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無機材質研究所

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[無機材研ニュース第12号](https://mdr.nims.go.jp/datasets/fdadc2ee-9fb1-451d-a9a5-3108658359c4)

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無機材研ニュース第12号！’　　　　　！ ＼　　　ノノ（1．＼　一帖！ブ＼　■　　。　　、七〇一．ゼEoo一一〇E餉Eo一垣o］1oo．o0＝あ○蜆oo．］o－Eo一垣oO］’oo’0E0工oooωo〇一10－〇一ω○血眈Eo．但≧里三…ω…Z－o○眈］○工←州ノ．　レ…へ！　　シが＝三・　1　　　　　　　＼！’’へ」 三〆冊へく、主＼・　＼、ソ　　、昭和 46年度の 業務計画1．概　説　非金属無機材質に係る超高純度材質やこれらに類する特性づけられた材質の創製に関する研究は，科学技術の急速な発展をささえるものの一つとLてますます緊要性を増してきているo　本研究所では昨年までに10研究グループを設け，炭化けい素，酸化ベリリウム，酸化バナジウム，窒化アルミニウム，硫化鉄，鉛ペロブスカイト，炭素，酸化ジルコニウム，酸化ニオブおよびカルコゲソガラスに関する研究を行なってきたが，昭和46年度にはさらに第！1研究グループを設けて酸化けい素の研究を行なうことにLた。また，研究環境整備のため，昭和44年度に高圧力特殊実験棟を筑波研究学園都市に建設したが，昨年度から高圧力特殊実験棟に隣接して研究本館（R　C－3F延6，160m2）の建設を行なっている。本年度は，これを完成し，年度後半において研究所の移転を行なう・　これらの研究の強力な推進および新営庁舎の管理を強化するため，人員においては研究職9名，行政職11名の増員を行ない総員132名（うち当然減1名）となり，予　　※　予　　算　　　　　　　　　　　｛L独無軋二’’　　　筑波研究学園都市に建設中の研究本館算においても前年度に比べ約3億5，470万円増額Lて総額約9億1，031万円になった。　また，本研究所の特色とたっている運営会議，客員研究官帝11度などを活用して研究推進の効率化を図るとともに，昨年度までの8種の研究会に新たに2研究会増設し，一層総合的に研究を推進す札　2．　予算，定員および機構　昭和46年度における予算，定員および機構は次表のとおりである。昭和45年度予算額 昭和46年度予算額1．人　　当　　経　　費 ユ24，551千円 163，754千円2．特別経費㊧547，OOO431，084746．555（ユ）一般管理運営 25，682 54，263、（2）各部門運営 71，212 85，442（3）研究設備整備 ユ13，OOO u3，OOO（・）営繕等施設整備　　　㊧；蝸1 493，850合　　　　　　計㊧547，OOO555，635910，309（1）※　定　　員㌔■」㌔一一㌔区分　　年　　　　度　　　　’一一．昭和45年度昭和46年度所　　長　人11行政職（一） 行政職（二）△ふ人i 2人研　究　職72人△1　4012　　　　　　　79合　　　計△1113人△1132※　機　　構　　　　　r運営委員所　長一一併任研究官一一客員研究官一第1研究グルーフ（9）炭化げい素（SlC）に関する研究一第2研究グループ（8）酸化ベリリウム（BeO）に関する研究一第3研究グループ（8）酸化バナジウム（VO呈）に関する研究一第4研究グループ（9）窒化アルミニウム（A工N）に関する研究一第5研究グルーフ（9）硫化鉄（FeS）に関する研究一第6研究グループ（9）鉛ぺ目ブスカイト（PbMO茗）に関する研究一第7研究グループ（9）炭素（C）に関する研究一第8研究グループ（9）酸化ジルコニウム（ZエO筥）に関する研究一第9研究グループ（9）酸化ニオブ（NbO）に関する研究一第10研究グループ（9）カルコゲソガラス（As－XG1ass）に関する研究第11研究グループ（9） 酸化けい素（S三〇包）に関する研究一企画　課（6）一総務課（27）（）内は定員，□は新設を示す。