大熊 学
(構造材料研究センター/材料創製分野/セラミックス基複合材料グループ, 物質・材料研究機構)
Description:
(abstract)近年、大型放射光施設SPring-8(BL20XU)において、マイクロトモグラフィー(マイクロCT)とナノトモグラフィー(ナノCT)を組み合わせた放射光X線マルチスケールCTの発達により、欠陥を3Dで可視化し、それらがプロセス中にどのように形成されるかをより深く理解することが可能になった。X線CTを通じて得られた知見は、各加工工程における物理的メカニズムを理解し、プロセスを制御するための要因を特定する上で不可欠である。また、計算材料モデルやシミュレーションの開発および検証にも必要とされている。本研究では、放射光X線マルチスケールCTを用いて、テープキャスト法によるアルミナ積層体の焼結における微細構造の進展を調査した。アルミナをモデル材料とし、最適化されていない条件下で処理された積層体に発生するさまざまな欠陥の寸法、形状、および空間分布を解析した。 その結果、観察された欠陥の特性が明らかになり、プロセス条件の最適化に向けた新たな知見が得られた。
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Date published: 2025-09-01
Publisher: 耐火物技術協会
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Manuscript type: Publisher's version (Version of record)
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First published URL: https://www.tarj.org/journal/taikabutsushi/2025-9/
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Updated at: 2025-09-04 14:40:12 +0900
Published on MDR: 2025-09-04 16:19:18 +0900
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