光励起された電子を無バイアスで一方向に輸送する光起電力型検出器を開発

宮崎 英樹; 間野 高明; 野田 武司; 笠谷 岳士; ハビブラ ユスフ ババナゲリ; 石田 暢之

doi:10.48505/nims.4683

Report 光励起された電子を無バイアスで一方向に輸送する光起電力型検出器を開発

宮崎英樹 (電子・光機能材料研究センター, 物質・材料研究機構) ; 間野高明 (電子・光機能材料研究センター/光学材料分野/半導体エピタキシャル構造グループ, 物質・材料研究機構) ; 野田武司 (電子・光機能材料研究センター, 物質・材料研究機構) ; 笠谷岳士 (電子・光機能材料研究センター, 物質・材料研究機構) ; ハビブラユスフババナゲリ (機能性材料研究拠点/光機能分野/プラズモニクスグループ, 物質・材料研究機構) ; 石田暢之 (マテリアル基盤研究センター/先端解析分野/ナノプローブグループ, 物質・材料研究機構)

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宮崎英樹, 間野高明, 野田武司, 笠谷岳士, ハビブラユスフババナゲリ, 石田暢之. 光励起された電子を無バイアスで一方向に輸送する光起電力型検出器を開発. https://doi.org/10.48505/nims.4683

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(abstract)

光パッチアンテナと融合した量子井戸赤外検出器は、既にHgCdTeを代替可能な性能に達している。本研究ではこれまでの光導電型量子井戸構造に代わり、高温動作やイメージセンサに適した光起電力型量子井戸構造を採用した。高抵抗・低ノイズの新設計量子井戸構造－量子ラチェット検出器－を光アンテナと融合することにより、波長6.4 μｍにて、世界最高レベルの比検出能6.8×1010 cmHz1/2/Wを実現した。春季学術講演会での発表がEditor's Pickに選定されたことによる紹介記事。

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