3・研究計画　第1研究グループA．研究の目標　炭化げい素（SiC）の新Lい半導体材料，耐熱材料等への利用を期待し，多形の混在を示さず，しかも格子欠陥の少ない大型の高純度単結晶の合成方法を確立し，得られた単結晶の化学的，結晶学的な解析および各種物性の研究を行な㌦B．研究計画　（1）合成方法に関する研究　　い）気相反応法による合成研究　　1口）昇華再結晶法による合成研究　　バ　高温溶液からの析出による合成研究　（2）結晶の解析に関する研究　　㈹　結晶の表面構造および結晶の不完全性の解析研　　　究　　（口〕結晶構造の解析研究　（3）物性に関する研究　第2研究グループA．研究の目標　酸化ベリリウム（Be0）の耐熱材料，原子炉材料等への利用を期待し，高純度粉末の合成，焼結，単結晶の育成および薄膜の作製等を行ない，それらの物性解析を行なう。B．研究計画　（ユ）高純度Be0の調製に関する研究　（2）高純度Be0中の徴量不純物の定量法に関する研　　究　（3）焼結機構に関する研究　　い）易焼結性BeO粉末の作成研究　　（口）易焼結性BeO粉末の焼結性の研究　　バ　湿潤熱による研究　（4〕BeO多結晶体のクリープおよびBeO粉体のホヅ　　トプレス成形に関する研究　（5）BeOなどの熱伝導に関する研究　（6）BeOの薄膜に関する研究　（7）BeO単結晶の育成に関する研究（2）　　㈹　フラックス法による含成研究　　（口〕水熱合成法による合成研究　第3研究グループA．砺究の国標　鉄族遷移元素酸化物の磁性材料，電気1亘脇素予等への利用を期待し，V0。を・1＝1心として，その不定比性の範魑，結臆内の欠陥分布状態と物性の関連性の研究1こ璽点をおき，これらにより特淡づけられた単緕晶および粉末緒騒の物性解析を行なうOB．研究詠魎　（ユ）VO里巣緕凝、を申心とする緒瀦育成に関する研究　（2）V－Fe－0系の剛帽反応に幽する砺究　（3）梱転移（圏津剛に関する研究　（4）VO・・パこ闘する研究　第4研究グループA．硯『究の目標　窪化アルミニウム（A1N）の電予材料・螢光材料1高混材料等への利用を期待し，高純度粉末の含成と蝉結晶の祷成を行ない，それらの構造解析と喬種の物鮭の研究を行なう。B．研究計画　（1）AlNの合成方法に闘する研究　（2）AlN焼繕体に関する研究　（3）　AIN単繍晶の育成に関する研究　（遂）　薄膜に闘する研究　（5）構造に闘する研究　（6）光物性および螢光，燐光に関する砺究　　第5研究グループ　A．研究の舅標　Fe－S系化含物の電磁気約性質が固体エレクト縢ニク　スに月区用さ貞r」ることをコ鰯特し，　新発屍されたFe且S｛（グ　レーギット）を中心としてFe－S系の網関係，安定化，合成，単緕晶育成，磁気・電気伝導測定等の硲究を行な　う。　B．研究討醐　　（1）F・lS・の含戚に関する研究　　（2）Pe．S。の安定化に関する研究　　（3）挑3S4の磁気機造に闘する研究　　（4）Fe丑S。の半灘体性に闘する研究　　（5）Fe雪S・の誘電体等に関する研究　　第6研究グルーフ　A．研究の目標　　鉛ペロブスカイト（PbMO且）の強誘電体材料等への禾1j用を期待し，その高圧下および常圧下における含成1単結蟻、の育成ならびに合成材質の物性解析研究を行なう。B．研究詠画　（／〕　商」三正≡1カ下セこおける研究　　㈹　鉛ペロブスカイトの商圧禽成とその物性の研究　　｛口）鉛ペロブスカイトの誘電性に及ぽす圧力効果と　　　その他高圧物性の研究　（2）趨緋E力発生に関する研究　（3）　脩圧下における研究　　け）湿式による鉛ペロブスカイトの含成とその特性　　　の研究　　（口〕ぺ帽ブスカイト組成葬晶体の結騰化の研究　　バ　金属酸化物の欠陥構造，結合状態と生成履歴と　　　の関係の研究　　H　金属酸化物中の酸素の拡敬研究　第7研究グルーフA．