　　）＼、　　　斤ステ戸ト・”　　　＼wナイトベイナ＾　　　　＼＼＼、Ms　　　　　・い　この鋼の600oC以．ヒでの組織はパーライトであり，550oC以下ではベイナイトが生じる。これらの組織中の炭化物の形状，大きさは変態温度により異り，パーライト中の炭化物（写真1，650℃）と上部ベイナイト中のそれ　（写真2，550oC）とでは形状に差がある。パーライトの炭化物は薄い短冊状で，先端は切れているが，一ヒ部ベイナイトのそれは羽毛状に集った様相を呈する。またベイナイトの炭化物も温度が低下して350oCになると下郁ベイナイトとなるので写真3のように非常に微細なものが集り全体として針状を示す。　この鋼の恒温変態生成物の機械的性質に及ぽす影響を図2に示す。変態温度と硬度，引張強度，仲び率との関係は直線111勺ではなく，上部ベイナイトの領域で異常を示す一断面収縮率は組織に著しく支配され，下部ベイナイト僚域とパーライト僚域では人きく，上部ベイナイト領域では低い値をポす。衝傑偵は温度によりあまり変化は見られないがパーライト倣域では，片干上舳nする傾向を示す。・7006p　500δ　400幽爬300200lOM25　　　　　　　　　，M副　　柿洲熾附C　　　　　　粒度番号1No．6M乃Mf図12510　　rO｛　　l　　1　　　日寺間（Sec）Mn－Cr鋼の恒温変態魎線（セ250 ギE茸1，1＼1　〈型’ 帥■200E茸、κ■廷、　断面牧縮率メ．、　　1　　，　　1　　＼　1　　瓜　　1」2 工一幽150、買1＼一硬馴・）、ノ40公誤額 〕錯幽甘一 ’■勿舞強慶。／1鐸『。・lOO 垣歯20§50　　二氏ノヰ＿o＿一ト’炉〕舟．十中06　シヤルビー衝雛ノ／甘片←H 些幽鰭300．400　500　600　700l1百｛篶専能漁唐ビm一1亘。温変熊／温』糞（’C）1叉12　†頁亨品変克眞亨品度＝と一幾梅…■’］勺一ヒセf王写真1　バーライト中の炭化物　　　（650．C）写真2上部ベイナィト1いの炭化物　　「550二C）写真3下部ベイナィトll・・の炭化物　　（350℃）3　一サクレー原子力研究所を見学して第3郷鈴木　予　パリ布内から1E11阿だけ1．Hる刺刊バスで約40分南下すると，サクレー原二仔力研究機闘に到瀞する。ここを外国人が見学するために一は，逝常3週間ぐらい前に，大使館を遜じてCAE（原予力局）にl11願したけれぼいけない。そして一一般見学は，休肩である土曜舳こ隈られる・l1排竈の余裕がなかったので特に繍介してもらって，私は喬方閉の形でここにやって来た。この冶金部では，私の希蜘こ応じてまず全般にわたって兇学，そして蝦後に紘散について，特にアナライザーの利」同についての説明をきいた。拡敵の説閉をしてくれたのは30代と思われる　K麦rianenko氏と若いL6vy嬢で，K1rianenko氏の説明が拡散全般と，その巾でアナライザーの占める役割，さらに原’’り」との闘連まで，かなり総禽約であるのに対し，L6Vy嬢は，一見原了力とは関連がうすいと，撒われる「銀の巨ヨ己払敵」まで，写奥やデータを拡げて熱心に説酬をしてくれた・茱礎ニゼ学の剣刊化という方針のもとに，新しい研究協力体制をとっているといわれるサクレーの研究組織の一端が，このあたりにも例われる気がした。　午後は，Kir三anenko氏の繍介に一よる原研の夏1、ヨ崎火灰が同行してくださることになって，覚えたてのフラソス諮に心細い一恐いをしていた私もほっと一・忠，童ず物鈴郷門の人の案内で原チ炉を見学した。サクレーには現在4某の原∫炉があるが，私の見学したのはEL3とl1乎ぼれる覆水減遮低濃縮ウラソ測のものである。幾つかのエネルギー躯り川し1二［には，当1時radiation　damage，中例≡千線1；1引折，非弾淡敬乱，tripp1e遍ssiOnそのほかの研究装航がそれぞれ移動w能なように，レールに載せて取付げ’られていた。この煉には縦方1亀jにも突験孔があって，R　Iの製造に使／芋1されている。闘いてみると，ここでも原予炉使刑希望者が多くて調整が大変だとのことであった。　次に見たのがアイソトーブ実験窒。ここの入；ては，男性と女性とが別々になっている。中に入ると申年の婦人が控えていて，皿ヒ衣，靴，手袋などを全都身につげてくれる。見学潜は一切手を触れないで済むようになっている。それらの衣服は一同ごとに何か処理を施すとみえて全部ポリエチレソの袋に包まれ，使用後は別のたなにおかれる。この実験場にも蟹的に応じてたくさんの部竪があるのだが，まだ不充分だとか，増築も進行申だったし都屡の模様換えも各所で行われていた。　サクレーこ隈らないがヨー1コッパの研究所を兇学してうらやましく，慰ったのは，物より人が大切にされていることである。一方研究者もそれに獺当する実力を備えていると一慰う。振り返ってわが禺を考えてみた時感じるのは，あまりにも忙し遇．ぎて勉強するひまのないことと，それだけの余裕をもつ物質的薬付けのたいことである。フラソス人のあの独創性は，抑えつけられた環境から生まれ1と1るものではない。さらにその独創性を合理化し，爽用化するためには，ドイツにみられるような組織の力と，蔦度に発逮した分業とが必要である。分莱については，たとえばイギリスやフラソスの研究所では，研究員と作薬員の問の分薬が実にはっきりしており，しかも，作業負はその待遇に滞足し，また，仕窮に喜びとブライドを持っている。このように個人の人格を薙通した鰹全な研究組織は，長い歴史的背嫌のもとに出来上ったものだけに，一鰯うらやましく感じたのであろう。　ヨーロッパで会った1ヨ水人のほとんどが1＝1にするように，「日本は精榊的に繁瞭しい頭である」と私も、慨った。しかしそれだげに物質豹薬付けの乏しさが強く感じられた。科学披術についても全く同様で，これを打破するための暖かく長い眼を鰯待したいと，しばらく振りに兇る窟土の美しい姿に誇らしさと，稀望を感し：ながら帰園したことを、■泓いllllす。糊誰／予人　吉　村印　　刷　　奥村印刷株式会長i1　　　　　　束東郁平代11口1x1榊牛11川＝1l発行所　科学技術庁金属材料技術研究所・　　　　　　　　　　東來舳ヨ然1累：刺；嚥2丁債1300番地　　　　　　　　　　　　斑謝葛黒（7三2）3王81（代爽）・一　4一