中西 淳
(高分子・バイオ材料研究センター/バイオ材料分野/メカノバイオロジーグループ, 物質・材料研究機構)
説明:
(abstract)実験室の細胞培養において、液性因子の作用は、溶液中の当該分子の添加量をコントロールすることで達成されるが、ECMや周囲の細胞との相互作用を制御するのには一工夫が必要である。本節で紹介する細胞接着性を光制御できる培養基材はそのための一つの有効な手段である。基質との生化学的な相互作用が惹起するシグナル伝達のみならず、メカノバイオロジー応答の分析にも好適な材料である。特に、光の高い時間・空間制御能を利用すれば、細胞を望みの位置に、しかも指定した幾何学形状で接着させることや、また、光照射と細胞播種を繰り返すことで、異なる種類の細胞を配列してそれらの間での細胞間相互作用を制御することもできる5)。さらに、細胞を指定した領域に付着させた後に、その接着領域を拡張することで、細胞移動を誘導することもできる。ここでは、我々が開発してきた光応答基板を用いた細胞接着の制御法について、その作動原理、基板の作製方法、また細胞移動の誘導の解析への応用例について紹介する。
権利情報:
キーワード: 細胞接着, パターニング, 光応答, 細胞移動
刊行年月日: 2024-09-30
出版者: 株式会社 技術情報協会
掲載誌:
研究助成金:
原稿種別: 査読前原稿 (Author's original)
MDR DOI: https://doi.org/10.48505/nims.5194
公開URL: https://www.gijutu.co.jp/doc/b_2262.htm
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連絡先:
更新時刻: 2024-12-21 12:30:35 +0900
MDRでの公開時刻: 2024-12-21 12:30:36 +0900