研究の1ヨ標　族素（C）の複含材料用繊総電子材料等への禾1胴を期待し，有機化含物の炭化初期段階で生成する災方性綱に秋究の璽、叙を置き，炭化，黒鉛化遇程を解旦月する。また，黒鉛嫌繍縄およびダイヤモソドの禽成プフ法を確立し得られた結、掻の緒晶学的な解析および物性の研究を行な　う。　B．研究詳繭　（1）災化，黒鉛化機機に閥する硲究　（2）黒鉛単繕晶の育成に関する荻究　（3）ダイヤモソドの禽威に関する研究　　第8研究グルーフ　A．秋究の8標　　酸化ジルコニウム（ZrO・）およびこれに関する化合物　の腐榊こおける物性から新しい電子材料，耐熱材料等に利用されることを燃し酸化ジルコニウムを中心とし　た綱の安定闘係，単緒搬の剤戎およびその物性，結含，　圃溶体系列等の研究を行なう。　B．研究詳匝蟻　　（／）ZrO雪の禽成に関する荻究㈹水熱合成による巣結1締成の研究　（口〕フラックス法による単結戯育成の研究　バ　粉体および焼繍体の調製研究　H　その他の手法による禽成研究（2）ZrO呂のイヒ含物および固溶体に闘する研究（3）ZrO筥の電気儀導に関する研究（4）拡敵現象に関する研究（5）陽電子消滅法による緒合形式に関する研究（3）　（6）ZrO筥の気相成長に関する研究　第9研究グループA．研究の目標　Nb－0系化合物の強誘電体材料等への利用を期待し，その基礎的物質であるNb．O。をはじめNb－O系化合物の合成，結晶成長，構造解析および各種物性について研究を行なう。B．研究計画　（ユ）Nb－O系化合物の相平衡的研究　（2）Nb・O・の相転移に関する研究　（3）Nb－O系化合物の精製と結晶育成に関する研究　（4）不純物効果に関する研究　第10研究グループA．研究の目標　カルコゲソガラスの光学材料，電子工学材料等への利用を期待L，効果的な成分系によるガラス合成方法を確立し，得られたガラスのガラス状態の研究ならびに各種物性の研究を行なう。B．研究計画　（1）合成方法に関する研究　（2）ガラス合成反応過程に関する研究　（3）ガラス状態に関する研究　（4）物性に関する研究　第11研究グループA．研究の目標　シリカ質材料の品質改善ならびに新しい高温・耐火・耐食材料等への利用を期待し，高純度シリカガラスの合成およびその物佳，シリカガラスの結晶化機構，シリカの多形間の相転移等について研究を行なう。B、研究計画　（1〕高純度シリカガラスの合成および物性に関する研　　究　（2）シリカガラスの結晶化機構に関する研究　（3）シリカ多形間の転移機構に関する研究結晶の最外表面の物理化学的作用にっいて一最近のHω▽a11の書簡から一　結晶の表面における化学結合は，結晶の内都におけるよりも不飽和である。ことに，この不飽和は結晶表面の稜および隅部で著しい。たとえぼ，銀器のイオウによる腐食は銀器の尖った箇所から始まるし，また，古くなった青銅器の相境界に緑青が発生する。これらのマクロな現象は，結晶表面の隅あるいは稜の箇所における化学結合の不飽和，つまり化学的活性によって説明されよ㌦この観点に基づいて理解されるいくつかの物理化学的現象がある。窓ガラスの水による濡れ，あるいは毛細管現象がそれである。多数の研究考が水のガラス面吸着層を研究することによって，水の高分子の存在を，また，その六方晶近似配列を確めた。また，水は固体面で過冷却状態で存在しうる。このことから，スリップ交通事故の原因が説明される場合がある。最近，Stanfordは，レソガが過冷却水を毛管現象的にひどく吸いこむことを見出Lた。この現象は，レソガの霜害の研究にとって重要である（文献1）。　粉体の焼緕でも粉体表面の化学的活性およびそこでの原子の可動性が必要な条件である　（文献2）。焼結粉体に対しては一般に透遇能の大きいX線回折が応用されているので，粉体の半融表面の情報は殆んど得られていなHedvaII教授の近影い。