江口 琉斗
(エネルギー・環境材料研究センター/電池材料分野/環境制御観察グループ, 物質・材料研究機構)
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Yu Wen
(先端材料解析研究拠点/原子構造物性分野/実働環境計測技術開発グループ, 物質・材料研究機構)
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橋本 綾子
(エネルギー・環境材料研究センター/電池材料分野/環境制御観察グループ, 物質・材料研究機構)
説明:
(abstract)近年、パーシステントホモロジー(PH)という数学的な枠組みによって、原子スケールからナノスケールといった幅広いスケールで材料構造情報の定量化が可能になった。PHでは、データ内の「穴」構造の生成・消滅のスケールとそれらの頻度を2次元ヒストグラムに示した、パーシステント図(PD)によって構造が表現される。本研究では、PHを走査型透過電子顕微鏡(STEM)画像へ適用した。一般的に、PD解析においては次元削減により構造情報が抽出されるが、本研究では解釈性を高めるため、PDから直接的に解釈可能な特徴量を抽出し、それらによる構造評価を行った。
対象画像データはPtとCeO2の2相複合材料のSTEM像である。この材料は合成条件 (温度・CO/O2ガス雰囲気)によって迷路状構造や縞状の異なる形態を示す。STEM画像は2値化処理した後、CeO2相に注目してPD解析した。
0次のPDからはCeO2のドメインの数・縞の幅や長さ、1次のPDからはCeO2のリング・湾状構造の個数情報を特徴量として抽出できた。それら特徴量を用いたランダムフォレストによる画像分類の結果、CeO2の縞の幅と湾状構造の個数が重要な特徴量であることが分かった。更に、これら2つの特徴量で散布図を作成することで、Fig.1のようにPt/CeO2の微細構造が合成条件ごとに分類可能であることが分かった。つまり、本研究で抽出した解釈可能な特徴量は構造評価に有効に働き、さらには物理的な議論にも有効であることが示唆された。
権利情報:
キーワード: persistent homology
会議:
2024年第85回応用物理学会秋季学術講演会
(2024-09-16 - 2024-09-20)
研究助成金:
原稿種別: 論文以外のデータ
MDR DOI: https://doi.org/10.48505/nims.5045
公開URL:
関連資料:
その他の識別子:
連絡先:
更新時刻: 2024-11-28 16:31:30 +0900
MDRでの公開時刻: 2024-11-28 16:31:30 +0900
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abstract.doc
(サムネイル)
application/msword |
サイズ | 570KB | 詳細 |