最近のLEED（低速電子回折）法ならぱこの間題を坂り扱い得るかも知れない。　触媒作用は長い問神秘につつまれた作用である。Vo1merもLangmuirもこれを平衡論と反応速度論でもって取扱ったにすぎない。触媒の構造を電子回折によって研究LたYamaguchiの仕事は注目されなけれぱたらない。彼は可変電圧電子回折法によつて粉体触媒の表面と内部構造の差を見出した（文献3）。（4）　落佳表繭に関する研究結果について　すでに約60年も前に，オラソダのCoh6nはCuおよびBi緕艦の表面は，それぞれ70。および75．Cで内部とは無関係に構造変態を示すことを報告している。それから30年たって，私はこれらの変態に際しての表面活性の上昇一rHedva11効果」と一般に呼ぱれている現象を一屍出したoGoetzおよび抽cobsはこのような表繭のみの変態を擬多形変態と呼んでいる（文献4）。粉体を用いた位鰹交換反応と呼ぱれる反応型　　　　WO＋M”XO’M”O＋M’XO血十Qがある。ここでM’O：BaO．SrO，CaO，XOn：CO雪筥■，S04里■，PO｛茗■，SiO呂筥一，Q：正の反応熟o　BaOの場含は約350．Cで，SrOでは約100．Cで，また，CaOでは約500．Cでこれらの交換反応は突燃約に始童る（Verpuffen）これら反応開始の温度は，反応物質の種類にほとんど依存しない。この場合の反応の開始は典型111勺な粉体粒予の表繭効築である。　背のことであるが，Debye，JostおよびC．Wagnerが出席した玉938年のダルムシタットのシソポジウムで，粉体反応の2種の型の機構が結論された。すなわち，固体の表繭での反応逮度は　　　　　　　　伽　　　　　　　　＿一＿＝0　　　　　　　　〃に従って急速に遊み，それに対して緒晶の内部では　　　　　　　　伽　　0　　　　　　　　〃　　　Xに従っておそい拡敵過程でもって反応は進行する。このようにLて，位置交換反応の初期は可動約にして濯栓な表面粒予の挙醐こ帰せられる。　闘体にはつねに異物粒子，澄伝構造，製遼条榊こよってひき起ごされる格予の乱れが存在する。槻度上昇とともに緕晶内の貌れた簡所の濃度と正常な箇所のそれとの間の平衡関係は変化する。この変化は表面でも起り，上言己の第1武には楴子の乱れも参与Lている。　近年，主1鵬1羅の育成が盛んに行なわれている。この場合注意されなけれぱたらないことは，脊成された雌絡1晶がその表面に闘して，Lぱしぱ単結晶侶とを炎っていることである。育成に胤・られる周闘の媒体，フラックスと単締脇との間の反応によって一広義の化学トラソスポートともいえるが一単緒晟表圃は汚染されている。　表繭現象といっても非常に粗大な遜程であるが，家蟹とか橋梁月弓とかの確酸塩構造用材料，また，コソクリートの損傷が間魎である。どこの扇でも，ニヒ木建築工学老はひとしく材料の化学11倣口識にうとい。化学的に異種な材料間の接触傲置が腐食損傷の直接の誘発、叙である。彼らの作った機造物の中にはこのような危険一煮が随所に認められる。電気化学的な電池構成による腐食の促遼は無機材料においても重要であるo　新しいテーマ　私は金属組織学の古くからの姉妹科学としての鉱物あるいは無機組織学に国を向けるべきことを鍵案してきた。これら二つの綱織学は協力して新材料の要求に答えねぱならない。第三番目の姉妹組織学たることを，姉妹というよりは娘に近いが，「プラスチック組織学」を主張している。これらのr三姉妹」がr材料組織学」を形成し，翻⊥隊に対するアルブスの連1工1のように，魅力ある外観を破究者に誇示している。　顧体のどのような表面箇所からも，化学変化が，触媒遇程が，あるいは縞晶生長が始まるかをL肥D湊によって研究可能であろうo　L駆D装置の資料室の真空度は10■omm水銀柱であるoこの莫空条件は酸化，腐食，吸着の闘始が研究される1瞭の条件と岡じである。エピタクシー，すなわち気体分予と縞屍表圃の粒予との間の特殊な親珊欄係もまたLEED法によってアプ胃一チされ得よう。　われわれは，現在新材料に関する箪命期のただ中にある。長い間ただ製造化学白勺な輿蛛をひいたにすぎなかった物質が今や工薬白勺応月毫面を屍細している。原予炉，レダー用構造材料，太陽電池，人工衛歴が材料の特性曲線をもとめているo　以上がHedval1の譲簡（至970－6，5．）の概要である。　He伽aIIの研究傾向について　Hedva1lは彼の著蕾の中で固体反応の歴史約事始めはTh台nard青およびRi㎜mam緑の合成であるといっている（文献5）。ことに前者は分析化学におけるA1検出のための特性反応の生成物であり，酸にもアルカリにも侵され放い背色顔料である。この場合の固体反応は　　　　　　A1里Oヨ十CoO→CoA1筥04で表わされ，CoA120’はスピネル型に近い。この種の固体反応の速度は葬常に緩鰻であるので，例か触媒的なものが必要であった。この時，HedVa1lの「触媒効果」が登場する。　固体反応に参加する圃体の変体温度を中心として反応温度を振動させる時，反正亡；は促避されるoこれがHedvaIi効果である。この場合の圃体の変態は機造変態に隈らない。変態は磁気変態でもよい。特にニッケルの磁気変態一煮3搬C近傍における触媒効果をHedv洲効果と呼ぶ人もいる（文献6X　Hedva1lは，この効果を生物化学反応に対しても適用するo例えぱ，鉄バクテリアによる鉄の腐食の際に，反応容辮を恒綴に保つときには鉄の腐食は殆んど避行しない。反応容辮を室温に放鰹すること（5）によって毎日繰り返される周期1狗撮度変化が与えられたとき，励起されたバクテリアの作用により鉄の腐食は遼行する（文献7）。人間の生体も37．Cのクリチカルた温度を中心として，その体温を振動させるとき活性化される。無機材料も生物体もHedval1効果を受ける限りでは同一物質であるo　液体の水はその沸一煮，氷点等を与えられることによって特佳化され得る。ロソドソの蒸溜水も東京のそれも区別されない。この水を化学武H皇Oで表わすことができる。それに対して，圃体の鉄を特一1坐化するためには，その原鉱石，冶金遜・穆等を掲示しなけれぱならない。固体申につねに楕予欠陥が存在し，それが固体の特淡を左右するからであり，鰯体化合物の一場合にも格予欠陥がつきまとう。Bertho1ietは硫化鉄ピロタイトは化学鐙諭酌な化学武FeSでは表わされないことを主張したoこのことは，固体の格予欠陥の一つの表現である。液体状態の水のように化学擾論酌式によって表現される物質をDaitonにちなんでDaltonideと呼ばれ，ピロタイトのような葬化学鑑論酌な物質はBertho11ideと呼ぱれる。脆dva正1はBertho1王etのパルチザソであったo　　　　　　　　　　文　　　　　　献（！）F．Sta齪ford：Chaimers　Techn．Acta，1970、（2）　H．ぎischmeister　et　a1：　王！th　Internat，Syヱnp、　　“Reactivity　of　So胴s”，p．王95（1960），Amsterdam．（3）S．Yamaguchi：J．Chem．Phys．，27．1114　　（王957）．（在）J，A．HedvaI1：“So1id　State　Chemistry”，p．34　　（王966），Elsevier　Amsterdam、（5）J．A．Hedvan：“Einf舳rung　in　die　Festkδrper－　　chemie”，p－54（！952），Vieweg，Br囲unschweig一（6）H．H．U舳g　et　a1l　J．Electrochen1．Soc．，97，448　　（1950）．（7）J．A．HedvaH：Naturwissenschaften，53，213　　（ユ966）．　Hed柵I1教授に1ついて　Johan　ArvidHedvanは，スェーデソの化学者で，1888年！月18日に生まれ，ウプサラ，ルソトおよびゲッチソゲソ大学に学んでいる。現在はヨテボリエ科大学確酸塩研究所の名誉教授であ机ゲヅチソゲソ大学では，梱偉を金燭学にはじめて導入した化学者であるTammam教授に師難している。Hedva1lは，その時に始めて圃体反応に奥味をもち，Tammam教授に「固体反応の概究は，地獄への道に似ている」といわれたが，以来彼のライフワークとLて固体化学の研究を統けているo　彼は，Tammamにょって創刊された束独の無機化学菊歪蒜些で一ある　Zeitschrift　f凸r　anorganische　u．allgenユeinechemieに彼の学風を維持させており，この雑誌へ掲載する論文の査読を行なっているo彼は，彼のライフワークの集稜として「Ein池hrung　in　die　Festkorperchemie一圏体化学入門一玉952」を著述Lており，その翻訳はHadva三1の好意的な同意にょり■」．1口成人（当研究所総合究官），中1」、1忠行，葡、1」芳夫（いずれも幾研究所客員研究憶，）が行たっているoこの薯作は無機合成化学者の必読の欝といわれている。童たRedV刮I1は，彼のペットテーマである　「Chemie　inDien富t　derArcl1身oIogieBaute－chnik　DenkmeIP丑ege’考古学，権造材料工学，文化財傑存のための化学一1962」を著述し，上記翻訳者により翻訳されているが，彼は古葵術の愛好家でもあるので・この著作は彼の趣味と爽益を兼ねたものであるoこの本には，ガラスの失透を脳折率の響しいポリマーで修理復元することが記・述してあるが，彼はこれを医者が傷口から膿を十分に切除し消毒した後の荊．自薬の塗柳こなぞらえている。このような構築材料の防食，復元などは，将来，無機材質研究のテーマとして考慮する価値があるかもLれない。　Hedval1教授は，物理学諸ではなく，本質的に化学者である。既・述の「Hedva1工効築」は，物理学者の注意を葱いていないが，それは数学1茗勺表式によって表現し難いからである。HedV盆I1は，この効果を経験的に絶対に否定することのでき榊噂突であると童張している。彼のサイエソスにおげる矛法は，岬シアの化学巻P．P・Wei－mamの汲物質コロイド諭に以ており，定鮭的であるけれども包播的である。Weimamのコロイド論の場含は。Einsteinによって粘一二式として数学的に定武化されている。Hedva1工が彼のrHedva1正効果」について鐙子カ学のReisenbergと座談した跨，Heisenbergはこの磁気効果を否定しなカ・っナことい5o（6）外部発表※　投　　稿題　　　　　　　　　　　　目Preperation　of　BaSnSヨ，SrSnSヨand　PbSnSヨat　High　Pre－S昌ure．High　Pressure　Synthesis　of　Pb（B，B’）O且Type　Perovskite．Bestimmung　der　Magneti昌ierungsachse　an　Pulverprobendurch　ElektronenreHexion．スピネル型Fe茗S・の水熱合成に関する注意（結晶の最外表面の物理化学的作用について）SiC結晶作成時のβ一SiCの初期晶出現象E1ectron　State　in　AlN　Studied　by　Compton　Scattering　Mea－Surement．窒化アルミニウムのホイスカーおよび針状結晶の成長機構Bi1dung　von　FeヨS4－FeS2durch　hydrotherma1e　Reaktion．Untersuchung　der　Leitf身higkeit　von　FeヨS仁Filmen　durchE1ektronenref1exion．Synthese　von　Greigit　aus　Mackinawit　und　amorphen　Sch－wefel　durch　EIektronenstrahlen．発　　表　　著山岡信夫，岡井敏藤田武敏，福長脩■⊥1口成人，和田弘昭野崎浩司山口成人，和田弘昭J．A．Hedvau著　山口成人訳猪股吉三，松本精一郎島津正司石井敏彦，佐藤忠夫岩田　稔山口成人，和田弘昭山口成人，和田弘昭野崎浩司堀内繁雄，和田弘昭野口民生誌　　名　　等Mat．Res．BulL5，　p．789　（’70）Mat．Res．Bu11．5，　p．759　（’70）Mes昌technik12，　p．247　（’70）窯業協会誌　79，　1，　p．37　（’71）’防食技術　20，　1，　p．1　（’71）窯業協会誌　79，　1，　p．40　（’71）J．Phy．Soc．Japan　30　1，P．202（’71）鉱物学誌　10，　2，　p，93　（’70）Zeit．anorg．a11ge．Chem－　377，　3，　p，339（’70）0ptik32，4，　p．338　（’71）Naturwissenschaften　57，　！2，　p．670（’70）※　口　　頭題　　　　　　　　　　　　目CaO－Fe里OヨーFeO系の相平衡X線動径分布函数による含アルミナガラスの研究BeOの焼緕機構強誘電体（PbTiO宮）の拡散転移ペロブスカイトーパイロクロア系｛Pb（SnTi）Oヨー。．。｝の化学FeヨS。の格子常数測定VO里の相転移光学顕微鏡による結晶表面構造の観察発　　表　　老木村茂行毛利尚彦松田伸一，松本精一郎池上隆康，鈴木弘茂白崎信一，高橋紘一郎村松国孝　　　　〃山口成人，和田弘昭川田　功，君塚　昇中平光興小松啓学　　会　　等窯業基礎討論会（東京）　　　　〃　　　　〃　　　　〃　　　　〃応用物理学関係連合講演会（東京）　　　　〃日本物理学会（東京）発表日1月28日1月27日　〃　〃　〃3月31日　〃4月8日（7）★MEMO★関連民問研究機関との懇談会の懇談風景　運営会議　1月18日，第30回運営会議が開催され，r昭和46年度予算について」企画課長から説明があり，引続き「第1研究グループ（SiC）の研究現況について」第1研究グループから報告があった。　3月1日，第31回運営会議が開催され，「昭和46年度業務計画」について企画課長および各総合研究官から説明があり，意見の交換が行なわれた。　研究会　3月10日，第2回硫化鉄研究会が開催され，平原栄治東北大学教授から「異常ホール効果」について講演があり討諭が行なわれた。　3月11日，第3回窒化アルミニウム研究会が開催され，上村揚一郎研究員から「AIN薄膜について」，工業技術院電子技術総合研究所伊藤昭夫研究室長からrリアクテイブスパッタリソグによるA1N薄膜について」また，佐多敏之東工大教援からr高温材料の蒸発について」説明があり，討論が行なわれた。　3月18日，第3回焼結研究会が開催され，早川宗八郎東工大教授から「粉体の科学と焼結性について」，鈴木弘茂総合研究官からr酸化物セラミックスの焼結機構に関する新提案」について説明があり，討論が行たわれた。　3月23日，第3回不定比化合物研究会が開催され，「第3研究グループ（VO呈）の研究について」意見の交換が行なわれた。　関連民問研究機関との懇談会　2月25日，関連民間研究所の所長を招き，懇談会を開催し無機材質の研究に関する意見の交換を行ない，当研究所内の見学が行なわれた。　研究本館建設状況　研究本館の建築，機械設備，電気設備の工事は，飛島建設㈱，川本工業㈱，東芝電気工事㈱などがそれぞれ請負い，本年7月31日完成目標に工事を進めている。発　行　日編集・発行昭和46年4月ユ日　　第12号科学技術庁無機材質研究所〒113東京都文京区本駒込2の29の3電話03（944）5371NATIONAL　INSTITUTE　FOR　RESEARCHES　IN　INORGANIC　MATE㎜ALS29－3，2－CHOME，HONKOMAGOME・BUNKYO－KU，TOKYO，113，JAPAN（8）